ハッスル通信

“モンスターK”川田利明が心境を告白
「すべては小川を骨抜きにするためにやった」

2005年9月27日

 2005年9月27日(火)東京・DSEにて、先日高田モンスター軍入りを表明した“モンスターK”こと川田利明が、モンスター軍入りまでの経緯と現在の心境を語った。

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 会見場に現れた川田は、黒いサングラスをかけ、胸に“MONSTER K”と書かれたTシャツを着ている。身も心も完全に高田モンスター軍になったという表れか。そして岸本PRの言葉を受け、川田はモンスター軍入りについての経緯について話し始めた。
「モンスター軍入りしたという気持ちはなくて、心はずっとモンスター軍でした。だから高田総統のビターンを受けたわけでもない。ある日、総統の方から『男と男の話し合いがしたい』と持ちかけられ、総統がいつも言っている『守るよりも創り出せ』という言葉に心を動かされました。日本のプロレス界にはびこる古い価値観を失くすため、総統の計画を実行するために俺はハッスル軍入りし、プロレス界唯一のカリスマ的存在だった小川を骨抜きにしようとしていたんです」
 決してハッスル軍を裏切ったのではなく、川田は最初からモンスター軍の一員であり、すべては高田総統の計画を実現するためにハッスル軍に潜入し、内部からハッスル軍を崩壊させようとしていたのだ。

 その後の質疑応答でも川田の口から衝撃発言が幾つも飛び出す。
「PRIDEに出て勢いがあった頃の小川にはヒヤヒヤしていたが、自分が隣にいて自分のプロレスをやることで、小川のプロレスラーとしての力のなさを際立たせる事が出来た」「2月の『ハッスル7』で小川に反旗を翻したのも、その後の『ハッスル8』の観客ジャッジメントマッチで小川を負けさせて、小川のやる気をそぐため」などなど。ハッスル軍、そして見ている我々も含め、すべては川田の掌で踊らされていたのだ。
 極めつけは「もう俺がハッスル軍にいる必要はない。このまま行けばハッスル軍は潰れる。もしハッスル軍、特に小川と大谷が俺の行為を『裏切り』だと怒っているのなら、それがアイツらの一番ダメな所、その意味をよく考えろ」と、今まで自分がモンスター軍だったことに気付かなかったハッスル軍に落ち目があると言い放った。
「ハッスル・マニアまでの3連戦は、本当の意味での最終戦争になる」と力強く、そして不敵に語った川田。ハッスル軍の内部事情を知り尽くしたこの男の存在は、高田総統の計画の実現に向けて大きな力になることは確かなようだ。

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