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ファイトカード

メインハッスル〜インリン様ファイナルマッチ〜

6分57秒 ママ越えプレス

家族……。
人がこの世に生まれ、、最初に属するはずの共同体。そこに、“幸福”という儚い幻想を抱き、必死にもがき苦しむ、二人の親子がいました。
決して、望んで授かった命ではありませんでした。時は、一年前の6・17『ハッスル・エイド2007』(さいたまスーパーアリーナ)。後に母となるこの女性は、この日、憎き男の卵を身篭るという、過酷な運命に直面します。運命から逃げずその全てを背負って生きる。いかなる状況でも、己の哲学を貫いてきた信念の人は、ここでも「生まれて来る子に、罪はない」と言いました。女手一つでも、立派なモンスターに育ててみせる。母は、生まれてきた息子を全身全霊で愛しました。
しかしながら、母は案じていました。やがて愛する息子が背負い、苦しむであろう出生の秘密……。物心がつき始めた息子を、母は厳しく育てました。運命から逃げる子になって欲しくない。そんな切なる願いを込めて……。決して、母が憎い訳ではありませんでした。
昨年の大みそか。少年は、その日、生まれて初めて、“家族”というものの温もりを知ってしまいました。父親の顔を知らない息子。母は大みそか一夜限りという条件付で、父との対面を実現してくれました。少年にとってそれは、味わったことのない至福の時間。だが、それはあっという間に終わりを告げます。
心のどこかでは、無理だとわかっていたのかもしれません。でも、父を求めずにはいられませんでした。
「ねえ、ママ、パパ、いつ帰ってくる?」
やり場のない思い、それを収める術を知らない幼き少年は……。
「僕だって生まれたくて生まれてきたんじゃないよ」
「なんてこと言うのあなたは!」
そして、父親代わりとなった自分を育ててくれた周りの大人にも反発。
「こんなモンスター軍やめてやる!」
この時、母の心は揺れていました。組織の規律を乱し、その挙句、自らが絶対の忠誠を誓った人には向かった息子。不良の世界に足を踏み入れた息子の身を案じつつも、母は“総統への忠誠”という信念を貫く。そして……。
「この際だから、よく聞くがいいわ! 私は、お前を産んだことを心の底から後悔しているの。やはりお前は汚らわしい魔物、この世に存在してはいけないの。私の手で、お前を抹殺してやる!」
息子はただ、普通の幸福を求めただけでした。解りあえない苛立ちが、心にもない言葉となって母の胸を深く突き刺す。
「僕はお前の子供になんて生まれたくなかった!」
必死でつかもうとして、つかめなかった家族の幸せ。そんな儚い夢を断ち切ろうと、今日を最期の試合にと覚悟を決めた母。そして、母の心中を知る由もなく激しく憎む息子。
「火事場のM字パワーを……」
ついに闘うこととなってしまった親子の“悲劇の物語”……ついに完結!

閉じる まずは『家なき子』のテーマに乗って、ボノちゃんが観客席から登場! リングの前で腰をドッシリと割ると、ロープを一またぎ。決戦の場、リングへと足を踏み入れた。一方のインリン様はムチを振りながら、最後の戦闘用コスチュームで登場。黒いガウンを脱ぎ捨てると、シルバーの輝かしいセクシーなコスチュームが露わになった。そして、いよいよゴング! 不気味な音楽が鳴る中、両者睨み合い。まず、仕掛けたのはボノちゃんだ。気合いの入った声でインリン様に襲いかかる。しかし、インリン様はこれにムチを振りかざして制止! インリン様の気合いにボノちゃんは動けない。ようやく組み合うと、なんとインリン様はボノちゃんの巨体と互角に組み合う。ガップリ四つとなると、そこからなんと予告通りに投げ捨てたではないか! そして、ムチでボノちゃんの首をチョーク攻撃! さらに突っ込んできたボノちゃんをかわして、ローキック、ムチ打ち、ストンピングと圧倒してみせる。そして、馬乗りになったインリン様。ここで、インリン様の「ボノ、これで終わりなの? おまえはこんな意気地なしだったの?」という心の声が聞こえて来るではないか。これに奮い立ったボノちゃんは、必死に立ち上がりノド輪でインリン様に反撃。しかし、インリン様は軽々とボノちゃんの腕を捻ると、逆にM十字固めでボノちゃんの腕を極めて見せた。そして、再びムチを連打! 一方のボノちゃんは逆転を狙って、ベアハッグで反撃だ。遂にインリン様を捕らえたボノちゃんは、インリン様を高々と持ち上げて、渾身の力で締め上げる。これにはインリン様も逃れる術もなく、グロッキー状態に。この試合で初めて優位に立ったボノちゃんは、コーナーにもたれかかっているインリン様に串刺し式のボディアタック! さすがのインリン様もこれを食らっては、足下がおぼつかない。しかし、インリン様は気合いを入れて、「来てみろ〜!」と叫び、両腕を広げて仁王立ちだ! そこにボノちゃんは容赦なく突進! ボノちゃんの巨体をまともに食らって、遂にインリン様も倒れ込んだ。と、こことでまたも、「来なさい、ボノ。私を超えて見せないさい! 今こそ、ハッスルするのよ!」というインリン様の心の声が聞こえてくる! これに促されるようにボノちゃんはロープで反動を付けると、「ママ〜!」と叫びながらボディプレスを発射! ボノちゃんの巨体を全身で受け止めたインリン様はピクリとも動かず……。遂にボノちゃんがインリン様から3カウントを奪い、悲劇の親子対決に決着を付けたのだった。


ボノちゃんのママ超えプレスを受けたインリン様は、目を瞑ったままピクリともしない。ボノちゃんはそっと母親に近づき、優しく抱き起こそうとすると、ここで二人の心の会話がどこからか聞こえてきた。

