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ファイトカード

高田総統劇場

高田総統以下、モンスター軍のメンバーがステージに勢揃いすると、さっそくアン・ジョー司令長官&小路二等兵らが観客に「総統」コールを促す。場内に大「総統」コールが巻き起こるなか、高田総統は「いいよ! 結構できるじゃないかよ!」と、会場の大「総統」コールを褒めると、続けて高田総統は、「親愛なる茨城のモンスター軍信奉者の諸君たち! 今宵も楽しめたかな?」と観客に語りかけると、「我こそが高田モンスター軍総統、そして、ハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と自己紹介。すかさずアン&小路が、「総統」コールを観客に促すと、またしても場内は大「総統」コールだ!

ここで高田総統は、試合に敗れたナットーマンに向かって「おい! アホの坂田!! いや、ナットーマンだったな。私が言うのもなんだが、普通はさ、こういう展開だったら、キミが勝たなきゃダメなんじゃないのか? 話が終わっちゃうよね? それにだ! 貴様! GPが終わってからの1ヶ月、どこで何やってたんだよ!! えっ!? サボりか? あるいは、新妻と温泉にしけこんでたのか? 本当にお前は……残念な男だよ!! ったく!」とチクリだ! そして、高田総統に続けとばかりに、川田は「おい! ナットーマン! お前さ、そんなうわべだけのパフォーマンスで、ファンの心は動かせると思っているのか?は栃木を愛しているけど、お前はさ、茨城のことなんて、これっぽっちも愛してないだろ!」と、これまた厳しいダメ出し! さらに、高田総統は「まっ、貴様はよかれと思ってやったつもりかもしれんが、お前の気持ちがな、ここにいる茨城の諸君に全然届いてないんだよ!!」と、ナットーマンを“これでもか〜、これでもか!”と追い込む。

この言われっぱなしの状況に、たまらずRGは「そんなことないよ! お客さんだってナットーマンを応援してくれてたじゃないか!!」とナットーマンをフォローすると、すかさず川田が「お〜あ、RGに同情されるようだったら、この世のおしまいだな。RG! いいか、お前らよ〜く覚えておけよ。客の心を掴めない同士、協調してるよ」とチクリだ! ここで、グロッキー状態のナットーマンがようやく息を吹き返すと、「ナットーマンは……ナットーマンは、負けてもくじけない粘り強さが信条だ!」とアピール! 続けて、「ネバー、ネバー、ギブアップだ!」と言い残し、去って行ったのだった。

たった一言で去って行ったナットーマンに対し、物足りないのか、会場から「え〜っ!?」という声が飛ぶなか、去って行くナットーマンを見届けた高田総統は、「ネバーギブアップって言ったわりには、逃げるように帰っちゃったぞ!」と、これまたチクリ。そして、口撃の標的を今度はハッスル軍に向けると、「おい、ハッスル軍よ! エースがこんなていたらくでさ、貴様らの先行きも、不安でしょうがないだろ? どうだ。この際、我がモンスター軍に入れてやってもいいんだよ?」と不敵な笑みを浮かべながら、「だがな、いきなり正式メンバーというわけにはいかんぞ! まずは、派遣社員……派遣モンスターという形で働いてもらうことになるぞ。コピーとかさ、営業行ったり」と、ここぞとばかりに厳しい条件を突きつける。

この高田総統の誘いに、TAJIRIは「冗談じゃないぞ、お前! お前なんかの軍門に下るくらいなら、辞めちまったほうが、よっぽどいいよ!」と突っぱねると、「まあ、確かに、あんなバカな男がエースじゃ、ハッスル軍はもうダメかもしれないけど、だけど、チームを一から作り直して、ハッスルの覇権を必ずお前らから奪い返してやるからなっ!」と、リベンジ宣言だ!

これに対して、高田総統は「覇権を奪い返すって言ったのか? 見てみろよ! その面子をよ! しょっぱいじゃないか!! 箸にも棒にも、なんにもならないんだよ!! 私の親切を拒否するとは……。 これから、お前らがぐうの音も出ないくらい叩き潰して、ダメ出しして、ボロボロにしてやるよ! 覚えておけよ!!」と、怒りの抹殺宣言! そして最後は、観客に向かって「とにかくだ! 栃木に続いて、この茨城も、モンスター軍が制圧した! 12月30日の『ハッスル・マニア2008』は、ぜひとも有明コロシアムでお会いしよう! では、30日、水戸の諸君も、茨城の諸君も、その他の県の諸君も、有明コロシアムでお会いしよう! バットラックだ!!」と言い残し、モンスター軍の面々を引き連れ、消え去って行ったのだった。

リング上に残されたハッスル軍の面々。ここで、RGが「あの、TAJIRIさん。あんな啖呵を切っちゃって、大丈夫なんですか? 坂田さんも、HGもいないこのハッスル軍でどうやってモンスター軍に太刀打ちするんですか?」とTAJIRIに尋ねると、このRGの問いに対してTAJIRIは、「さっきは、あの場で強気に出るしかなかったんだけど、正直、どうすればいいのか。僕にもさっぱり分からないんだよ!」と、まさかの告白! するとここで、場内に天龍源一郎の入場曲『サンダーストーム』が鳴り響き、なんと現われたのは天龍源一郎と、越中詩郎だ!

観客から大「天龍」「越中」コールが沸き起こるなか、二人はリングイン! そして、天龍はマイクを持つと、「おい、みんな! 長い間、留守にして悪かったな」と、まずは長期スランプのためにハッスル軍から離れていたことを詫びる。続けて、天龍は「俺もよ、もう一度、高田モンスター軍をぶっ潰す覚悟ができたんだよ。だから、“ハッスル大将”として、もう一回ハッスルしてやろうじゃねえか!」と完全復活宣言! これを受けて、RGは「大将、お帰りなさい! これでWARGが復活ですよ!」と喜ぶと、「それにしても、大将! 娘さんの……紋奈さんでしたっけ? 今度、紹介してくださいよ!」と、どさくさに紛れて猛烈アピール! しかし、これには天龍がRGの頭をすかさずマイクで叩くと、「てめえ、もし娘に手を出したら、タダじゃおかねえからな!」と怒り心頭だ!

