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ファイトカード

高田総統劇場

 「落ち着け、インリン!」。バルコニーに高田総統が降臨だ。インリン様も、場外で立っているボノを置き去りにしてバルコニーに移動した。

 「新年早々、おだやかじゃないな。んん? 我こそが高田モンスター軍総統、そしてハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と高田総統が自己紹介。会場からは大きな「総統」コールが巻き起こるが、それどころではないとばかりに高田総統がさえぎる。インリン様に「お前は少しばかり、ボノに厳しすぎるんじゃないか?」と、声をかける。インリン様は、「いいえ、総統。一人前のモンスターになるには、厳しくしつけなくてはいけませんわ」と高田総統に言い返すと、続けてボノに矛先を向ける。「ボノ! 甘えるのもいい加減にしなさい! お前みたいな泣き虫は、モンスター軍に必要ないわ!」。高田総統の訴えは、図らずもやぶへびだったようだ。

 高田総統は「“泣き虫”は言い過ぎだぞ。言葉は選びたまえ!」と、なぜか“泣き虫”という言葉に敏感に反応。そして、「お前はモンスター軍に必要だ」とボノをなだめにかかる。しかし、遂にボノの感情も爆発! 「もう、ボノはおうちに帰らない!」と宣言すると、さらにインリン様に向かっては、「クソババア!!」と暴言まで吐く始末だ。これにはさすがのインリン様も「どこでそんな汚い言葉を覚えたの!」と、動揺の色を隠せない。ここで、リングで見ていたHGが「セイセイ……。お取り込み中セイですけど、親子げんかは家に帰ってやってもらえないですかね。こっちも言いたいことが山ほどあるんですよ」と、口を挟む。するとゆっくり振り返ったボノはHGをにらみつけながら、「いま大事な話してるから入ってくんな!」と一蹴。HGは、ボノのあまりの迫力に素直に引き下がった。インリン様は、「やっぱり、お前はあの男の血を引いているのね……。もう勝手にしなさい!」と金切り声を上げ立ち去ってしまった。

 次は川田が、ボノにややきつめの忠告。「おい、ボノ! お前、親に向かってなんてこと言うんだよ! いつまでもワガママばっか言ってんじゃねえよ!」。しかし、ボノは「うっせ〜よ! 栃木のいなかっぺ!」とやり返す。もう、言いたい放題だ。「いなかっぺ!? カッチーン!」。川田は憤慨するが、それを高田総統が制止して、ボノに優しく注意する。「ボノ。パパに会えないお前の寂しい気持ちは、よく分かる。しかしだ。たった一人で懸命にお前を育てようとしているママの気持ちも少しは理解しなきゃダメじゃないか。分かるだろう?」。しかし、ボノは、あろうことか「うっせ〜、バ〜カッ! バカ田総統!!」と、とうとう高田総統にまで牙をむいてしまった。高田総統はよっぽどビックリしたのか、「バ、バカ田だと!? カッチーン!!」と、思わず川田のセリフを横取りだ。「俺の決めゼリフ、勝手に使わないでくださいよ」と川田。「今、そんなことどうでもいいだろ!」と高田総統。まるで子供のケンカだ。

 ここで、しびれを切らしたTAJIRIも口を挟む。「あの! HGも言いましたけど、身内でモメるのやめてもらえませんか? ハッスルっていうのは、ハッスル軍と高田モンスター軍が織り成す壮大なるファイティングオペラなんですから。ぼくらを置き去りにされるのは困っちゃうですよね〜」。するとボノは、「どいつもこいつもバカばっかりだ! もうモンスター軍、辞めてやる!」と吐き捨て、会場の外へと走り去ってしまった。

 高田総統は「仕方のない奴だな。しかし、いくら子供とはいえ、私に盾突くことは断じて許さん。もしも、奴がこのまま家出をしたならば、モンスター軍の掟を破ったと見なしてもいいだろう」と、厳しく言い放つと、リングのハッスル軍に視線を移す。「アホの坂田君は、足が痛くて仕方がないようだが、来月はこんなもんで済むと思ったら大間違いだ。次の2月シリーズから、これでもか〜、これでもか、これでもか〜、これでもか、と全身を粉々にしてやるから、よ〜〜〜く覚えておきたまえ!」。これだけ言い残し、高田総統とモンスター軍一同は退場したのであった。