ボノ「ママ! しっかりしてママ! お願いだから目を開けて!」 

インリン「ボノちゃん。今まで辛く当たってごめんね……。でも、わかってちょうだい。ママはね、あなたにハッスルの横綱になって欲しかったの。」

ボノ「ママのスピリットは、ちゃんと受け取ったから。今まで、ひどいこといっぱい言ってごめんなさい。僕、今度こそいい子になるから!」

インリン「あなたはとってもいい子よ。私の大事な宝物。ママはあなたをいつも見守っているから。ボノちゃん……。生まれてきてくれてありがとう……」

まったく反応しなくなった母を見て、泣き叫ぶボノちゃん。インリン様を抱きかかえて、リングを降りると、そのまま二人は去っていったのだった。場内からは割れんばかりの拍手と大歓声が飛ぶ。ここで、ビジョンにはインリン様の3年半の軌跡を振り返り、過去の名シーンが走馬灯のように流れ出す。そして最後に、「ありがとう、インリン様」という文字が映し出されたところで、なんとステージにインリン様が登場! いまにも倒れてしまいそうなほど、足取りがおぼつかないインリン様だが、場内からの大歓声に大きく手を振って応える。最後は、まさかのカーテンコールというビッグサプライズで、『ハッスル・エイド2008』は幕を閉じたのだった。


高田総統劇場

ステージ上に高田総統以下、モンスター軍のメンバーが勢揃いすると、早速アン・ジョー司令長官&島田二等兵が観客に「総統」コールを促す。場内に大「総統」コールが巻き起こる中、高田総統は、「ありがとう。満足したよ」と応えると、まずは本題に突入する前に、先日に中国で起きた四川大地震、そしてミャンマーで起きた巨大サイクロンの被災者の方々に、お見舞いのメッセージを贈った。続けて、高田総統は「我こそが高田モンスター軍総統、そして、ハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と自己紹介。再び大「総統」コールで場内が沸くも、高田総統は「いいよ。意外と人数のわりにはやってないんだよな。3、4割だろ。言ってんじゃん、楽しもうってよ。雨の中、ここまで来たんだから」とチクリだ!
ここで高田総統は、「おい! アホの坂田店長よ! 今夜も無事に店が営業できて良かったじゃないか! ん? せっかく、ダサ〜い居酒屋をきれ〜いに新装オープンしてやろうと思ってたんだけどよ……まさか、貴様如きがサップに勝つとはな!」と皮肉たっぷりに坂田の勝利を称えると、坂田は「ブタゴリラ如き、ハナッから目じゃねえんだよ! 高田! 次はお前だ! 今度こそ、お前の息の根を止めて、俺が天下を取ってやる!」と、高田総統に向かって宣戦布告&天下取り宣言だ! これに対して高田総統は、「また天下かよ。じゃあ、聞くが、お前の言う天下ってなんだよ? 一夫多妻かよ? 天下、天下と騒ぐわりには、ひとつも具体的なプランがないじゃないか! 一夫多妻だけだもん。だからアホの坂田ってバカにされるんだよ!」と坂田にキツいダメ出し。すると、「実はな、かねてより、ハッスラーNo.1を決めるトーナメントの開催を考えているのだが、この状況だとそろそろ機が熟してきたようだな」と、高田総統の口からトーナメント開催という衝撃的な発言が飛び出した! さらに高田総統は、「断っておくが、そんじょそこらのトーナメントとは訳が違うぞ。おい! 天下を取りたいと大口叩くならば、アホの坂田、まずはこのトーナメントを勝ち上がってみたらどうだ?」と坂田に問い詰めると、坂田は「ふざけんなよ! 俺の標的はお前ひとりだ! そんな意味もねえトーナメント、誰が出なきゃいけないんだよ!」と高田総統に向かって吐き捨てる。これにはTAJIRIも「トーナメントってことは、ハッスル軍同士が闘うこともあるんですよね? 僕らの目的は“打倒モンスター軍”ですよ! だいたい、何を争うのかわからないトーナメントになんか興味ありませんから」と異議を唱えたのだった。
このハッスル軍のリアクションを受けた高田総統は、「あっ、言っちゃったよ。本当に出なくていいんだな?」と最確認すると、続けて「言っておくがな、このトーナメントに優勝した者には、全知全能であるこの私が、ひとつだけ、どんな願い事でも叶えてやるという、素晴らしい副賞があるんだぞ!」と、ビッグプランを明かした途端に、ざわめくモンスター軍とハッスル軍、そして観客。すかさず、頭に包帯を巻いた川田が、「総統! それ本当ですか?」と確認すると、総統は「ああ、本当だよ。モンスターK! お前の、その頭、どうしたんだ?」と問い詰める。これに対して川田は、ゼウスにフライパンで襲われたことを高田総統に説明すると、続けて「もしトーナメントで俺が優勝したら、栃木でハッスル開催してくれるんでしょうね?」と改めて高田総統に再確認。場内からは大きな拍手が飛ぶ。この問いに高田総統は、「もちろんだ! 普通に考えればハッスルを栃木で開催なんて5000パーセントありえないよ! だが、このトーナメントで優勝すれば、話は別だ!」と約束する。すると、「じゃあ、そのトーナメントに出ますよ!  なんだったら、ゼウスっていう野良犬野郎と一回戦でやってもいいですよ!」とトーナメント参戦&ゼウス戦をぶち上げた川田。
川田の参戦に続けとばかりに、ここから次々と優勝したときの願い、そして参戦表明のラッシュがスタートする。まずは、アンが「みすぼらしい衣装を変えたいんですよ! 司令長官なのに部下のほうがコスチュームにお金がかかってるんですよ!」と涙ながらに訴えると、高田総統は「そんなしみったれたことを言うな! 衣装のことなんか楽屋で言え! まるで私がけちんぼみたいじゃないかよ!」と言うと、なんと6・18『ハッスル・ハウスvol.37』(後楽園ホール)でアンの新コスチュームを用意することをその場でOKしたのだった。これにはアンも「ミーの願いがもう叶ってしまいました! 願いを叶えてくれた総統のためにも、トーナメントはミーが必ずウィンします!」と大喜びで優勝宣言だ! ここですかさず、島田も「参謀長に返り咲きたいです!」と参戦表明。モンスター軍のメンバーからの参戦アピールを受けて、高田総統は「見ろよ! お前らも自分の気持ちに素直になれ!」とハッスル軍に向かって言い放つと、ここで「ハイ!」と\(^o^)/チエが挙手。チエは「小栗旬みたいなかっこいい彼氏が欲しいです!」とアピールすると、高田総統は「よし!」と即OK! チエの参戦表明を皮切りにハッスル軍からも続々と手が挙がる。RGは「冠番組が欲しいし、絶対にすべらないギャグ、あとは女優と不倫したい!」と下衆な願いを訴えると、天龍は「俺は金もいらねえし、望みもだいたい叶ったんだよ。でもな、最後の望みが叶うんだったら、モンスター軍を解散しろ!」と、これに続く! ここで「よーし! こうなったらハッスル軍、モンスター軍関係なく、誰が一番強いか決めたらいいんですよ! そして、トーナメントで優勝するのは、この俺だ!」と絶叫する。KUSHIDAに対して、高田総統は「おい、KUSHIDAのあんちゃん、いまはもう、そのフレーズは流行らないんだよ!」とバッサリ。ここでRGが「クッシー、『僕の願いはノアに出ることです』って言っちゃいなよ!」とツッコミを入れると、慌ててKUSHIDAはこれを否定する。
と、ここで坂田が「俺が優勝したら、高田、もう一回俺と勝負しろ! それと、No.1にふさわしいチャンピオンベルトを用意しておけよ! 俺がそのベルトを巻いて、最初の防衛戦をお前とやってやるよ!」と、ついに参戦アピール! これには高田総統も「いまチャンピオンベルトって言ったか? お前、いいこと言うな〜」と先程とは打って変わって坂田を誉めると、「ベルト、作っちゃおう! カチッとはめるやつを作っちゃおう! ただし、そこらにあるようなアルファベット3つ、4つペタッと貼付けたようなありきたりで、つまらないものじゃないぞ!」とベルト制作にノリノリだ。
ひととりハッスラーたちの願いを受けた高田総統は、「なんだか、面白くなってきたな。よく聞けよ! ハッスル下半期最大のテーマは、モンスター軍、ハッスル軍の垣根を払って、初代チャンピオンを決定する! ただ、チャンピオンと言っても、強いだけじゃダメ、面白いだけダーメ、もちろん歌えるだけじゃダーメ!」と可愛らしく宣言。おちゃめな高田総統に場内から笑いが漏れる。続けて高田総統は、「総合的な力を要するハッスラーのNo.1を決める試合形式、ルールはすべて私が決定する! わかったか!?」とハッスラーたちに向かって宣告。さらに、高田総統は「このトーナメントのタイトルを発表しよう! 題して!」とビジョンを振り返ると……段取りを間違えたのか、ビジョンからは何も出てこない。観客からまたしても笑いが漏れるなか、高田総統は「じゃあ、私が言おう!」と言うと、「トーナメントのタイトルは、『ハッスルGP2008』だ!」とついに高田総統の口からトーナメント名が発表されたのだった。最後に高田総統は、「今日はインリンのファイナルマッチだ。そんなことで今日はここらで終わりにしよう! 諸君よ、インリン最期の勇姿をじ〜っくりと見てくれ! バッドラックだ!」と言い残すと、モンスター軍を引き連れて立ち去ってしまったのだった。
リング上に残されたハッスル軍。KUSHIDAが「チエ、なんであんなこと言うんだよ!」と詰め寄ると、チエは「だって、彼氏が欲しいんだもん!」と応戦。これには天龍が間に入って、「いいんだよ。その気持ちを思い切ってぶつけてやればいいんだよ!」と大人の意見でチエを励ます。ここで坂田が「あいつらのことだから、何かまた企んでるかもしれん。でもな、そういうのもひっくるめて俺が全部飲み込んでやるよ! もし、みんなと闘うことになったら、俺は容赦なく叩き潰すぞ!」とトーナメントに向けての意気込みを語ると、すかさずTAJIRIが「坂田さん、僕とあなたがケンカしたら間違いなくあなたは強いですけど、このリングでプロレスしたら、間違いなくあなたから3カウントを奪いますよ」とまさかの宣戦布告だ。
このまさかの展開にハッスル軍内が険悪ムードとなる中、RGは「HGが追放されて、ハッスル軍はヤバい状態なんですよ!」とあたふたしながらも、このムードを変えようとすると、続けてRGは「坂田さん、今日は勝ったんだから、坂田さんが締めてください!」と、強引に坂田に締めを振る。これを受けて坂田は、「ハッスルファンがいる限り、俺はこのハッスルをもっともっと一流のブランドにしてやる! あとどれくらいできるか分からないけど、俺の現役生活を賭けて、ハッスルを一流にしてみせる!」と熱くアピールし、観客と一緒にハッスルポーズで締めくくったのだった。