ハッスル軍ではおなじみの天龍とRGのやり取りが、ひさびさに繰り広げられるなか、TAJIRIは、天龍と共に登場してきた越中に向かって、「よし! お願いしよう! 越中さん! 僕たちに力を貸してください! ハッスル軍に侍魂を注入してください!!」とお願いし、頭を下げると、このTAJIRIの姿を見て、ハッスル軍の面々も同様に頭を下げる。このTAJIRIの願いに、越中は「よっしゃ〜!」と承諾すると、「おい! お前らさ、若いくせに全然ハッスルしてねえよ!」と、さっそくダメ出し! さらに、勢いに乗った越中は、「おい! 一番ハッスルしてんのは、サムライ・シローさんだよ! やってやるって!! 俺こそ、ハッスルだって!!」と、“やるって節”でハッスル宣言だ! この越中の熱すぎる意気込みに「ヨー、ヨー、ヨー! それ、坂田さんの決め台詞ですYO!」とツッコミを入れるRGに対し、越中は「うるさい! この野郎!!」と一蹴!

天龍のハッスル軍復帰、そして越中のハッスル軍入りで、ようやく希望の光が見えてきたハッスル軍。ここで、天龍が「いいか! マニアに向けて、みんなで力を合わせて行こうぜ!!」とハッパをかけると、TAJIRIも「これならモンスター軍とも十分、闘えます。ナットーマンなんかよりも頼もしいですよ。よし! これから『ハッスル・マニア2008』に向けて、みんなで反撃の狼煙を上げましょう!!」と、ハッスル軍の面々に呼びかける。そして最後にTAJIRIは、「みなさん! われわれハッスル軍は、これから、クリスマス、そして『ハッスル・マニア2008』に向けて、必ず主役の座を奪い返してみせます!! みなさん、応援よろしくお願いします!」と観客にアピールし、ハッスルポーズで締めくくったのだった。

メインハッスル

14分10秒 ジャンピングキック

呪われたハッスル軍、解散の危機……!?

一年間の集大成、12・30『ハッスル・マニア2008』を1ヶ月後に控え、いま、ハッスル軍が大きく揺らいでいる。原因不明の体調不良で11月シリーズを欠場したHG。復活の兆しが見えつつも、本隊とは別行動を取る“ハッスル大将”天龍源一郎。そして、「自分は人前に出る仕事には向いていない」と、自らの意思で長尾浩志が退団と、次から次へと難題が降りかかってくるなか、さらに追い打ちをかけるような事態が!

10・26『ハッスル・ツアー2008〜10.26 in TOCHIGI〜』(宇都宮市清原体育館)で行なわれた『ハッスルGP2008』決勝戦で、“モンスターK”川田利明に敗北を喫し、“高田総統の一騎討ち”という夢が破れてしまった坂田亘が、行方をくらましてしまったのである。エースの失踪に動揺が隠せないハッスル軍。

そして、数日後。目撃情報をもとに、ハッスル軍が河原を捜索していると……! 都内某所の河原で、ワラに包まる坂田を発見! 心配したハッスル軍はただちに坂田を運び出そうとするも、これに坂田が猛反発!

坂田よ、一体お前は何がやりたいんだ?

そして、2日前の11・20後楽園大会。坂田はメインハッスルのカードにラインナップされていたものの、結局、姿を見せず。ところが! 全試合終了後、ワラにまみれた姿の坂田が現われたのである。

「いまはまだ、変化の途中なんだよ。もしも、運命の糸が引き合うならば、水戸で会えるだろうよ。達者でな!」

何やら、意味ありげな台詞を残した坂田。この一連の不可解な行動に、ハッスル軍のTAJIRIは、不快感を露わにし、「放っておけばいいよ!」と、坂田を突き放す。ちなみに、本日のメインハッスル。事前発表では、『ハッスルGP2008』覇者の“モンスターK”川田利明と、その川田に惚れた男、ゼウス。師弟コンビと、坂田&TAJIRIが闘う予定になっていた……。


ここで場内ビジョンが切り替わると、試合前のハッスル軍控室が映し出され、そこには出撃準備を整えるTAJIRIの姿が! 他にもハッスル軍の面々が勢揃いしているものの、坂田の姿は見当たらない。ここで、\(^o^)/チエが、RGに向かって「ねえ、RGさん。坂田さん、本当におかしくなっちゃったんじゃないの? 結局、今日も来なかったし……」と愚痴をこぼすと、RGは「うん。確かに、いままでの坂田さんからじゃ、あの展開は想像つかへんかったな……」としみじみと語ると、TAJIRIに向かって「TAJIRIさん、本当にひとりで大丈夫ですか? 本来だったら、僕がもう1試合……と、言いたいところですが、相手が川田とゼウスじゃ……すいません!」と、力になれないことを詫びる。

これに対して、「大丈夫も何も、ここまで来たら、やるしかないでしょう!」と、ひとりで闘いに臨む決意を固めるTAJIRI。ここでKUSHIDAが、「でも、もしかしたら、坂田さんが助けに来るかも……」と淡い期待を口にすると、その言葉を遮るようにしてTAJIRIは「もう、その男の話は聞きたくないね!」とピシャリ! そして、TAJIRIは「まっ、ハッスル軍の意地ってものを見せてやろう! 見てろよ!」と意気込みを示し、決戦の舞台へと出撃したのだった。