 リングでは「坂田さんの足は大丈夫ですかね」とTAJIRI。HGは「正直、今日は試合に出られる状態じゃなかったんですよ。私も止めたんですが、言うことを聞く様な人ではないですからね」と、表情を曇らせる。それを聞いて、「坂田さんがいなくなったら、ますますプレッシャーがきつくなるじゃないですか……」と自分の身を案じているRGに、HGが「RG! 坂田さんがいようがいまいがお前へのダメージは変わらないから安心しろ! これまで坂田さんに寄りかかってきた分、今度は俺たちが命がけでハッスル軍を守る番だろ!」と一喝。これにはRGも、「分かりました。お役に立てないかもしれませんが、僕も身体を張ってモンスター軍を食い止めます」と反省の色を見せ、モンスター軍迎撃に意気込みを見せた。TAJIRIによると武者修行に行っているという天龍源一郎もパワーアップして帰ってくるという。これで、ようやくハッスル軍は一致団結だ。最後はHGが締めのあいさつ。恒例の「3、2、1、ハッスル、ハッスル! フォー!!」で大会に幕を下ろした。

メインハッスル

9分51秒 Dear 棚橋

 モンスター軍の司令室で、ふて腐れて座り込むボノちゃん。そして無理矢理、起こそうとするアン・ジョー司令長官。遠巻きでその様子を見ているサップは、やれやれといった表情だ。
 「ボノちゃん、試合できない!」。意地でも動かないボノちゃんに、手こずる司令長官はサップに助けを求める。しかしその時、母・インリン様が登場。インリン様は「ボノ! いい加減にしなさい! いつまでそんなワガママ言ってるの! 早く試合に行きなさい!!」と、ボノをムチで叩きまわすではないか。サップと司令長官は若干、ヒキ気味だ。
 「痛いよ、痛いよ!」とボノ。さらにインリン様は「言うことを聞かないとちゃんこ抜きよ!」とダメ押しだ。ボノにとってはこれが一番ショック。「分かったよ。行けばいいんだろ〜」。ボノはようやく立ち上がり、大きい体をユッサユッサと揺らしながらリングへと向かうのであった。