セミハッスル〜坂田亘 負けたら店の権利書剥奪マッチ〜

9分14秒 スーパーキック

坂田亘、天下への道……。
昨年11月、ハッスル最強と言われたザ・エスペランサーを撃破し、ハッスル年間最高イベントである『ハッスル・マニア』を堂々と締めくくった坂田。
「極めて近い将来、必ずスポーツエンターテインメントの頂点に立つ! 天下を取ってみせる!」
あれから半年、坂田はもがき苦しんでいた……。
坂田の破竹の快進撃を阻むため、モンスター軍から送り込まれたのは、“野獣”ボブ・サップ! 1・13『ハッスル27』(愛知県体育館)でついに対峙した二人による運命の対決は、持病の椎間板ヘルニアとヒザの負傷に苦しむ坂田をサップが圧倒! この結果、坂田は病院送りとなり、以降2ヶ月間の欠場を余儀なくされたのだった。天下取りはおろか、リングにすら立てない日々……。
そして、術後たった2ヶ月と、誰もが早すぎると思った4・13『ハッスル30』(国立代々木競技場第二体育館)での復帰戦。万全とはいえない身体で再びサップと相見えた坂田は、妻・小池栄子さんの前で、無惨な敗戦を喫し、再び病院送りに……。
天下を取るためには、超えなければならないサップという高き壁。何度、病院送りにされようと、執拗に食い下がり、サップとの一騎討ちにこぎつけた坂田は、最後の前哨戦となった5・13『ハッスル・ハウスvol.36」(後楽園ホール)で、いままでの鬱憤を晴らすかのような痛快な勝利を飾ったのだった。
自身が経営する居酒屋の権利まで賭けて闘う、この一戦。坂田にとっては、そこまでして取りたい天下なのだ! ところで、天下を取るってどういうこと?
「なんだろうな……お金じゃないけど……お金も大事だし。じゃあ、政治とかに例えるなら、俺が天下を取ったときには、一夫多妻制にする!」
本物のバカか? 大物か? 坂田の明日はどっちだ!?