閉じるハッスル軍はTAJIRIが一人で入場。やはり、坂田は試合に間に合わないのか? そして、川田とゼウスがリングに上がった。坂田がいないことを確認した川田は、マイクを持つとTAJIRIに向かって、「おい、坂田どうしたんだ? やっぱり来なかったのか? おい、2vs1かよ。俺は2vs1なんかでやりたくないから、その辺で見ておく。ゼウス、ちょっといたぶってやれ!」と言い残して、リングを降りてしまった。試合はとりあえず、ゼウスとTAJIRIの一騎打ちでスタートだ。ゼウスはいきなりパワー全開でTAJIRIを攻撃。ボディスラムで叩き付けると、マウントパンチを連打だ。TAJIRIはゼウスの猛攻の前に防戦一方。しかし、ゼウスは容赦なくTAJIRIを攻める。強烈な逆水平チョップによるいたぶりを敢行だ。だが、ここでTAJIRIが反撃に出る。ハンドスプリング式エルボーアタックで流れを変えると、旋回式のキックを炸裂させる。そして、タランチュラで十分いたぶってから、ジャーマンスープレックスだ。しかし、ゼウスの勢いは衰えない。強烈なハンマーパンチをTAJIRIに叩き込むと、場外戦でも圧倒する。鉄柵、鉄柱にTAJIRIを叩き付けるなど、やりたい放題だ。そして、リングに戻るとリフトアップスラム。これにはTAJIRIも悶絶だ。場内ではTAJIRIへの声援が発生。しかし、ゼウスは攻撃の手を緩めない。成り上がりブレーンバスターでTAJIRIを叩き付けてから、マウントポジションからのパンチを連打する。そして、両腕を万力のようにしてTAJIRIの頭を締め付ける。もはや万事休すか? しかし、TAJIRIはまだまだ勝負を諦めない。スモールパッケージ、アクエリアスクラッチの丸め込み技でゼウスを追い込んでみせる。あわや3カウントという状況に、リング下でイスに座って観戦していた川田も思わずカットに入る。さらにリング上は混沌とする。小路二等兵の手によって、野口レフェリーが場外で気を失ってしまったのだ。無法地帯と化したリング上。その隙にモンスター軍は3人がかりでTAJIRIを攻撃。ゼウスがチョークスラムでTAJIRIを叩き付けると、小路二等兵がレフェリーの代わりにカウントを数え始める。そうはさせじと、セコンドに付いていたRGがカウントを阻止! 同じくセコンドのチエとKUSHIDAもTAJIRIの救出にリングに上がる。しかし、すぐにモンスター軍がリングを占拠。いよいよ、TAJIRIもこれまでか? と、ここでスクリーンに映像が映し出される。

「運命の糸が引いたとき、お前を助けにやって来る! 大豆な場面でやって来る! 腹筋、背筋、納豆菌。負けて腐るな、発酵しろ! ナットーマン、只今参上! なっとーぉ!!」

ナットーマンが登場だ! タイツは坂田が着用していたそれだが、ワラのマントにマスクを被っている。これが坂田の変身したナットーマンなのか? ナットーマンはリングに駆け込んでくると、恐る恐るコーナーの上に直立。続くバク転は失敗したものの、素早い動きで川田とゼウスを翻弄。フライングクロスチョップを連発して、二人を蹴散らしてみせた。さらにゼウスをネックブリーカーに捕らえながら川田にドロップキックを打ち込む技も披露。ややぎこちないながらも、空中殺法を次々と繰り出していく。そして、ゼウスにモンキーフリップを食らわしたナットーマン。いそいそと藁のマントを着込むと、フライングボディアタックを発射だ。ところが、これをゼウスが簡単にキャッチ。そして、マットに叩き付けられると、最後は川田のジャンピングキックが炸裂! ナットーマンはもったいぶって登場しながらも、アッサリとモンスター軍の軍門に下ってしまったのだった。


試合後、堂々と勝ち名乗りを上げる川田&ゼウスに対し、グロッキー状態で大の字のナットーマン。するとここで、「おい! 残念だったな、ナットーマンよ!」という声が! すると場内に『威風堂々』が鳴り響き、ステージから姿を現わしたのは高田総統だ!!


セミハッスル

4分43秒 反則

今年一年、パパ、グレート・ムタに会うためにモンスター軍を離脱し、ひとり、旅を続けてきたボノちゃん。優勝すればなんでも願いが叶う『ハッスルGP2008』では、パパに会う絶好のチャンスだった。しかし、準決勝で敗れ、夢ははかなくも散ってしまう……。

ボノちゃんはいま、ゴールが見えなくなっている。先の見えない不安を、リングの上で爆発させるも、フラストレーションは溜まる一方……。パパがいるのは、遠い、遠い、魔界。叫べども届かぬ思い。もどかしさに悶々とするそんなボノちゃんの神経を逆撫でするかのように、高田総統が仕向けてきたのは、“狂える親子虎”タイガー・ジェット・シン&シンJrだ!

父は初来日から35年! 昭和プロレス、伝説のスーパーヒールは、いまもって健在! シンの登場で、ハッスルの会場は毎回、恐怖に凍りつく! ちなみに、つくば市でカレー屋も経営。カレールーもファイトスタイルも、お味は激辛なのだ! 親子の愛を求めるボノちゃんに、狂える虎が親子愛を見せつける!!

すると、ここで場内ビジョンの映像が切り替わり、“WARRNING!”の文字が! その内容は、入場時に暴れ回るシンから身を防ぐための、観客への諸注意だった。

閉じる今日も入場時から大暴れのシン親子。観客席に雪崩れ込み、茨城県民のお客様たちを恐怖のどん底に陥れる。そして、シンはリングで待ち受けるボノちゃんとあーちゃんをリング下から睨み付ける。と、ここで親父に気を取られたボノちゃんたちをシンJrが後方から襲撃! 一気に試合の主導権を握る。シンJrがインド国旗でボノちゃんを攻めれば、あーちゃんはシンに客席に連行されて滅多打ち。シンの凶器による攻撃であーちゃんは早くもノックアウトだ。一方のボノちゃんもシンJrと客席で大乱闘。やはり父親と血は争えない。シンJrもイスを観客に向かって投げつけるわと、凶暴さは満点だ。リングに戻ると、シンは凶器攻撃、そしてシンJrはスタナーであーちゃんを蹂躙する。しかし、ここでボノちゃんがカット。シンJrを捕まえるとコーナーでショルダータックルを連発する。救出に入った親父のシンも蹴散らすと、四股を踏んでからシンJrにぶちかましだ。しかし、シンJrはこれを間一髪スルー。キレイなフォームのドロップキックを炸裂させる。さらにシンが凶器でボノちゃんのノドを一撃! ついでに止めに入った野口レフェリーにも凶器攻撃をかまして、この日もシン親子の反則負けとなった。


試合後、「あーちゃん……大丈夫?」と、シンによって血ダルマにされたあーちゃんを気遣うボノちゃんだが、「あのう、もちろん大丈夫じゃないです」と弱々しい声で返事をするあーちゃん。すると、ボノちゃんは「ボノちゃん、シンは嫌いだけど、ああいうふうに、パパと組んで一緒に試合がしてみたいな。やっぱりパパに会いたいよ!」と語り出すと、人目もはばからず「パパーッ!」と絶叫!