閉じる ハッスル軍の待ち受けるリングにモンスター軍はサップのテーマ曲に乗って登場。しかし、リングに入っても、ボノはリングの外を向いてスネている。その代わり、ゴングが鳴るとまずはサップがエンジン全開だ。前回の名古屋大会で葬った坂田をヘッドロックで思いっきり絞め上げると、肉弾タックルで大きく吹っ飛ばす。そして、嫌がるボノに無理矢理タッチだ。しかし、ボノはふくれっ面で何もせずに司令長官にタッチ。まだまだご機嫌斜めのようだ。そのボノからタッチを受けた司令長官は坂田から足にエルボーを食らうと、HGにはドロップキック、ローリングソバットをぶち込まれる。そして、HGのペニスウォッシュで悶絶だ。そんな状況でもボノは口を尖らせてスネたまま。これで自軍が有利と見たRGが、ノコノコとリングに登場する。しかし、RGにやられる司令長官ではない、RGの指を掴むと、指折り攻撃、ロープに指の股を叩き付ける荒技を披露する。さらに指の股をロープで擦り付けると、今度はRGの頭をマットに擦り付けてから、頭頂部を軸にしての回転コマ回しだ。続いてはサップがRGをいたぶる。RGの頭を掴んで上下に揺さぶると、アメフトタックルで圧殺。そして、ボノにタッチを試みる。ところが、ボノは背を向けて、エプロンに座り試合を拒否だ。ならばと、構わずRGを攻め立てるサップ。背中に張り手をかまして、大きく吹っ飛ばしてみせる。しかし、ハッスル軍も坂田とHGが2人がかりの攻撃で反撃。サップの巨体を2人がかりのブレーンバスターで投げ飛ばして見せた。そして、坂田がサップを腕固めに捕らえる。だが、サップはこれを力ずくで脱出すると、HGをラリアットで場外に叩き落とす。そして、坂田には負傷箇所である足目がけてボディプレスを投下だ。一方的になり始めたかと思われたが、坂田もヒザを立ててサップの続くボディプレスを防御。土手っ腹にヒザはサップの泣き所か? 悶絶するサップはボノに助けを求めるが、ボノは相変わらずリングに背を向けている。さすがにここでインリン様も登場し、ボノを叱り始めた。しかし、それでもボノは動こうとしない。これに業を煮やしたサップがなんとエプロンサイドに座っているボノ目がけてアメフトタックル! この荒療治が功を奏したか、ようやくボノは立ち上がりリングインだ。ところが、ボノが睨み付けたのはやはりサップ! ボノとサップ、2人の巨大モンスターが遂にリングで乱闘を開始した。ド迫力でぶつかり合い、エルボー、チョップの攻防を繰り広げるサップとボノ。この非常事態に司令長官が2人の間に入って、なだめにかかる。だが、サップとボノが構わずボディアタックを発射したため、間に入っていた司令長官は2人の巨体でサンドイッチ! これで司令長官は戦線離脱だ。しかし、なおも乱闘を繰り広げるサップとボノ。ここでサップがボノの巨体をバックドロップで投げてみせる。自身の体重も加わった衝撃で、さすがのボノもマットに大の字だ。と、ここでチャンスと見たHGがサップの足を引っ張って、リング外に連れ出す。そして、その隙にRGがRGプレスを投下! これをボノも返すことができず、なんとRGがボノからまさかの3カウントを奪ってしまった。


 ボノのワガママが原因でハッスル軍に敗北したモンスター軍。この結果にインリン様は激高し、ボノに蹴りを見舞う。さらにムチで滅多打ちだ。あまりの形相に怯え、うずくまるボノ。あまりの仕打ちにサップの怒りはどこかへ飛んでいったようだ。司令長官も思わず、インリン様を止めに入るが、インリン様の怒りは収まらない。

 すると、高田総統の声が響き渡る。「落ち着け、インリン!」


セミハッスル

11分01秒 超新星プレス

 高田総統、インリン様、モンスター・ボノ、その他バラエティー豊かなモンスターの数々……。世界、いや銀河系に類を見ない超個性集団、それが高田モンスター軍だ。
 そんな中、己の殻を破ることができず、イマイチ伸び悩む1人のモンスターが……。それはモンスター軍が誇る長身ハッスラー、ジャイアント・バボ! 2006年、ハッスルオーディションでドラフト1位指名を勝ち取ったバボだったが、肝心の試合では結果を出せず……。ここ数ヵ月は、プロレスデビュー戦となる池谷銀牙などに連戦連敗が続いた。挙げ句の果てに1・13『ハッスル27』(愛知県体育館)でRGに敗れたバボは、ついにアン・ジョー司令長官の逆鱗に触れてしまった。
 「モンスター軍入りして2年も経つのに、ユーはなんにも成長してないじゃないデスカ〜!!」。アン・ジョー司令長官は、この試合でバボを突き放すことを決意。さらにこの試合の内容次第でなんらかのペナルティを科す構えを見せた。
 身体はでかいが気は小さい。果たしてバボは、殻をブチ破り、真のモンスターに生まれ変われるのか!?