出撃前のモンスター軍控え室に現れたのは、ボブ・サップと島田二等兵。ここで島田が、「おい! アホの坂田! 巨乳のバカ嫁に、さよならは済ませてきたのか!? 明日からはモンスターダイニング『さっぷ』のオープンだから、こき使ってやるぞ! お前の嫁もウェイトレスとして雇ってやるからな!」と憎まれ口を叩くと、サップは「コイケ! ダンナ!」と叫んだ後、一気に英語でまくしたて坂田を罵倒。最後は、島田とともに「ファッハッハッハッハ!」と高笑いしたのだった。

閉じる 最初に入場してきたのは坂田。天龍らハッスル軍がセコンドに付く。一方のサップは島田二等兵とアン・ジョー司令長官と共に登場。花道の中央でガウンを大きく脱ぎ捨て、ファンの喝采を浴びた。ゴングが鳴ると、パワーで攻め込んでくるサップに対して、坂田は逆水平チョップで対抗。ショルダータックルで吹っ飛ばされたものの、続くサップのエルボードロップを自爆させてローキックで反撃だ。しかし、サップの体は崩れない。ならばとボディスラムを仕掛けた坂田だが、サップの巨体を持ち上げることもできない。逆にリフトアップされると、場外へ放り投げられてしまった。これでグロッキー気味になった坂田へ、サップは腰に一撃加えると、コーナーでの串刺し式ボディアタックで圧殺。さらにコーナーに逆さ吊りにしてから、ショルダータックルを連発だ。勢いに乗るサップは坂田をコーナーにもたれかけさせると、腰目がけてショルダータックル。さらにボディスラムと、腰を手術した坂田にはきつい攻撃をい連発する。トドメを狙うサップはマウントパンチを連打してから、カナディアンバックブリーカーで坂田を捕獲。怪力に任せてブン回すと、そのままマットに叩き付けた。しかし、坂田も必死にキックアウト。スーパーキックを放って、一発逆転を狙う。だが、サップからカウンターのラリアット、ハンマーパンチ、そして重爆ドロップキックを食らって、反撃の糸口が見えてこない。アルゼンチンバックブリーカーで背中を痛めつけられ、さらにパワーボムでまたもマットに叩き付けられた坂田。しかし、それでも3カウントを許さない。もはやサップの技を返すのがやっとだ。しかし、チャンスはすぐに訪れた。アメフトタックルを狙って突進してきたサップに、坂田はカウンターのスーパーキックを遂にまともぶち当てる! これにはさすがのサップも足下がおぼつかない様子。チャンスと見た坂田は、続けてサップの巨体をボディスラムで投げ捨てると、最後は渾身のスーパーキック! これがサップの顔面をまともに打ち抜き、遂に坂田がサップ狩りに成功した。


坂田の勝利に、リング内になだれ込むハッスル軍の面々。サップとの決着にピリオドを打った坂田は勝ち名乗りを受けると、「思い知ったか……ブタゴリラ! ハッスルに過去の栄光なんか、クソ食らえだよ!」と、退場するサップ、そして勝利に沸く観客にアピールしたところで、「おいおいおい! 言ってくれるじゃないかよ!!」、どこからか高田総統の声が!


第4ハッスル

8分48秒 ギンガサルトプレス

2008年4月某日、都内某所。池谷体操教室の入り口で、土下座をする男の姿が。なんとその男は、ジャイアント・バボだ! と、ここで池谷が登場!
池谷「何してんの?」
バボ「池谷さん! 僕をあなたの弟子にしてください!」
池谷「何言ってんの、ダメでしょ!」
バボ「お願いします!」
昨年大みそかと、3・29『ハッスル29』(グランキューブ大阪 メインホール)で池谷銀牙と対戦し、2連敗。ジャイアント・バボはモンスター軍を追放され、消息を絶っていたのだった。
そして、実はその間、バボは敗れた相手でもある池谷に弟子入りするため、道場に通い続けていたのである。
バボ「僕はあなたみたいになりたいんです!」
池谷「無理だって!」
それからひと月以上が経過……、なんと5・13『ハッスル・ハウスvol.36』(後楽園ホール)のリング上に現れたのは、バボ……ではなく長尾銀牙だった! するとそこへ、バボをクビにした張本人、アン・ジョー司令長官が登場! この長尾の裏切り行為に対して怒り心頭のアンは、自ら対戦相手として名乗り出た上に、銀には金で対抗すると、新モンスター、ザ・ゴールデン・カップス1号&2号の投入を予告した!
デビュー以来、負けなしと、オリンピックイヤーの今年、金メダル級の快進撃を続けてきた池谷銀牙軍団。しかし、新加入の長尾は、モンスター軍時代に、度重なるイージーミスをやらかして、アンにいつも怒られていた典型的ダメ男である。はたして、新メンバー加入は吉と出るのか? それとも凶と出るのか?