すると場内が暗転し、ゴーン、ゴーンという鐘の音と、ムタのテーマ曲が鳴り響く。そして、気が付くと場内ビジョンには、“魔弐阿 再会”という文字がじわじわと浮かび上がってくるではないか! ふたたび、場内は明るくなり、ボノちゃんは「まだボノちゃんは1歳だから、漢字が読めないよ」と、ビジョンに書かれていた文字が読めないことをあーちゃんに告げるも、「いや、僕もちょっと分からないですね……」と、ここでもまったく役に立たないあーちゃん。これには、ボノちゃんも「なんだよっ! あーちゃんも読めないの?」と落ち込むも、「でも、なんか心のなかがスカッとしたよ。きっといいことが書いてあるんだ。帰ってから調べよう、電子辞書で!」と笑顔を見せ、意気揚々と引き揚げて行ったのだった。


第4ハッスル

8分25秒 ダイビングエルボー

日本の中高年よ、立ち上がれ! “ミスタープロレス”天龍源一郎、完全復活への道!!

日本人レスラーで唯一、馬場&猪木から3カウントを奪うなど、日本マット界に数々の伝説を残してきた男。そんな天龍は、キャリア32年を迎えた今年、かつて経験したことのない大スランプに陥っていた。

7月の『ハッスルGP2008』開幕戦にて、天龍は、ボノちゃんとの試合でワキ腹を負傷。以来、特命係長 島田工作員が組む“嫌がらせマッチ”に連戦連敗……そこにかつての昇り龍はいなかった。

かつての盟友・“侍”越中詩郎が天龍に奮起を促すも、ダメージは回復せず。ところが、天龍の愛娘、紋奈さんの「お父さん! 前に私に言ったでしょ! 今日、一生懸命生きられない奴に、明日を生きる資格はないって。自分ができてないじゃん! そんな情けない奴、私のお父さんじゃない!!」という叫びに、天龍はようやく発奮! 10・16後楽園大会では、気力を振り絞り、ひさしぶりの勝利をあげ、さらに続く10・26栃木大会では、パートナーの越中が不在のなか、1vs2のハンデキャップマッチにも見事勝利した。

さらに、2日前の11・20後楽園大会では、あの“インドの猛虎”タイガー・ジェット・シン相手に、一歩も引かず互角の勝負! もはやとどまるところを知らない50代コンビの大躍進! そして、今宵迎える相手は、身長2m30cmの“リアル牛久大仏”ことジャイアント・シルバ!

ハッスル働き盛りの中高年の星! 巨神兵の牙城を崩せるのか!?

閉じる久々のハッスル登場となるシルバは場内を大きく一周しながら入場。そのあまりにも大きな体で茨城県民の皆さんを大いに驚かせた。そして、天龍&越中の待ち受けるリングへ、ロープを軽く跨いで入ったのだった。このシルバに対して、越中がいつものようにいきり立つ。越中とシルバの顔合わせで、いよいよ試合はゴングだ。越中の血気盛んな姿に会場からも「越中!」コールが発生。しかし、シルバの巨体を捕らえるのは難しい。何度ロックアップしても軽く跳ね返される。ならばと、天龍と共にダブルショルダータックルを敢行した越中。だが、シルバは二人をまとめてラリアットで二度もなぎ倒してしまった。続いて、モンスター軍からは司令長官の登場だ。しかし、ここは越中が大奮闘。頭突きを叩き込んで司令長官の動きを止めると、続いて天龍がコーナーでチョップを叩き込む。そして、天龍は素早く越中にタッチ。越中もヒップバットの連打から、エプロンサイドからのダイビングヒップアタックを炸裂させてみせた。司令長官もただでは屈しない。正拳突きで状況を変えると、シルバのビッグブーツが越中の顔面を捉える。ならばと、今度は天龍が攻め込むが、シルバはびくともしない。逆に串刺し式のラリアットを食らい、チョークスラムの体勢に捕らえられてしまう。ここは越中がカットに入ったものの、すぐさま司令長官がシルバをアシスト。越中を捕まえて、そこにシルバがジャイアントプレスを投下! たまらず、越中は場外にエスケープだ。司令長官に捕まっていた天龍も一度はグーパンチで反撃したものの、司令長官の巧みな動きに劣勢を強いられる。負傷箇所の脇腹にも正拳突きを食らってしまった。そして、モンスター軍からは再びシルバの登場。天龍をベアーハッグでグイグイと締め上げる。だが、天龍も屈しない。強引にこれを外すと、チョップの連打でシルバをコーナーに追い込んでみせる。そこに息を吹き返した越中がシルバの背後からミサイルヒップを発射! 遂にシルバをダウンさせた。勢いの付いた天龍と越中は二人がかりのブレーンバスターででシルバを投げ飛ばすと、最後は天龍が渾身の背面式ダイビングエルボードロップ! 遂に難攻不落のシルバから3カウントを奪ってみせた。


試合後、マイクを持った島田は「おい! 加齢臭コンビ! こんなんでいい気になるなよ! 絶対にお前ら二人、早期リタイアさせてやるから、覚えておけってってって!!」と相変わらずの憎まれ口を叩くと、これに対して天龍は、「おい! ピーチク、パーチクうるせえぞ!」と、これを一喝! さらに、天龍は「天龍源一郎はまだまだ死なねえんだよ! 次は島田、お前が出て来い! これまでのお返し、たっぷりしてやるからな!」と、島田を挑発だ! ところが、島田は「ほざいてろ、寿司屋! お前のチョップなんか、かすりもしねえよ!!」と捨て台詞を吐くと、そのまま逃げるように去って行ったのだった。

そして、越中は「そんなことより天龍さん! 完全復活じゃないですか!? こうなったらハッスルのてっぺん目指して、ぶっちぎって行きましょう!!」とアピール! このアピールを受けて、天龍は「越やん! とりあえず島田との決着をつけて、高田の野郎も倒して、てっぺんまで行ってやるってってって!!」と、越中のお株を奪う“やるって節”で、モンスター軍へのリベンジを観客の前で誓った。


第3ハッスル

11分8秒 エレクトスマッシュ

謎の助っ人参上!
スーパーHG、最大の危機に希望の光が!?

