ハッスル通信

健想、3・5『ハッスル14』で負けたらモンスター軍入り!
鈴木家・RGが公開練習で“ワッツアップエルボー”初披露

2006年3月1日

 3月1日(水)東京・竹芝のPRIDE道場で3・5横浜大会、3・9後楽園大会、3・12愛知大会の3月シリーズへ向け、鈴木家の“スーパースター”鈴木健想とRGの公開練習が行われた。会見で鈴木健想は、3・5『KYORAKU presents ハッスル14』で対戦する“モンスターK”川田の要求である『負けたらモンスター軍入り』を受諾。そして公開練習でRGはワッツアップエルボーを初披露した。

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 加藤(A)GM代行に紹介される形で、鈴木家の浩子GM、健想、RGが揃って会見場に登場した。浩子GMが会見を始めようとしたその時、RGが割って入る。
「ヨウヨウヨウヨウ、浩子GM! こんなに暗〜い雰囲気で会見が始まったところで、こいつらマスコミは雀の涙ほどしか紙面に書いてくれませんよ〜。僕は最近ねぇ、ワイドショーに出まくってますので、どうやったらいっ〜ぱい取り上げてくれるか、わかってますから! いいですか、笑わしていい雰囲気にして会見を始めたらいいんですよ。僕が温めますから、任せてください」
 そう言ったRGは勢いよくマスコミ陣の前に出て、RGダンスを初披露!「チャッチャッ、チャラッチャッチャ〜」HGのテーマ曲をアカペラで歌い、軽快なステップを踏むRG。HGとは違う金色のグラサンをかけたRGは今夜は一味違うぜ!(真昼間だが)前に突き出した手をクネクネさせノリに乗っている。
「ハッスル、フォフォフォフォー!」そう言ってダンスを終えたRG。健想&浩子GMはお腹を抱えて笑っていたが、一方のマスコミ陣はと言うと……。外のドンヨリ曇った天気に輪をかけたように、どんよりドン引きした空気が漂っている。
「浩子GM、温めておきました〜」一人だけ温まったRGは浩子GMにバトンタッチ。
「こんな素敵なコメディの天才がいるとは驚きです! まるでニューヨークのアポロシアターのよう…」と浩子GMはRGを絶賛する。健想も「あんた天才だ」と続けた。RGは満面の笑み。やはりニューヨーク帰りは笑いのツボが違うのか……。
 空気も温まった(?)ところで会見は再開。ハッスル3月シリーズがいよいよ近づいてきた。この3月シリーズで鈴木家主催のハッスルへと完全にシフトチェンジする。
「みなさんの想像をはるかに超えるような、一大スペクタクルショーをお見せできることを確信しております」と、浩子GMは自信をのぞかせる。加藤(A)GM代行の発表によるとチケットの売り上げは大変好調。なお、各大会の当日券は全席種販売となる。
 浩子GMは続ける。3・5『KYORAKU presents ハッスル14』で健想と対戦する川田が突きつけた一方的な条件である、健想が負けたら「健想モンスター軍入り」or「浩子GMのGM解任」に浩子GMは不満をもらす。「健想のちょんまげを切って、浩子が付け“バカ殿”になる」にはお構いなし。
「彼はローカルスターですから。世界では全然名前が知れてないですからね、その彼が僕のようなスーパースターと試合するわけですから、もし僕が負けたら彼の付き人にでもなりましょうか?」と健想は川田に逆提案だ。
「あなた、モンスター軍に入るんですか?」一瞬心配する表情をのぞかせた浩子GMだったが、「僕が負けるわけないでしょう!」との健想の言葉に納得。川田の要求をあっさりと承諾した。続けて「私がGMを辞めることは絶対にありえません」と妙に強気なコメントを残した。
 そして2月28日付けの某新聞紙のコピーを広げた浩子GMは、坂田亘がスーパータッグに挑戦表明していることに怒りを表す。
「どうして直接言ってこないで紙面で言ってくるのか……。紙面を飾るなと言いたい」しかし、浩子GMは“坂田亘が負けたら、その場で青木裕子が水着!”という見出しに対しては、「この辺のアイデアはいいんではないか」と妙に納得するのであった。これで3・5『KYORAKU presents ハッスル14』でのタイトルマッチが正式に決定!