閉じる 銀牙軍団は女の子の体操選手たちと共に入場。体操の女の子たちはリングに上がると、全員でバク転を披露。続いて、池谷がコーナーから月面宙返りを披露したのだった。続いては司令長官&ゴールデン・カップス1号&2号の登場。なんと、入場曲は昔ゴールデン・カップスがリリースした『OH TACO』で、ついでにセコンドにはかつてUインターで猛威を振るっていたオリジナルのゴールデン・カップスの一員・ヤマケンこと山本喧一が付いている。リングに入ると、モンスター軍の3人は池谷を襲撃。負傷箇所である足にニークラッシャーを食らわし、場外へと追いやった。サスケも蹴散らされた銀牙軍団だが、生まれ変わった長尾が奮闘。池谷ばりの身軽なムーブで2号を投げ飛ばし、ポーズを決めたのだった。しかし、場外にいたヤマケンが長尾の足を引っ張って介入。これで長尾の動きを止めたモンスター軍は3人がかりでトレイン攻撃だ。一方、捕まってしまった長尾は司令長官のニーリフト、キック攻撃に追い込まれていく。しかし、銀牙軍団で生まれ変わった長尾はここからが違う。池谷との特訓の成果を見せるように後転した勢いから足で司令長官を捕獲。そのままヘッドシザーズで投げ飛ばして見せた。サスケの攻防を挟んで再び登場した長尾は、ロープを使ってのアームドラッグ、さらにフライングクロスチョップと身軽なことを見せていく。これをサスケもラ・ケプラーダでアシストすると、池谷がゴールデン・カップス2号を捕獲し、鞍馬式セントーン、さらに銀牙プレスで追い込む。そして、最後はなんと長尾が驚きのムーンサルトプレスを発射! ゴールデン・カップス2号に見事に炸裂して、新生・長尾銀牙が嬉しい勝利を飾った。


負けて納得のいかないアンは、「てめえこの野郎! バボ! ユーは、モンスター軍を追放されたってことはな、この先、地獄が待ってるってことだぞ! しっかり、覚えておけ! ウィー・アー・ゴールデン・カップス!」と長尾に通告し、去っていったのだった。
ここでサスケが、「挫折をしても道はいくらでもあるんです! でもね、逃げ出せば、道はひとつしかありません。それは『逃げ道』というやつです。銀牙軍団に入る前に、あなたがいた場所です。これからもどうか、逃げずに前を向く人になってください」と長尾にエールを送ると、長尾は「池谷さん、サスケ先生、おかげで長尾、目が覚めました! ありがとうございました!」と一礼し、三人でガッチリ握手。すると、池谷が「会場の皆さん! 銀牙軍団は、さらにパワーアップして帰ってきます。その日まで、銀牙軍団……解散!」とまさかの解散宣言! 場内からは一斉に「えーっ!?」というどよめきの声が。長尾も、「解散って聞いてないですよ〜。僕、入ったばかりなのに……」と落ち込んでると、サスケが「銀牙軍団は、ひとつのミッションを完逐すると、その都度解散して、それぞれの日常に戻るんです。例えるなら……、日の丸の下に集う、オリンピック選手ですよ!」とビミョ―な例えを出し、場内もビミョ―な空気に包まれる。と、ここで池谷が「心配しなくていいよ。長尾君のことは、ハッスル軍に僕から預かってもらえるように頼んでおいてから!」とまさに鶴の一声によって、長尾のハッスル軍入りが決定! これには長尾も、「ほ、ほんまですか? 何から何まですんません!」と、師匠・池谷に頭を下げたところで、池谷の号令によって銀牙軍団は一時解散となったのだった。


第3ハッスル〜HG負けたらハッスル追放マッチ〜

0分58秒 スパイラルパワーボム

悲願……今宵、ひとりの芸人が己のすべてを賭けて闘う!!
「芸人としてとかそんなの関係なく、すべてを統一したエンターテイナーとして、川田に勝ちますので、応援よろしくお願いします!」
レイザーラモンHG、彼がハッスルに登場したのは、今から2年半前のこと。2005年のハードゲイブームに乗り、一躍ハッスルのトップ戦線に躍り出た。モンスター軍から続々と送り込まれる強敵との闘いを経て、次第に芽生えるエースとしての使命感。芸人として、そしてファイターとして、HGは真のハッスラーへの階段を着実に上っているように見えた。しかし、彼が現れるまでは……。
“歌って踊れるハッスラー”川田利明。川田の出現は、HGを大いに悩ませた。自身は芸人を超えたファイター。そして、相手はファイターを超えた芸人だ。共に相反する存在ながら、真のハッスラーを目指す者としては避けて通れない壁。そして、HGはひとつの答えに辿り着く……。
HGはシングルマッチ実現に向けて動き始めたHG。何度、叩きのめされようが諦めなかった。
「シングルマッチ、必ず実現してみせますからね!」
送り込まれる刺客“鬼怒川三人衆”もすべて撃破した。
「川田さん! 鬼怒川三人衆、全員倒しましたよ! 私との濃密なシングルマッチ、やってくれるんでしょうね?」
「わかった、やってやるよ!」
ようやく決定したシングルマッチ! しかし、川田はこれに「HG 負けたらハッスル追放!」と不条理な条件を提示してきた!
はたしてHGはいま、何を思うのか……。
「負けたらハッスル追放? 上等ですよ! そんな条件を出してくる時点で、川田の器の小ささがみえますね。言っておきますが、川田は終着点ではありませんよ! あくまで真のハッスラーへの通過点です。100パーセント勝ちます!」
ようやく辿り着いた悲願のシングルマッチ! HG、真のハッスラーまであと一歩。今宵、ハードゲイが男を見せる!

閉じる川田は入場してくると、HGに向かって「HG! お前よ、今日こそプロレスラーとして俺と闘う覚悟を決めてきたんだろうな?」と最終確認。これに対してHGは「覚悟ができなかったら、ここにいませんよ! 今日、必ずあなたをプロレスラーとして超えてみせますから!」と堂々の“川田超え”宣言だ!
ゴングが鳴ると、場内からは「HG!」コール。これで勢いを得たHGは果敢に川田に突っ込んでいく。しかし、川田はフロントハイキックで迎撃すると、すかさずスピンキックで追撃! 今日の川田は勝負が早い。既にグロッキー気味のHGを捕まえると、高々と抱え上げ、高角度のパワーボム! マットに強烈に叩き付けられたHGは返すこともできず……。試合タイム58秒。あっという間に川田の軍門に下ってしまった……。