ハードゲイHGは改造人間である。高田モンスター軍の策略により、拉致されたHGは、そこでモンスター軍最高医局長ドクター中松より、改造手術を施されてしまった。間一髪、脳の改造手術の前に脱走。さらに、ハッスル軍専属の天才医学博士、“ドクターK”こと木下博勝の手により再改造手術を受け、新ヒーロー、スーパーHGへと変身する新たな力を手に入れたのだ!

以降、裏切り者を抹殺せんとする高田総統が送り込む刺客を次々と撃破! さらに、HGを師と慕う、レイザーラモン行きつけの喫茶店『ともだち』のアルバイト店員・朱里という新たな味方も参戦し、これで戦力も大幅にアップ……と、思った矢先! HGを思わぬアクシデントが襲う!

スーパーHGに変身するたびに刻々と変化を遂げていたHGの背中のモンスターマークが突如謎の発熱。HGは、原因不明の体調不良に陥り、なんと11月シリーズの欠場が発表された。残されたのは、芸でもプロレスでもHGに寄生するRGと、デビューしてまだ1ヶ月のKG。ところが、そんななか、一筋の光明が! 2日前に行なわれた11・20後楽園大会、ピンチのRGとKGを救出したのは、かつて“九龍の鬼”と恐れられた謎の探偵、クーロンキー、アラン黒木だった……。

いまだ謎に包まれた黒木の正体。はたして、HG不在のピンチを救う救世主となるのか!?


ここで場内ビジョンが切り替わり、レイザーラモン行きつけの喫茶店『ともだち』が映し出され、RGとKGが何やら語り合っている。「でも、アラン黒木さん、本当にすごかったですね! あっという間にモンスター軍を蹴散らして、RGさんとは大違い!」と、11・20後楽園大会でのアラン黒木の活躍を興奮ぎみに話すKG。ところが、「ヨー、ヨー、ヨー! なんだい、さっきから黒木、黒木って! 100の顔を持つ男? あんな得体の知れない奴、信用できないですYO!」とヘソを曲げるRGだが、「信用できないか……」という声とともに、いつの間にかRGの隣には黒木が! 黒木は、「まっ、次の茨城大会、俺の働きを観れば、あんたは俺を信用する。と、言うより、俺があんたを信用させる」と、自信タップリに語る黒木。これに対して、「いちいち、回りくどいな!」とイラつくRGだが、ここで「お前ら、仲良うなって何よりや!」と言って現われたのは、お店のマスター・ほんこんのおやっさんだ!

会話の輪のなかに入ったおやっさんは、「とりあえず、HGがおらん間は、この黒木クンに助っ人を頼んだらどうや?」と、RGに提案。するとRGは、おやっさんに近づき、黒木に聞こえないくらいの声でこっそりと「おやっさん、アランさんを紹介してくれたのは、確かに感謝してますよ」とお礼を言う。さらに、「でも、この人、探偵でしょ? ギャラとか高いんじゃないですか?」と、おやっさんに尋ねるRG。これに対して、おやっさんは「そないなこと言われて、わしも払えんがな。本人に直接聞いてみるのが一番ちゃうんか?」とRGに提案し、黒木のほうを見ると、すでに黒木はコーヒーを飲み終え、退店していたのだった。ところが、黒木がいた席には、なにやらメモが。

RGはメモを手にすると、そこには「うまいコーヒーさえ飲ませてもらえれば、俺は満足だ。ゴチになるぜ……黒木」という、先ほどのギャラに関する答えが書き残されていたのだ。これには、KGも「かっこいい〜!!」とウットリ。RGとは違い、どこまでもカッコ良すぎる黒木だった。

閉じる先発はRGと赤鬼蜘蛛。意外にもRGは赤鬼蜘蛛とレスリングで互角に渡り合う。アームドラッグもキレイに決めると、続いてはフィンガーロックで赤鬼蜘蛛の左腕を捕獲。そして、ロープ渡りを披露だ。しかし、これは調子に乗りすぎた。ニセHGにロープを揺すられて、たまらず股間をロープに強打。赤鬼蜘蛛にはマンハッタンドロップの追い打ちを受けてしまった。ここで赤鬼蜘蛛はニセHGにタッチ。今度はRGとニセHGが掛け声合戦を敢行だ。ここでも優勢なのはニセHG。重低音の「ニセモノ、フォ〜!」を観客に叫ばせて、RGを圧倒した。さらにニセHGは巧みにRGの股間に攻撃を加えていく。そして、アトミックドロップ、サイドバスターで追撃だ。一通り攻撃を終えたニセHGは人狼にタッチ。この人狼に対して大振りなパンチを振るっていくRGだが、続いて出てきたニセHGとの連係攻撃を巧みに避けて、相撃ちさせることに成功した。ここでようやくKGにタッチ。勢いよく空手技で突っ込んできたKGは人狼、ニセHGに強烈な正拳突きと蹴りを加えていく。何回転もするヘッドシザースも決めてみせた。しかし、モンスター軍は連係が上手い。あっという間にKGを捕獲すると、太鼓の乱れ打ち、トレイン攻撃の大攻勢だ。だが、KGは人狼の串刺し式エルボーを間一髪スルー。すると、黒木がようやくリングに登場。素早くも鮮やかな動きでモンスター軍を蹴散らし、KGをコーナーにお姫様抱っこで連れ戻す。そして、人狼を追い込んだ。ところが、ここでRGが強引に割り込んできて、RGプレスを発射した。ここはニセHGがカットで人狼を救出。と、ここで場内が暗転! 不気味な音楽が鳴り、人狼が凶暴バージョンに変身だ。RGを捕まえた人狼はネックハンギングのままRGをコーナーに叩き付け、さらには投げ飛ばしてと蹂躙していく。RGはそのまま場外へ人狼によって連行されてしまった。リング上は黒木とニセHGが対峙。まず、黒木はニセHGをラリアットでなぎ倒すと、素早いローリングソバットを土手っ腹にぶち込む。そして、最後は必殺のエレクトスマッシュ! 見事な3カウントを奪ったのだった。