 モンスター軍の司令室では、ため息をつき悩んでいる様子のバボの姿が。そこに登場したのは島田二等兵。「おう、バボ! なにため息ついてんだよ!」と声をかける。
 バボは「島田さん……。実はぼく、この間の名古屋でRGに負けちゃって、司令長官からメチャクチャ怒られたんですよぉ。『いっぺん本気で生まれ変われ!』って言われたんですけど、どうしたらいいんですかねぇ」と島田に相談。「同期なんてIWGPだぞ? そんなんだから司令長官に怒られるんだよ」とぼやきつつ、「そうだな〜?」と考える島田。なかなか、優しいところがあるではないか。ややあって、「あ、アイツ見習えよ!」と島田が指を指したのは、鏡の前でポーズを取っているレネだ。「今のお前に足りないのは自信だよ、自信! レネ見てみろ、自信の塊じゃねえか!」。言ってることはもっともだ。島田がレネに声をかける。「アー・ユー・イチバーン?」。するとレネは、「ああ、この世でもっとも美しく、そして強い男。それが俺、レネ・ボナパルトさ」と即答。「な、レネ見習って少しは自信つけろ!」と島田。「レネみたいに……。レネみたいにか……」とブツブツ言いながら司令室を出て行くバボと、それを見送る島田とレネであった。

閉じる 先に入場してきたのはハッスル軍のTAJIRI&KUSHIDAの師弟コンビ。リング上でバボとレネを待ち受ける。続いてはバボ&レネの入場だ。場内にはレネのテーマ曲が鳴り響く。まずはレネがマッチョボディを白いガウンに包んで優雅に登場。そして、その背後からもう一人、レネ風の男が出て来るではないか。なんと、その正体はレネ風のコスチュームを着込んだバボ改め、レネ・バボナパルトだ! バボナパルトはレネを見習うように、自分に酔いしれながら入場。カメラの前では髪の毛を直し、レネと同じポーズをコーナーでややぎこちないながらも決めて見せた。そして、ようやく試合開始だ。まずはレネとTAJIRIの先発でスタート。レネはドロップキックを食らわしてTAJIRIに先制。ポーズを決めながらバボナパルトにタッチする。いよいよ登場となったバボナパルトはポーズを決めたり、スクワット、靴ひも結びとレネのパフォーマンスをいちいちパクッていく。しかし、場内のお客さんはブーイングだ。そうこうしているうちに、KUSHIDAにはアームドラッグで投げられまくり、顔面にドロップキックを食らってしまう始末。まるでいいところなしで、レネとタッチした。一方のレネは迫力満点の動きでKUSHIDAを翻弄。ロープから返ってきたところをカウンターでリフトアップして見せると、さらにボディスラムで強烈に叩き付けて見せた。そして、再びバボナパルトにタッチ。しかし、気取ってばかりのバボナパルトは、すぐにKUSHIDAのドロップキックで悶絶すると、続けてリング下に転落させられてしまった。業を煮やしたレネはバボナパルトと2人でTAJIRI&KUSHIDAに襲いかかる。だが、師弟コンビの連係のほうが明らかに上。あっという間に逆襲されると、レネはダブルドロップキックで場外に落とされてしまった。ならばと、1人で闘うバボナパルト。ようやく波に乗り始めたか、レネ風の気取ったパンチでKUSHIDAを追い込んでいく。しかし、調子に乗りすぎてコーナーにいたTAJIRIに背後から蹴りを食らって動きを止められてしまう。そのTAJIRIからはハンドスプリング式エルボーを食らい、KUSHIDAからもその場飛びのムーンサルトプレスを浴びせられたバボナパルト。不甲斐ないバボナパルトに、レネはKUSHIDAにラリアットを食らわせてアシストだ。こうなると形勢逆転。KUSHIDAの背中に強烈なキックを叩き込んで、バボナパルトが攻めやすいようにして見せる。そして、レネとバボナパルトは交代交代でKUSHIDAを攻め立てる。しかし、レネの動きを真似てもバボナパルトの攻撃は上手くいかない。あっさりとKUSHIDAから延髄斬りの反撃を受けて悶絶だ。ならばと、レネがKUSHIDAの足を引っ張るが、ここでKUSHIDAが再び延髄斬り。しかも、これがバボナパルトに誤爆してしまう始末。もう、どうしようもないバボナパルトだが、それでもレネはお膳立てを整える。KUSHIDAをリング中央で寝かせたレネ。とすると、あの技だ。レネに促されて、バボナパルトはレネばりに大きく手を広げてステップを披露。十分に溜を作ってから、一気にフィストドロップを投下だ。だが、これはやっぱり自爆。続く攻撃もレネに誤爆してしまい、遂にレネもバボナパルトに対して怒りを見せる。ところが、堪忍袋の緒が切れたのはバボナパルトのほうだった! 「やってられん!」と叫んだバボナパルトは元のバボに戻って、迫力満点のスープレックス、ニーリフトでTAJIRI&KUSHIDAを蹴散らす。そして、バックステージに戻るとバレーボールを持参。これでKUSHIDAを叩きのめしにかかった。ところが! なんとこのバレーボールがまたもレネに誤爆! この隙にTAJIRIのグリーンミストを浴びせられたバボナパルトは、KUSHIDAの超新星プレスで3カウントを奪われてしまったのだった。