HGを秒殺してしまった川田は、「おい! お前! 芸人としても、プロレスラーとしても終わったな! ハッスルにはな、RGがいりゃ、それでいいんだよ!」と、さらに追い討ちとなるダメ出しをHGに浴びせかける。ここで、ようやく立ち上がったHGは、川田に言い返そうとマイクを持つも、なぜか何も言わずにマイクを投げ捨てる。するとなんと! HGはおもむろにマスクを脱ぎ、素顔に! まさかの展開に騒然となる場内。セコンドも慌てて素顔のHGにタイルをかぶせようとするが、HGはそれを払いのけると、川田をひと睨みし、一礼をして去っていったのだった。
と、ここでビジョンに高田総統が登場! 「腰フリよ! 残念だったな! 追放だ! 追放! 私はな、芸人としての貴様の力量は1ミリも認めてないんだよ! しかしだ、戦闘能力に限って言えば、少しは評価しているんだよ。ん? ちょっといいこと考えついたぞ。これは面白くなりそうだ。まだ教えないよ。6月18日の後楽園大会を楽しみにしておくんだな」と、何か妙案が浮かんだのかニヤリと笑った高田総統は、「それでは、リング上のモンスターKさん! お返ししまーす!」と言うと、ビジョンから消え去ってしまったのだった。
「はい、こちら、リング上のモンスターKです!」と、これを受けた川田は、「どうだ! オープニングで歌っていながら、試合でも圧勝だ! 芸人としても、プロレスラーとしても、どっちも中途半端な……」と、マイクアピールしてたところに、なんと乱入予告をしていたゼウスが登場! ゼウスは一体どうやって厳重な警備体制を突破してきたというのか!? すると、ゼウスは手に持ったフライパンで川田を一撃! さらに、凶器となったフライパンをいとも簡単に折り曲げてしまったのだった! まさかの緊急事態に、ゼウスを会場から締め出そうと鬼怒川三人が襲い掛かるも、ゼウスはこれを次から次へと放り投げ、恐ろしいパワーを見せつける。場内ブーイングの中、マイクを持ったゼウスは、「おい! どないしたんや! もう立たれへんのか?」と、ダウンしてしまった川田に罵声を浴びせると、「おい、お前ら! よーく聞いておけ! このゼウス様が! ハッスルの世界、まとめて破壊したる! これがホンマのバッドラックじゃ!」と吐き捨て、中指を突き立てながら去ってしまったのだった。


第2ハッスル

9分45秒 ラリアット

「ひぃ! ふぅ! みぃ! どすこい! どすこい!!」
ボノちゃん部屋誕生!
母・インリン様に牙をむき、モンスター軍から追放されたボノちゃんは、孤独な闘いが続いていた。なぜ、実の母と対峙しなければいけないのか? なぜ、自分はこの世に生を受けたのか? 一時は己の過酷な運命に自暴自棄になり、お金が大好きな悪いお友達・マー君と交流を持ったことも……。
しかし! ボノちゃんは、ようやくできた親友よしえちゃんと先日、ボノちゃん部屋を旗揚げ! 新弟子あーちゃんも加え、モンスター軍とハッスル軍の双方に宣戦布告したのだった!
そして、迎えた記念すべき旗揚げ戦の5・13『ハッスル・ハウスvol.36』(後楽園ホール)。揃いの浴衣で登場し、堂々の土俵入り! ところが、いざ試合が始まると、新弟子あーちゃんがことごとく足を引っ張る展開に。このダメ男・あーちゃんのせいで、ボノちゃん部屋は旗揚げ戦黒星スタートとなってしまった。
仲間を大事にする親方のボノちゃんは、母・インリン様との決戦により、本日は部屋を留守に。残った女将さんのよしえちゃんと、新弟子あーちゃんの二人で、ボノちゃん部屋初白星に挑む!
そして今日、ボノちゃん部屋に立ちはだかる相手は、あーちゃんにはなぜか滅法怖い、元幕内前頭筆頭の天龍源一郎と、ダメさ加減で言えば、あーちゃん以上かもしれない“不死身のフンコロガシ”RGのWARGコンビだ!
ハッスル五月場所千秋楽。ボノちゃん部屋、初勝利なるか!?

閉じる まずはハッスル軍の天龍&RGが入場。続いて、ボノちゃん部屋のよしえちゃん&あーちゃんの入場だが、リング上には大相撲の呼び出しさんの姿が……。なんと、大相撲さながらに呼び出しさんに呼ばれて、よしえちゃん&あーちゃんは入場だ。2人は浴衣姿で会場に入ってくると、なんと塩巻きパフォーマンスを敢行! そして、四股を踏んで見せた。これに怒った天龍は、ペットボトルの水でボノちゃん部屋の2人にぶっかけ攻撃! さらによしえちゃんとガップリ四つで組むと、場外へと投げ飛ばして見せた。続いて、あーちゃんをはたき込みで蹴散らした天龍。今度はよしえちゃんとチョップ合戦だ。ここを押し気味に進めたよしえちゃんはヒッププレスで天龍を悶絶させる。これを見て、自分もやれると思ったのか、あーちゃんが意気込んで登場。しかし、天龍にケツをチョップで迎撃され、アッサリと捕まってしまった。天龍からはチョップでお仕置きを受けたあーちゃん。しかし、代わったRGに負けるわけにはいかない。ダメ男同士とはいえ、体格で上回るあーちゃんは何遍もRGを投げ飛ばすと、調子に乗って、土俵入りのポーズを決めたのだった。ところが、その背後から天龍が襲撃! またも天龍からチョップのお仕置きを受けるあーちゃん。ここでまたも調子に乗って出てきたのがRGだ。ダメ中年全開のあーちゃんにまたも襲いかかろうとするRG。しかし、あーちゃんもRGには後れを取らない。めったやたらに拳を振り回して、RGを伸ばして見せた。よしえちゃんからも重量級の攻撃を受けたRGは、再びあーちゃんから背中にビンタを食らってしまう。あーちゃんは赤く腫れ上がったRGの背中に塩の擦り込み攻撃。悲鳴を上げるRGに対して、今度はよしえちゃんが胸板にチョップの集中攻撃だ。もはやRGの体は前後が真っ赤だ。しかし、やられっぱなしだったRGも、よしえちゃん&あーちゃんのサンドイッチボディアタックを誤爆させて脱出に成功。ここで天龍があーちゃんを捕らえて、RGに生肛門スターを促す。ところが、これをよしえちゃんがカット! そうとは知らないRGは肛門をあーちゃんの顔に近づけていく。しかし、待っていたのはなんと塩! あーちゃんによって肛門に塩を擦り込まれたRGは声にならない悲鳴を上げるしかなかった。だが、暴れるRGの足があーちゃんが持っていた塩が盛ってあるザルにヒット! なんと、これがよしえちゃんの顔面に誤爆してしまったから大変だ。これでよしえちゃんは戦線離脱。一方のあーちゃんはRGを捕らえてコーナーに追い込み、串刺し式の技を狙う。ところが! なんと、コーナーから勇んでリング中央まで行ったあーちゃんは、先程自分でこぼした塩で滑って横転! 起き上がったところで天龍のラリアットを食らい、またもあーちゃんが惨めな敗北を喫してしまったのだった。 