試合後、いつの間にかフンドシ一丁姿のRGは「茨城のみなさ〜ん! 勝ったど〜!!」と勝ち名乗りを上げるも、すかさずKGから「RGさん、何もしてないじゃないでですか! 活躍したのは、ほとんど黒木さんだったでしょ!」という厳しいツッコミが入り、場内からも大ブーイングが飛ぶ! するとここで、黒木が「いや、KGもなかなか良かったよ。そしてRG、なんだその汚い格好は。ぶざまだな。お前、もうちょっと頑張れ!」と二人を励ますと、「また困ったときがあったときは、いつでも呼んでくれ! アラン黒木、すぐにでも駆けつけてやるぜ!! アディオス!!」と言い残し、カッコ良く去って行ったのだった。


第2ハッスル

7分45秒 黄門ラナ

10・26栃木大会から始まった、高田モンスター軍の北関東制圧計画第2弾、茨城編。そんなモンスター軍の侵攻を食い止めるべく、ひとりのキャラクターが立ち上がった!

その名も、“ハッスル黄門”!

茨城県を元気にさせるべく誕生したこのハッスル黄門。県知事も栃木活性化のために全幅の信頼を寄せる! しかし、突如現われたご当地ヒーローに、モンスター軍の魔の手が! そう、ハッスル黄門のデビュー戦の相手として名乗りを上げたのは、モンスター軍が誇る“ゆるキャラ”ザ・モンスター℃だ!

現在、ハッスル黄門は、リングの上で俊敏に闘うべく、3頭身の姿からファイティングバージョンへの変身を成功させたとのウワサも入ってきている! はたして、その気になる姿とは!? そして、モンスター軍から茨城の平和を守ることはできるのか!? ハッスル黄門、いよいよデビュー!

閉じる「茨城の平和は、ハッスル黄門が守るでござる! 人生楽ありゃ、苦もあるさ。涙のあとには虹も出る。悪いモンスター軍は許さない!」という前口上と共に、ステージに現われたのは、愛らしい姿で茨城県では大人気のマスコットキャラクター、ハッスル黄門! そして、「ハッスル黄門、へーんしん!」という声と同時に場内が暗転し、ここでステージ上に姿を現わしたのは、ファイティングバージョンに変身したハッスル黄門だ!

やはり、黄門は水戸黄門同様おじいさんなのか、やや腰を曲げつつよたよたと歩いている。そして、リングに上がるとモンスター℃の入場中はコーナーでどっかりと胡座をかいて座っている。モンスター℃が客を煽りながらリングインして、ようやくゴング! これまでいかなる相手を敵に回しても人気を独占してきたモンスター℃だが、茨城のお客さんたちはまるで目もくれず黄門に大声援を送る。会場内は大「黄門!」コールだ。ならばと、モンスター℃も得意の「シー!」の掛け声を観客にかけさせる。これで勢いを付けたモンスター℃は黄門の前で腕を突き出してCの字ポーズを誇示。しかし、黄門はまるで動じない。モンスター℃の腕を取ると、軽く捻って投げ飛ばす。バックを取られてもケツを突き出すムーブではね飛ばしてみせた。一方、劣勢だったモンスター℃だが、黄門が観客の声援に気をよくしている隙を突いて、パンチを叩き込む。さすがの黄門もやや時間差があったものの、遂にダウンだ。観客からは再び「黄門」コールが湧き起こる。しかし、怒りのモンスター℃の攻勢は止まらない。ローキックを連打すると、コーナーで踏み付け攻撃。ご当地ヒーローの劣勢ゆえか、人気者のモンスター℃には珍しいブーイングを浴びせられてしまう。それでもモンスター℃はお構いなしにコーナーでパンチを連打。そして、リング中央では得意のCの字ストレッチで追い込んでいく。会場内からは黄門への大声援が発生。これに力を受けたか、黄門も気力で立ち上がる。だが、なかなか反撃に移れない。ようやくロープをずらしてモンスター℃を場外に転落させたものの、リング下から足を引っ張られて倒れてしまう。こうなると、もはやモンスター℃の優位は動かない。余裕をかましたモンスター℃は無防備に黄門の前に立ちはだかった。その時だ! なんと黄門はその場でジャンプして、起死回生のウラカン・ラナ! まんまとモンスター℃を丸め込んで、デビュー戦を見事な勝利で飾ったのだった。


試合後、勝ち名乗りを受けるハッスル黄門。「闘い済んで、日が暮れて。水戸に明日も日本晴れ。ふたたび悪が栄えたときは、必ず退治に現われます! あ、これにて、一件落着!」というナレーションと共に、腰に手を当てながら、ハッスル黄門は去って行ったのだった。


第1ハッスル

9分40秒 小路払い

11・20後楽園大会で突如現われた“高田モンスター軍の秘密兵器”血鶴。しかし、このときは、観客の前でお披露目されただけで、被っていた覆面の下の素顔も含め、多くの謎を残して、消え去って行った。そんな謎のモンスターが、ついに茨城でベールを脱ぐ!! この高田総統も大きな期待をかける新モンスター・血鶴に対して、KUSHIDA&\(^o^)/チエのヤングハッスル軍は、どう立ち向かうのか!?


ここで場内ビジョンには、モンスター軍基地が映し出され、アン・ジョー司令長官、特命係長 島田工作員が登場! 見るからに、いまさっき会場に到着したばかり、といったところか。さっそく、「いや〜、しかし何もないところですね。先月の栃木もすごかったけど、ここ“いばらぎ”も同じくらいド田舎ですよ!」と、茨城県民に対して失礼な言葉を吐く島田。これに、「まったくデース! 早めに入って何か美味しいものでもイーティングしようと思ったんデスガ、なんですか、ココスばっかりじゃないデスカ! “いばらぎ”県民の舌はどうなってるんですかねえ」と、アンも続く。

すると、二人の荷物を抱え、遅れてやってきた小路二等兵が、「アン・ジョー司令長官! 島田工作員! 恥ずかしながら、ご忠告いたします! 正しくは“いばらぎ”であります!」と、県名の読みを勘違いしている二人に正しい読み方を教えた小路は、「“いばらき県民”は、“いばらぎ”と読み間違えられると、怒り狂い、暴動を起こすそうであります!」と脅しをかける。これに対して、「そんなの、どっちでもいいんだよ! 紛らわしい名前が悪いんだよ!」と逆ギレする島田。と、この島田の意見に同調するように、「まったくだよ!」という声とともに現われたのは、高田総統だ!

