ハッスル通信

両国に姿を現した高田総統。
大ブーイングの中、小川を挑発!!

2004年2月29日

小川の相手がマット・ガファリに決定!


これまで小川直也の2.29ZERO-ONE両国大会への来場要求を拒み続けてきた高田総統。しかし東村山大会で行われたハッスル査定試合で、小川が文句なしの完勝を遂げたため、出てこざるをえなくなってしまった。この状況の中で高田総統は、大会前日にはマスコミ各社に「高田モンスター軍から心を込めたプレゼントを用意して行きますので、楽しみにしていてください」と1枚のFAXを送り、事実上の来場宣言! 両者にとっては『ハッスル1』以来の遭遇となるため、いやがおうにも、ボルテージは上がる。

しかしハッスル2指名試合、小川&プレデターVSダスティ・ローデスJr.&ジャイアント・シルバが始まっても、高田総統の姿はどこにもない。それでも小川はプレデターとの合体技でシルバからピンフォールを奪い、高田モンスター軍の刺客をマットに沈めた。


マイクを握った小川は「やどかり、見たか! オラッ!査定試合に2試合とも勝っちまったよ。それより泣き虫が来てねえじゃねえか! 約束が違うだろ! 聞いてんのか、オイ。いるなら早く出て来いよ!」と、リング上から高田総統へ怒りをぶつける。

すると場内のスクリーンの映像が花道のバックステージに切り替わる。「背高ノッポのギョロ目、天気のいい日曜日にわざわざ来てやったぞ」足元からなめるようなカメラワークの先にいたのは、もちろん高田総統だ!

おどろおどろしいテーマが鳴り響く中、高田総統が花道に現れると、場内からは大ブーイングが起こる。そしてゆっくりとリングに上がると、なんと先にマイクを握ったのはシルバ&ローデスJr.組のセコンドについていた島田プロデューサー。「みなさん、この方こそ本当に尊敬できる完璧な方、高田モンスター軍・高田延彦総統です。君たちは頭が高い」と、あえて火に油をそそぐような言葉を口にする。さらに大きくなるブーイング。それでも高田総統は「両国の100%は俺の敵ってことだね。面白い」と、涼しい顔で話し始めた。
「小川、査定試合を見せてもらったよ。約束通り、3.7のハッスルに出させてやるよ。うれしいだろ? ありがたいと思え、バカヤロー」と明らかに高い目線から物申す高田総統に小川はぶち切れ寸前。

そして高田総統は「思い出して欲しい。1.4、チキン&ポークは『新しいプロレスを見せる』とか言っておきながら、それがあの試合か。笑わせやがって。あれがお前の覚悟なら、しょっぱくて話にならない。なんなら俺が本物のプロレスを教えてやろうか。よく聞けチキン! 我々、モンスター軍が日本のプロレスを根こそぎぶっ壊してやる。どうだ、びびったか?」と、笑顔を浮かべながら、小川を挑発する。

これに対して小川は間髪いれずに「お前になんて、誰もびびるわけねぇだろ! さっきから聞いてたら、好き勝手に言いやがって。なんなら今ここでやってやろうか」と高田総統に歩み寄る。激しく睨み合う両者。ここで小川が高田総統を突き飛ばすと、すぐにシルバが間に入り、緊迫した空気がリング上に漂う。

そして遂に「プレゼント」の全貌が明らかになった。「おい! チキン! お前の相手はコイツだよ!」と高田総統が持参したビデオが、場内に映し出されると、そこにはあのマット・ガファリの姿が! ガファリは小川に初めてピンフォール負けの屈辱を味あわせた張本人、小川にとっては因縁の相手だ。ガファリの入場曲「ダース・ベイダーのテーマ」に乗って、さっそうと会場を後にする高田総統。リングに残った小川は、その後ろ姿に向かって、「上等だよ! ガファリでも何でもかかってこい!」と叫んだ。

これで『ハッスル2』のメインは小川VSガファリに決定したものの、OH砲の片翼、橋本のタッグパートナーはまだ決まっていない。ハッスルまで残り1週間、どんな急展開を見せるのか!?

関連人物:“キャプテン・ハッスル”小川直也高田総統
関連大会:ハッスル2
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