試合終了後、またしてもふがいない姿を晒してしまったあーちゃんに対して、RGは「おい! お前! 俺とキャラがかぶっとるやないか! やられっぷりの良さで売るのは、RGだけで充分だよ! 普通のプロレスをまじめにやれや!」と上から目線で物を言うと、すかさず天龍からマイクでどつかれる。続けて、天龍は「荒谷! 俺はよ、お前に昔、スリーミリオン使ったんだ。スリーミリオン! なんだこのザマは! 俺は情けなくて、涙が出てくるよ!」と言い放ち、うなだれるあーちゃんにマイクを投げ付けて退場。RGも「天龍さん! スリ―ミリオンって300万ってことですか!?」と天龍の口から飛び出した金額に驚きながら、天龍の後を追って退場したのだった。


第1ハッスル

TAJIRI
×KUSHIDA
\(^o^)/チエ

鬼蜘蛛
ザ・モンスター℃
ザ・キヌガワン・ピラニアン・モンスター

12分36秒 DDC

故郷・栃木を愛する“モンスターK”川田利明が送り込んだ刺客“鬼怒川三人衆”とハッスル軍が全面対抗戦! いま大ブレイク中で波にノリまくりのザ・モンスター℃の勢いを、ハッスル軍はストップさせることができるのか!?

閉じる モンスター℃が入ってると、途端に湧き上がる「シ〜!」という掛け声。今日もモンスター℃は大人気だ。そして、先発はもちろん、モンスター℃。一方のハッスル軍先発のTAJIRIもモンスター℃に対抗して、Tポーズをして、「ティ〜!」という掛け声を浴びた。しかし、試合は会場人気に比例して、モンスター℃が優勢。TAJIRIの体を「C」の字に折り曲げて、またも会場の観客から「シ〜!」という掛け声を浴びたのだった。続いてはチエがピラニアン・モンスターと対戦。恐怖の噛み付き攻撃がチエを襲う。ピラニアン・モンスターの噛み付きは、コーナーポーストを引っぺがすなど、相変わらずの威力だ。しかし、得意のレスリングテクニックで捕らえたチエは自軍のコーナーに連行。KUSHIDAとタッチする。ピラニアン・モンスターの噛み付きに手こずったKUSHIDAだが、なんと鬼蜘蛛とモンスター℃にピラニアン・モンスターの牙を誤爆させることに成功。そして、鬼蜘蛛に対してはトペ・コンヒーロで追撃する。鬼蜘蛛相手に優勢に試合を進めたハッスル軍だったが、モンスター℃が挽回を図る。KUSHIDAとの掛け声チョップ合戦を制すると、掛け声付きローキックでチエもダウンに追い込む。そして、鬼蜘蛛、ピラニアン・モンスターと共にKUSHIDA&TAJIRIも捕らえると、3人の目、耳、口をそれぞれ押さえて、栃木県名物日光東照宮の三猿をアピールだ。これで劣勢に持ち込まれたハッスル軍。チエはモンスター℃のCの字ストレッチ、ピラニアン・モンスターの噛み付き攻撃の前にタジタジだ。しかし、なんとかここを逃れると、再び鬼蜘蛛を捕らえて反撃。KUSHIDAのフィッシャーマン・スープレックス、スワントーンボムが鬼蜘蛛に炸裂。そして、トドメを狙って超新星プレスの体勢だ。ところが、KUSHIDAがコーナーに上ったところを、ピラニアン・モンスターが噛み付き攻撃でカット! 一転してモンスター軍に捕まったKUSHIDAは、最後はまたもモンスター℃のDDC(リバースDDT)の前に3カウントを許してしまった。


オープニング “モンスターK”川田利明

場内暗転からスポットライトに照らされリングに姿を現したのは、栃木が生んだスーパースター、ガッツ石松だ! ガッツは「ウェルカム・トゥ・ハッスル・エイド! みなさん、こんばんは! ガッツ石松です!」と自己紹介。場内から大歓声が沸き起こる。続けて、ガッツは「今日は、我が同郷の盟友である川田英明くん……川田利明くんの応援に駆けつけました! それでは川田くん! 栃木のためにハッスルして歌ってくれ!」と川田にエールを送ると、またも場内が暗転し、イントロが鳴り響く。流れてきた曲は、沢田研二の『TOKIO』だ!
イントロが流れる中、パラシュートならぬビニール傘を背負った川田がリングに登場! 場内から一斉に大歓声と拍手が飛ぶ。この日集まった“栃木県ラブな人”たちで構成された応援団と一緒に歌う川田だが、よく聞くと歌っているのは『TOKIO』ではなく、なんと替え歌の『TOCHIGI』だ!

♪宇都宮 大田原 足利 日光 佐野 小山
 那須塩原 真岡 矢板 スーパーシティが燃え上がる
 TOCHIGI 住みたくない県第3位
 TOCHIGI アイラブ栃木県

 どこにあるのか わーかーらないとお前は言ってたね
 教えてやろう 北関東の 群馬茨城 挟まれてるのさ
 TOCHIGI 影の薄さは日本一
 TOCHIGI アイラブ栃木県

ジュリーになりきり腰をくねらす川田、そして2コーラス目へ!