さっそく高田総統は、「私もさっき、茨城県のつもりが、大阪の茨木市に行っちゃったよ! まっ、茨城にしては都会だなーってすぐに気付いたから、ジェットを飛ばして事なきを得たがな」とニヤリ。さらに「ド田舎だわ、紛らわしいわで、何ひとついいことない土地だよ!」とバッサリだ! そんな怒り心頭の高田総統は、島田に第1ハッスルの準備が整っているかどうか確認すると、島田は「はい! ここ茨城でデビューを迎えられる“血塗られた花嫁”血鶴。今日は人生の修羅場を味わったこともないハッスル軍の若造どもに、かつてない恐怖を与えましょう!」と、万全であることをアピール!

この報告にすっかり機嫌を良くした高田総統は、「よいか、モンスター軍よ! 今宵は、ハッスル軍の奴らを根こそぎ倒して、茨城を制圧だ!!」とゲキを飛ばし、ビターンで送り出したのだった。

閉じるハッスル軍のKUSHIDAとチエが入場したあと、島田工作員の先導で小路二等兵と血鶴がリングに登場。血鶴は不気味によたよたとしながら、小路に引きずられての入場だ。手には鎖、そして黒い花束を抱えている。リングに上がると、コーナーでグッタリ。こんな状態で闘えるのか? 試合はKUSHIDAと小路の先発でスタート。オーソドックスなレスリングの攻防を展開するKUSHIDAと小路だが、腕の取り合いやヘッドロックでKUSHIDAがリード。さらに素早いロープワークでドロップキックも炸裂させた。さらにチョップでいたぶってから、ヘッドシザースで投げ飛ばすと、早くもトペ・コンヒーロを発射だ。これを見ていた血鶴がコーナーで不気味に動く。思わずKUSHIDAも身構えた。しかし、小路のピンチは続く。KUSHIDAにスリーパーに捕らえられて、苦しそうだ。すると、血鶴が手を繋いでいる鎖を激しくコーナーの金具に打ち付けているではないか! この血鶴の不気味な動きにKUSHIDAも思わず小路を逃がしてしまう。ようやく逃げおおせた小路は遂に血鶴にタッチ! ハッスル軍もKUSHIDAからチエにスイッチだ。不気味な血鶴になかなか踏み込めないチエだったが、なんとかタックルを敢行。しかし、血鶴はこれを受け止めると、手の鎖でチエを殴打だ。あからさまな反則に、KUSHIDAも思わず「反則だろう!」とクレーム。しかし、血鶴の勢いは止まらない。小路に手渡された黒い花束でチエを滅多打ち。思わずチエが悲鳴を上げるほどの不気味さだ。ついでにKUSHIDAに花束を投げつけた血鶴だが、小路が「もういい」と無理矢理コーナーに戻してタッチした。今度は小路が攻勢に出る。チエを捕まえてフェースロックをお見舞いだ。しかし、すぐさまKUSHIDAがスワンダイブ式のドロップキックでカット。チエとの連係プレーで小路を追い込み、チエはバンザイパンチをお見舞いする。ところが、場外にいた血鶴がKUSHIDAを襲撃! さらに血鶴はチエをも叩きのめすと、最後は小路が払い腰で勝負を決めた。



試合後「茨城のド田舎の諸君! ド田舎ども! モンスター軍の強さを思い知ったか!!」と勝ち誇る島田は、「おい! それに比べて、チビに、ブサイク! 相変わらずしょっぺえなあ。血鶴の足元にも及ばねえじゃねえか!!」とKUSHIDA&チエを罵倒し、「なっ、血鶴!」と血鶴に振ったところで、血鶴は気持ち悪い動きをしながら暴れ出す! あまりの気持ち悪さに、島田は「やばい! 機嫌が悪くなってるぞ!!」と後ずさりすると、小路と共に血鶴を引き連れ、去って行ったのだった。


オープニング

場内暗転からスポットライトに照らされてリングに姿を現したのは、もちろんこの男、“歌って、踊れるハッスラー”にして、『ハッスルGP2008』覇者の“モンスターK”川田利明だ! 場内大歓声のなか、川田は「茨城県民のみなさん、ハッスルしてますかー!」と観客に呼びかけ、自己紹介を済ませると、まずは本日の対戦カードを発表!

カード発表を終えたところで、川田は「まあ、俺はさ、茨城県民じゃなくて……栃木県民だだよ。でも、正直ぶっちゃけると、栃木と茨城は、あまり仲良くないんだよな」といきなり爆弾発言をぶちかますと、「でも、今回は同じ北関東の仲間として、俺が盛り上げてやろうと思っている」とアピール! これには、場内から大きな拍手&歓声が飛ぶ。続けて、「今日はさ、珍しく高田総統が俺に歌をリクエストしてきたんだよ。やっと俺の歌の良さが分かったみたいななんだよ」と感慨深そうに語る川田は、「ミュージックスタート!」の号令と共に、場内に流れてきたのは、なんと倖田來未の『キューティーハニー』だ!

今年3月に、後楽園ホールで初披露し、観客を熱狂の渦に巻き込んだ『キューティーハニー』を、もちろん二人の女性バックダンサーを従えてノリノリで踊り、歌う川田。そして、「ハニーフラッシュ!」とカッコ良く決めポーズを決めたところで、場内から大きな歓声&拍手が飛ぶ! この大歓声を受けながら、気落ち良く2番を歌おうとした川田だが、気が付けばステージからゴージャス衣装に身をまとった女性が登場! なんとこの女性とは、人気お笑い芸人トリオ・森三中の黒沢かずこだ!