 落胆した表情のアン・ジョー司令長官が登場。そしてエプロンに上がるなり、「ヘイ、バボ……! 散々、考えた抜いた末がこれかよ!! なんデスカ、レネ・バボナパルトって!! 見習えとは言ったけど丸々パクれとは言ってないだろ!! どんだけ浅はかなんデスカ! ユーはまれに見る大馬鹿野郎デ〜ス!」とまくし立てた。レネも続く。「ユー・アー・チキンハート! ユー・アー・バカー!」。言葉をなくしコーナーポストにもたれかかるバボに、アン・ジョー司令長官は、「さっきの試合でモンスター軍見習いに欠員ができマシタ。このままだとバボ! 見習いに格下げしマスヨ! いいや、場合によってはクビデ〜ス! しっかり反省しナサ〜イ!!」と言い渡し、退場した。1人リングに残されたバボは、重い足取りで司令長官のあとを追うのであった。


第2ハッスル

10分11秒 PK

 2008年、ハッスル軍の若頭が決起する! 高田総統による完全支配体制の中、昨年後半から目覚ましい活躍を見せたハッスル軍。中でも驚愕の活躍を見せたのが、『ハッスル・マニア2007』で最強キャラ・エスペランサーを撃破した坂田亘だ。この坂田の弟分、つまり「小池の旦那の弟分」として、長きに渡り坂田のサポート役に徹してきたのが崔領二。その崔がいよいよ兄貴の下を巣立つべく、アクションを起こした!

 崔は4日前の『ハッスル27』で川田と一歩も引かぬ激闘を展開。試合は、川田が崔のパートナー・KUSHIDAから貫禄のフォール勝ちを奪った。これに納得のいかない崔は、なんと試合後、上機嫌で歌おうとしていた川田を妨害! 会場からの「空気を読め!」の大ブーイングにも屈せず、川田にシングル戦を直訴した。「俺は今まで兄貴におんぶに抱っこやった。今年は兄貴の力になれるようにがんばりますから!」。崔は、川田の牙城を崩すことができるのか……!?