▼ハッスルスーパータッグ選手権 & 『坂田組負けたら即その場で青木裕子は水着』マッチ
 天龍源一郎&安田忠夫 対 坂田亘&崔領二

 プロレス界初の「水着マッチ」が浩子GMのおかげで実現。坂田組がもし負ければ、伝説の巨乳ビジュアルクイーンが6年ぶりにボディーを披露する。95年にグラビアデビューした青木は、1年後にはフジテレビビジュアルクイーンを見事戴冠! しかしわずか5年でグラビアから電撃引退した。抜群のプロモーションを再び見られる日が来るのか!? 暇でもてないハッスルファンには見逃せない一戦となった。
 これにて会見が終了と思われたとき、「ヨウヨウヨウヨウ、まだだヨウ」とRGがまたも割って入る。「浩子GM、大事なこと忘れてませんか? マスコミがひっくり返るような重大なことを忘れてませんか? ヨウヨウヨウ」RGの問いかけに全く思い当たる節がないような浩子GM&健想。
 すると、RGは3月シリーズ中にプロレスデビューすることを発表。「最近HGが天狗になっていますので、その伸び上がった鼻をへし折ってやります! プロレスデビュー、フォフォフォフォーッ!」といつものポーズを決めるRG。両手を広げ、両足を交錯させるだけの簡単なポーズであるにもかかわらず、軸足ブルブルのRG。果たしてプロレスデビューは大丈夫なのだろうか? 先が思いやられる……。
 RGは鈴木家の一員であるにも関わらず、全く興味なさげの浩子GM。「その件についてはテキトーに、3月中に彼のデビュー戦を組んでおこうと思いますので折を見て発表したいと思います」(浩子GM)とあっさり。
 会見を終えると、健想とRGはリングインして公開練習の準備へ。健想はRGをロープに振ると、RGは見事なロープワークを披露。リング上を何十往復も走り回った。
 続いて健想はHGの全身写真が貼られたミットを持ち、RGに“打って来い”と挑発。RGは必殺の“ワッツアップエルボー”を初披露した。ここで説明しよう!  ワッツアップエルボーとは、RGがHGに対して不満を言いながら放つだけの究極のセコいエルボーだ。小さい男である。以下は本日飛び出したワッツアップエルボーの全種類だ!
・俺よりいいマンション住みやがってワッツアップ!
・新築のマンションうらやましいワッツアップ!
・いつもオレに晩飯おごって、偉そうにしやがってワッツアップ!
・あいつはグッズの売り上げとかが、莫大に入ってきて稼ぎやがってワッツアップ!
・あいつの女のことを言ったら、キレて楽屋で雰囲気悪くしやがってワッツアップ!
・「ちょっと俺、車買おうかな」とかオレの前で言うなワッツアップ!
・オレはスクーターで移動してるのに、タクシーで移動するなワッツアップ!

 あまりの見事なRGのエルボーっぷりに感動した健想と浩子GM。間違えて健想はRGをHGと呼んでしまうハプニングはあったが、公開練習は無事終了。最後にRGは必殺技の“おジャーマンスープレックスホールド”でかっこよく締めた、つもりだったのだが、両足をつってしまう。果たしてプロレスデビューは大丈夫なのだろうか? 本当に先が思いやられる……。

以下は鈴木家と記者との質疑応答。

――RGのデビュー戦の相手は誰で、どこの場所を予定していますか?

浩子GM そうですね〜。やっぱり私たちのところに初めて加入した選手ですから、大事に育てていきたいと思ってます。デビューさせるときは特大の選手で、ビッグマッチで、なおかつ一流でスーパースターと対戦させたいと思っております。

――鈴木健想選手から見てRGの力量はどうですか?