場内大歓声のなか現われた黒沢は、川田のお株を奪うようにセクシーかつノリノリで熱唱……しかし、歌詞はでたらめだ! そして、川田と同じように「ハニーフラッシュ!」で決めポーズを披露した黒沢。場内からは、川田に負けず劣らずの大きな拍手&歓声が飛ぶ。ここで、すかさず川田は「おいおいおい! 待て、待て、待て! また、変な奴が入ってきちゃった。どうでもいいけどよ、お前、歌詞が適当じゃねーか!」とツッコミを入れると、「ところで、おい! お前は誰だ?」と名前を尋ねる。すると、「茨城県の勝田が生んだ、“ゴージャス千手観音スター”かずこよ!」と自己紹介する黒沢。これに対して、川田は、「俺は『ハッスルGP2008』のチャンピオンだぞ。なんで俺がお前みたいなブス芸人の当て馬になんなきゃいけないんだよ!」と、怒りを露わにする。

怒り心頭の川田に反して、黒沢は「ちょっと! ブスは失礼じゃない? これでも、このお仕事、高田総統に枕営業して、いただいたのよ!」と自慢気に語ると、すかさず川田が「そうそう、総統はブス専だもんな……って、こんなこと言ったら、俺が怒られるだろ!」とノリツッコミ! さらに川田は、「それにしても、なんだ、お前のその醜い肉体はよ!」と、黒沢を罵倒する。それでもまったくひるむことなく、「GP優勝のごほうびに、私を抱く? ブス専の川田さん!」と、川田を挑発する黒沢。これには、川田も「カッチーン! 俺は、ブス専じゃねえよ!!」と、キレぎみに全否定だ! 続けて、川田は「俺は長いことオープニングをやってるけどな。こんなに気分を害したのは初めてだよ! どうしてくれるんだよ!?」と黒沢に詰め寄ると、黒沢は「じゃあ、こうしてあげるわ! ハッスル・ツアー in 茨城……ハニーフラッシュ!」と、勝手に開催宣言をしてしまったのだった。


オープニングムービー

ハッスルとは、プロレスラーや格闘家はもちっろん、スポーツ選手、お笑い芸人など、様々なジャンルから集まったエンターテイナー……人呼んでハッスラーたちがリングという舞台で、己の存在をかけて闘う、ファイティングオペラである。

ハッスルの世界には、現在、大きく分けて、3つの軍団が存在。日々、激闘を繰り広げている。そのなかで、目下、ハッスルの覇権を握っているのが、水戸で言うところの、黄門様である、ハッスルの偉大なる支配者こと高田モンスター軍の高田総統。その高田総統に忠誠を誓うモンスター軍の助さん、格さんは、アン・ジョー司令長官と特命係長 島田工作員。そして、“うっかり二等兵”こと小路二等兵。

さらに今回は、世界中に存在するモンスターネットワークから、タイガー・ジェット・シン親子、ジャイアント・シルバの凶悪モンスターが襲来! そして、モンスター軍で忘れていけないのが、『ハッスルGP2008』王者、“歌って、踊れるハッスラー”こと、“モンスターK”川田利明だ! ちなみに、モンスター軍ではないが、川田の男気に心酔し、現在、タッグパートナーを務めているのが、“破壊神”ゼウス!

その他、会場人気NO.1のザ・モンスター℃をはじめ、世界に類を見ない超強力個性派集団。それが高田モンスター軍なのである。

このモンスター軍のハッスル支配を終結させんと奮闘しているのが、ハッスル軍だ! メンバーは、アメリカマット界で一時代を築いた“マット界のイチロー”WWEの元スーパースター、TAJIRI! ハッスルの未来を担えるか!? “超新星”KUSHIDAに、“天然少女”\(^o^)/チエ。“ミスター・プロレス”こと“ハッスル大将”天龍源一郎! ハッスル軍のメンバーではないが、天龍の助っ人として参戦中なのが、“侍”越中詩郎だ! そして、さらにお笑い芸人のレイザーラモンに、妹分のKGもこれに加わる。

そんなモンスター軍に負けず劣らずのキャラクター集団のハッスル軍なのだが、現在、創設以来、最大級の危機に直面している。発端は、先月、同じ北関東の栃木で行なわれた『ハッスルGP2008』決勝戦で、川田に敗れた“ハッスル軍のエース”、“小池の旦那”こと坂田亘が、失意のあまり失踪! その後、心配したハッスル軍の捜索していると、なぜか草むらでワラに包まった坂田を発見! 一体、これは……!? この続きは、後ほど!!

このハッスル軍とモンスター軍を突き上げる第三勢力が、ボノちゃん率いるボノちゃん部屋だ! 母・インリン様から巣立ったボノちゃんは、現在、パパであるグレート・ムタを探す旅を続けている。

以上の個性豊かなハッスラーたちがリングという舞台で繰り広げる喜怒哀楽のドラマ。そのドラマの一年間の集大成となるのが、12月30日(火)、有明コロシアムで行なわれる年間最高のイベント『ハッスル・マニア2008』! このイベントの模様は、大晦日、テレビ東京系列で夜9時30分より放送されます! はたして今宵は、『ハッスル・マニア2008』に向けての重大発表があるのか……!? 何はともあれ、ハッスル初の茨城大会! 茨城のみなさん、今宵は、心行くまでハッスルしてください!

『ハッスル・マニア2008』まで……あと38日。


前説

「みなさん、こんにちわ!」。本日は、ハッスル審判部の野口大輔レフェリーによる前説だ! 野口レフェリーは自己紹介を済ませると、まずは“正しいハッスルの観戦方法”を観客に伝え、TAJIRIコールや、モンスター軍へのブーイングなどで実践練習開始だ!

するとここで、「ちょっと! さっきから聞いていれば、あまりにハッスル軍寄りじゃないですか!」と猛抗議をしながら現われたのは、モンスター軍の小路二等兵だ! 野口レフェリーの「あれ? “ミスターPRIDE”小路晃さんじゃないですか!」というツッコミを全力で否定した小路は、「いまは身も心もモンスター軍、小路二等兵であります!」と自己紹介。そして、今度は小路の音頭で、高田総統の「総統」コール、さらにはザ・モンスター℃の「C」コールを観客にレクチャーだ!

最後に、野口レフェリー、タイガー・ジェット・シン&シンJrがいかに危険であるかを観客に説明し、さらに会場でのマナーを注意して前説を締めくくったのだった。