♪いろは坂 猿軍団 世界遺産の東照宮
 とちおとめ とちぎ和牛 ぎょうざ かんぴょう 佐野ラーメン
 TOCHIGI 日本一の観光地
 TOCHIGI アイラブ栃木県

 TOCHIGI 川田とガッツの生まれ故郷
 TOCHIGI アイラブ栃木県


川田とガッツが、故郷・栃木県に捧げる歌『TOCHIGI』を歌い終えると、場内は盛大な拍手と歓声に包まれる。ここで川田が、「みなさん! 栃木出身のガッツ石松さんが応援に来てくれました! ガッツ石松に盛大な拍手をお願いします!」とアピールすると、再び観客からは惜しみない拍手が飛ぶ。
すべてをやり遂げた表情で会場を見渡した川田は、「今日は、俺が考えてきた栃木ポーズがあるんでお願いします!」と観客に呼びかけ、最後はガッツと一緒に「みざる! いわざる! きかざる! とっちぎ! とっちぎ! オッケー牧場」の栃木ポーズで、オープニングを締めくくった。


オープニングムービー

【オープニングムービー】
「5月24日、私はあの子を闇に葬って、ハッスルを去ります」
初登場から3年半、殺伐としたリングを、華やかに彩り、そして、マット界に幾多の革命を起こした、我らが愛と美と闘いの女神が、最後の闘いに挑む! だがそこには、感傷的なムードなど微塵もない。今宵は、血を分けた息子との生死を賭けた決闘……。
今年1月の『ハッスル27』(愛知県体育館)、ボノちゃんはパパのグレート・ムタに会いたいと、シングルマザーであるインリン様に反抗し家を出てしまった。心配する母をよそに、息子は不良の世界へ。そして絶対とされる高田モンスター軍の鉄の掟を破ってしまった!
以来、袂を分かち、敵同士となっってしまった二人。仲睦まじかった親子は、可愛さ余って憎さ100倍とばかりに、激しく罵り合う!
「この際だから、よく聞くがいいわ! 私は、お前を産んだことを心の底から後悔しているの」
「お前が勝手に産んだんだろ! やれるもんなら、やってみろ!」
何ゆえに、親子が闘わなければならないのか? すれ違い、憎しみ合った親子が辿り着いた一騎打ち。最後に待っているのは、悲劇の結末か!? それとも……。

そして、高田モンスター軍vsハッスル軍の遺恨抗争もクライマックスに! 昨年11・25『ハッスル・マニア2007』(横浜アリーナ)、ハッスル最強と言われたザ・エスペランサーに勝った坂田亘と“野獣”ボブ・サップが一騎討ち! 今年1月の初対決以来、2度も病院送りにされた坂田。妻の前で辛酸をなめた坂田は、サップへの怨念を晴らし、真のエースになれるのか……!?

そして、“闘うお笑いゲイ人”HGが、“モンスターK”川田利明と初の一騎討ち! 一騎討ち実現のため、この数ヶ月、執拗に川田に食い下がるHGに川田が出した条件……それは、「HG 負けたらハッスル追放!」だった! インリン様に続いて、HGまでいなくなる? どうする、HG!

その他、池谷銀牙が、銀牙軍団を率いて3度目の参戦など、2008年上半期の集大成にふさわしい豪華カードが満載!
さよならの向こう側には、何が待つ? いろんな意味での分岐点! 『ハッスル・エイド2008』、細かいことは気にせずに、張り切っていってみようか〜!


【川田 オープニング劇場 オープニング】
「ファイティングオペラなのに、歌がないじゃないか!」
川田利明、俺だけのオープニング2008。
既にご存知の方も多いと思うが、“歌って踊れるハッスラー”川田利明は現在、後楽園大会のオープニングアクトを務めている。エンターテインメントには、歌が必要であると主張し、今から約1年前、突如、川田は歌い始めたのだった。
ところが、回を重ねていくにつれ、川田の歌を邪魔しに次々とお笑い芸人が乱入! リング上はいつしか、川田vs芸人のネタバトルのステージとなり、川田自身も当初の目的を見失っていた……。
そして年が明けた2008年、そんな川田に対し、一人の男が挑戦状を叩き付ける! ハッスル軍の若頭、崔領二である。
「ちょっと待てや! たしかに今日は負けたけどな! 歌では一回も勝負してへんやろ! 前から言おうと思ってたけどな、お前、おもろないんじゃ! 歌も、笑いのセンスも、お前より俺の方が上じゃ!」
この崔の挑発に、川田も覚醒したのか、こうして2008年のオープニングは、川田vs崔の観客ジャッジによる歌合戦に突入したのだった!
初戦は、崔がカラオケの十八番・福山雅治の『HELLO』で勝負に出たのに対して、川田は女性ダンサーを率いて倖田來未の『キューティーハニー』を熱唱し、川田の完勝に終わった。
続く第2戦、ダンスにはダンスで対抗と、EXILEの『Choo Choo TRAIN』を猛特訓してリベンジを期す崔。一方の川田は、当時話題となっていたインリン・オブ・ジョイトイ結婚報道にかけ、結婚式ソングの定番、山根康広の『Get Along Together』を熱唱。ところが、歌の途中で、川田の喉にまさかの急性ポリープが発症! この結果、ドクターストップとなり、対決は一勝一敗のイーブンとなった。
そして、決着戦となった5・13『ハッスル・ハウスvol.36」(後楽園ホール)。『ハッスル・エイド2008』のオープニングアクトの座を賭けた最終決戦では、帰国子女で英語がペラペラの崔が、エリック・クラプトンの『ディアーズ・イン・ヘブン』で勝負を掛ける。一方、川田は、生まれ故郷の栃木に捧げるために、細川たかしの『望郷じょんがら』を熱唱。注目の結果、川田が崔の挑戦を退け、見事『ハッスル・エイド2008』のオープニングアクトの座を射止めたのだった。
『ハッスル・エイド2008』でファンと一緒に愛する故郷・栃木県に捧げる歌を歌うと予告した川田。 今回のステージは一体、どこへ向かうのか? 期待と不安でいっぱいの川田利明。俺だけのオープニングは、間もなく!