閉じる 先に入場してきた崔は、リングに上がろうとする川田の前に仁王立ち。早くも気合い満点だ。そして、闘いのゴングが鳴る! ゴングと同時に勢いよく突っ込んだ崔だったが、川田はこれをヒザ蹴りで迎撃。さらにフロントハイキックを食らわすと、チョップ、串刺し式のフロントハイキックで一気呵成に攻め込んでいく。しかし、崔も歯を食いしばってチョップ攻撃で反撃。川田とチョップ合戦を繰り広げて見せた。だがこれで押され気味の崔は、続いてショルダータックルで川田を倒しにかかる。リングの中央でこれを余裕で受け止める川田。ならばと崔は、エルボーの連打を食らわせてからショルダータックルをぶちかまし、ようやく川田を倒したのだった。一方の川田も場外戦で崔に反撃だ。まずは崔は床に思い切り叩き付けると、鉄柵にぶつけた川田。そして、鉄柵際で崔の上半身がこれでもかと仰け反る程の逆水平チョップを食らわしたのだった。続いて、リングに崔を戻した川田は、タップリと痛めつけてから後頭部を踏み付けてからの逆片エビ固めを敢行。崔がこれを逃れると、今度は弓矢固めで追い打ちをかける。だが、崔も「もっと来てみろ!」と叫びながらチョップで反撃。そんな崔に対して、川田は容赦なくダンシングドールキックをお見舞いだ。さらに、足に食らいついてくる崔をヒザ蹴りで悶絶させると、背中目がけてサッカーボールキックを炸裂させる。それでも勝負を諦めない崔に対して、ミドルキックの連打、顔面へのステップキックを連打していく川田。だが、必死の崔は遂に川田の蹴り足をキャッチ! すかさずドラゴンスクリューで足を捻ると、今度はカウンターでレッグラリアットを叩き込む。さらに、ミサイルキックと続けて、ジャーマンの体勢に入った崔。だが、川田はこれをオーバーヘッドキックで切り返すと、またもやヒザ蹴りで崔の体を浮かせる。グロッキー状態の崔もなりふり構わず、ヒザ立ちのまま張り手を振るってくるが、川田はこれをうるさいとばかりに蹴り倒して、威力抜群の垂直落下式ブレーンバスターだ。しかし、崔はこれを食らってもカウント2でキックアウト。体はフラフラながら、キックによる反撃を試みる。そんな崔を川田はスピンキックでなぎ倒すと、最後は倒れた崔の首筋にローキック! 粘る崔の息の根を止めた。

 川田は息を切らしながらも、「お前名古屋でデッケー口を叩いた割には、全然大したことねえな。そういうところが、アホの坂田そっくりだよ。いいか? お前と俺とじゃ、試合にしても、歌にしても、月とスッポンなんだよ!」と崔に勝ち誇って見せた。青息吐息の崔だったがこれには、「ちょっと待てや! 確かに今日は負けたけどな……。歌では1回も勝負してへんやろ! 前から言おうと思ってたけどな、お前おもろないんじゃ! 歌も笑いのセンスも、お前より俺のほうが上じゃ!」と噛みつく。しかし、これを川田が蹴りで一蹴。さらに「そこまで言うなら、俺の芸人としての底力、お前に見せてやるよ!」と吐き捨て去っていった。その強さを試合でキッチリ証明したことは確かだが、“芸人としての”という言葉には疑問符が残る。川田はこの先、どうなってしまうのか?


第1ハッスル

7分21秒 回転エビ固め

 昨年来、高田モンスター軍に入るため、査定試合にチャレンジし続けたキンターマンとクロダーマン。負けても負けても立ち上がり、“見習い”という肩書きこそ付くものの、その苦労は11・25『ハッスル・マニア2007』(横浜アリーナ)でようやく実を結んだ。
 しかし! 事件は大晦日の夜に起きた……。『ハッスル祭り2007』、ダイナマイト・ハードコア・ハッスル・ウェポンマッチでのこと。大当たりウェポン、ミルコ・クロコップの右ハイキックをまともに喰らったキンターマンは、その場に卒倒。そのダメージは、キックを放ったミルコ自身も心配するほどだった。
 そして1・13『ハッスル27』(愛知県体育館)も大成功に終わった1月15日、カード発表記者会見にクロダーマンが姿を現した。クロダーマンは、マッコリお土産作戦で見事、島田二等兵のハートをつかみ、今大会のキップを手に入れた。しかし、2人には司令長官から条件が突きつけられた。今回の試合、つまり、グレート・サスケと\(^o^)/チエに勝てなければ、モンスター軍を追放となってしまうのだ。モンスター軍見習いの2人は、今夜、快勝して正式入団の道を開けるのか? それともまたもや宙ぶらりん生活に逆戻りか……!?

閉じる お馴染みのブリブラダンスで登場したキンターマン&クロダーマン。まずはキンターマンがチエと対戦だ。ミルコのハイキックによるダメージが心配されるキンターマンだが、早速、フランケンシュタイナーを決めると、チエの背中にサッカーボールキックをお見舞いする。しかし、これを見たサスケが、「女の子ですよ!」とクレーム! 一方のキンターマンは、「なら、最初に女の子出すな!」と言い返したのであった。続いては、そのサスケとクロダーマンの対戦。ラ・ケプラーダを決めようとしたサスケの足をクロダーマンは引っ張ると、そのまま場外に連行だ。そして、南側の席の通路まで連れて行くと、走り込んでのラリアットを2発炸裂させる。一方、リングに残っていたキンターマンもチエを場外に連行。得意のテーブルを出して、チエをいたぶりにかかる。しかし、チエは逆にキンターマンをテーブルに叩き付けて、この場外戦を制して見せた。そして、リングに戻ってきたクロダーマンにはドロップキックだ。しかし、さすがに1人では無理がある。クロダーマンのラリアットで動きを止められると、キンターマンからはサソリ固めで下半身をいたぶられる。さらに、クロダーマンにもう一丁エルボー、キンターマンのセカンドロープからのムーンサルトプレスまで被弾してしまう。だが、必死にキックをキンターマンに食らわして、このピンチから脱出。すると、サスケが先程の場外戦での屈辱を晴らさんとばかりに、得意の空中殺法でキンターマン&クロダーマンを追い詰めていく。だが、キンターマン&クロダーマンもすぐさま反撃。コーナーに上ったサスケを捕らえて、クロダーマンがクロダーマンカッターを食らわせた。一方のハッスル軍もチエがバンザイパンチと見せかけてのハイキックでキンターマンにダメージを負わせる。大晦日の残像が残るキンターマンにとっては、精神的にもきつい技だろう。いったんは反撃を試みたキンターマン&クロダーマン。だが、これ以上、挽回することができず、サスケの回転エビ固めとチエのドロップキックの合体技でキンターマンが3カウントを喫した。


 大事な大事な試合を落としてしまったキンターマンとクロダーマンに島田二等兵が声をかける。「おい! 今日をもって、お前らはモンスター軍の見習い期間終了だ! 今までご苦労だったな!!」。すると2人は、「え? ということは……(クロダーマン)」、「晴れて正式入団ということでげすね!?(キンターマン)」と見事なボケっぷりを見せる。島田は「お前らバカか! クビだよ、クビ! 今日をもって、お前らはクビだ!」と改めて解雇通告を言い渡す。「そんな……! わてら行くとこないんですわ。なんでもしますからモンスター軍に置いてください!」と、島田に追いすがるキンターマンとクロダーマンだが、島田はさらに『ハッスル27』をサボって他団体に出ていたことを責め立てる。
 その様子にあきれたサスケが「コラ島田! 権力を盾に威張るのはやめなさい!」と介入。仲裁しようとするが、島田は「汚職議員は黙ってろ!」と聞く耳を持たない。結局、「汚職議員じゃありましぇん!」と弁解するだけのサスケを尻目に島田はリングをあとにした。

 「もう終わりや……。ミルコに蹴られて死にそうになって、モンスター軍をクビになって……。踏んだり蹴られたりや!」と、立ちつくすキンターマン。サスケが「モンスター軍に入らなくても、他に道はいくらでもあるでしょう!」と励まそうとするが、茫然自失のキンターマンから「やかましいわ、汚職議員!」と逆に罵倒されてしまう。そして、キンターマンとクロダーマンは、「今夜はやけ酒や!」と退場。
 第3者にも関わらず、島田とキンターマンから罵声を浴びせられたサスケ。最後は、チエにまで「先生は、汚職議員なんですか?」と勘ぐられる始末であった。


オープニング劇場

 オープニングには、名古屋に続いて島田二等兵とアン・ジョー司令長官を引き連れたインリン様が登場。インリン様が自己紹介すると会場からは大「インリン様」コールが巻き起こる。島田二等兵が大興奮の観客を軽くあしらうと、3人はボノの話題へ。

 司令長官が、「名古屋で叱られて以来、すっかりボノちゃんの元気がなくなってしまったように思うんデス」と気にかけている。しかしインリン様は、「放っておけばいいわ!」とバッサリ。さらに「あなたたちが、そうやってチヤホヤするから、あの子がワガママに育ってしまうのよ。立派なモンスターに育てる為に厳しくする必要があるわ」と言い放った。
 「でも、ボノちゃんはわがままを言ってる訳ではないと思うんデス。パパに会いたいと思うのは自然な気持ちなのでは……」。食い下がる司令長官をインリン様は、「アン! あなた、ダボハゼのクセに、私に意見する気なの? いつからそんなに偉くなったのかしら!」とにらみつけた。ハッと我に返り、「出しゃばりすぎマシタ! 申し訳ありマセン!!」と平謝りの司令長官。調子に乗って「そうですよ司令長官! インリン様には、インリン様の教育方針ってものがあるんですから! ねえ、インリン様」と、ご機嫌取りに必死の島田にも「カメムシは黙ってなさい!」とインリン様はピシャリだ。

 ボノの話題を終わらせたインリン様は、「私からお年玉をプレゼントしてあげるわ」と、しんみりムードを一変させた。お年玉とは、もちろんM字ビターンだ。島田の「M字ビターンが見たいか!?」の問いかけに観客はもちろん鼻の下を伸ばして「見た〜い!」と応える。リングにはM字台が用意され、準備万端整うと、アン・ジョー司令長官がインリン様の代わりになってお手本を見せる。観客もその気になって大盛り上がりだ。そして本番。「それじゃあ行くわよ! 3、2、1、モンスター!!」。後楽園では久々となるインリン様のM字ビターンが炸裂だ! お年玉に大興奮のファンからの鳴りやまぬ声援を受けながら、3人はリングをあとにした。


オープニングムービー

 『大みそかハッスル祭り2007』の余韻冷めやらぬ中、開幕したハッスル2008年シリーズ! ハッスルに、正月気分は微塵もなし。新年早々、波乱の幕開けとなった。

 『大みそかハッスル祭り2007』で、父親グレート・ムタと感動の初対面を果たしたモンスター・ボノ。ボノはそれ以来、「パパに会いたい」と思いを募らせてきた。しかし母・インリン様は、今後ムタとボノの接触を一切絶つことを決断。女手一つで立派なモンスターに育てることを決意したのだった。

 そして、そんな2人の行き違いが発端となり、1・13『ハッスル27』(愛知県体育館)では、とうとう事件が起きた……! 「ボクだって生まれたくて生まれたんじゃないよ!!」。思わず口走ってしまったボノに、インリン様がムチをふるったのだ。「ぶったな!? ママのバカ!! ママなんか大嫌いよ!!」と、会場から姿を消してしまったボノ。本大会では、サップ、アン・ジョー司令長官と組んで、ハッスル軍の坂田亘&HG&RGとの対戦が決定しているが……。波乱の予感満載の1月シリーズ最終戦、いよいよ開幕!!


前説

 本日も、ハッスル軍若手コンビ、KUSHIDAと\(^o^)/チエがダッシュでリングに登場! 2人は自己紹介を済ませると、いつものように観客に観戦上の諸注意を説明だ。「ハッスル軍の登場には大きな歓声を、モンスター軍の登場には大きなブーイングをお願いします」と、観客とともに一通り練習する。続いてかけ声マッチの練習だ。崔領二を例に、KUSHIDAがチエにエルボーを浴びせる。さすが後楽園の観客は慣れたもの、「ジャン! ジャン! ジャン! う〜〜〜ジャン!!」と大きな声で応えた。

 と、ここでジャイアント・バボが乱入。「お前らのしゃべりはしょっぱいな! もっと上手く出来のんか? アホ!」とリングに割り込む。「それはこっちのセリフだよ! 今日は噛まずにちゃんとできるかな?」とKUSHIDA。チエも「お前、アン・ジョー司令長官に怒られて泣いたらしいな!」とからかう。「やかましいわ、アホ!」と2人を押しのけたバボは、「総統」コールと「インリン様」コールの練習だ。観客の大きなコールを聞いたバボは、「ええ感じや! テンション上がってきた!」と大満足しつつリングをあとにした。役目を果たしたKUSHIDAとチエも、「開演までいましばらくお待ちください!」と、リングを引き上げたのだった。