健想 レスラーとしてのオーラがずば抜けてます。

浩子GM 芸人としてもオーラがずば抜けてます。

RG おっけ〜い!

――必殺技を今見せてもらいましたが、どのくらいパワーがあると思いますか?

RG 今は危険すぎて一人で“おジャーマンスープレックスホールド”でしたけど、練習では健想選手を投げてますし、もっと重い選手でもばんばん投げれますし。HGぐらいの軽いやつだったら、首が折れるでしょう。

健想 僕もその練習で首を痛めて、この会見の後に今からMRIを撮りにいかないといけない。

RG すみませんでした…

健想 いえいえ、練習だからしょうがない。

――違う隠し技はないのですか?

RG 隠し技は色々ありますね。名前だけですが、“熱気がムンムンムーンサルト”と“すいまセントーン”。この3つの必殺技を中心に試合を組み立てますので。

――試合の時は違うコスチュームになるのですか?

RG それは当日のお楽しみということで。ボクのビルドアップされた体はみんな見たいと思うので。まだちょっと見せられないですけど。

――普段はトレーニングはどの程度されてるんですか?

RG 家でビョンビョンするやつ(エアロバー)をね。あれを粗大ゴミの中から拾ったのでね。あれを中心にやっているので腕はもうパンパンですよ。

浩子GM 見るからに凄くいい体ですからね。

健想 基本的にボクもそれ一本ですから。毎日それだけです。

浩子GM 鈴木家としてはもうこれだけって決まっているので。

――格闘家の方はプロテインとか飲まれてますが、食べ物で気をつけていることはありますか?

RG 豆腐中心ですね。たんぱく質中心が大事ですから。豆腐にも色々種類あります。ゴマ豆腐とか、ちょっと味をつけてみたりとか。

健想 肌も綺麗になります。

浩子GM プロレスラーは肌が大事です。

RG あとスパイス欲しいと思ったらミョウガ乗せてみたりとか。

浩子GM 基本的に飾り物はいらないです。

――試合でケガをすると、お笑い芸人としては職がなくなることもあるのでは?

RG ヨウヨウヨウ。そうやって今言いましたけど、正直言って今忙しいです。ケガしたところでオファーが減ることはないです。ケガしても出てください、と今なってるので。

健想 昨日の夜に彼の方から電話ありまして、リングの上で死ねたら本望だと。

RG ケガを恐れてちゃあ、そんなもん試合に出れないですから。

――HG選手は、RG選手がプロレスデビュー出来ることに関してどう言ってましたか?

RG 「ふざけるな。オレのおかげでハッスルに上がれたくせに、この寄生虫が!」と。 ホント信じられないぐらいの罵声を浴びせられましたけどね。ボクに言わせてみれば、“オマエみんなに飽きられてるよ”と。あいつわかってないですよ。すでに吉本では『武勇伝、武勇伝』とか言われてますから。勘違いも甚だしい、時代遅れだよ、と言ってやりたい。

健想 ボクの中では、(RGは)ダウンタウンとかそういうレベルにありますから。むしろ謙遜してます。

――一番対戦したいのは誰ですか?

RG やっぱりHGですね。

健想 ヨウヨウヨウ。HGはボクが名古屋でフィニッシュさせるので。

浩子GM HG×RGの前に一応健想がやりますので。

RG そうですよね、その時にHGのプロレス生命は終わってますからね。

浩子GM 半分は終わってます。トドメはもうRGが。ホープですから。

RG ハッスル軍、モンスター軍のエースと呼ばれる人とボクも闘っていきたいなと思います。出来ると思うし。

――マイケルさんもHGと闘いたいと言ってましたが、もしマイケルとやったら勝つと思いますか?

RG 勝つのはボクです。ダンス対決をやります。さっきRGダンス見たでしょ?

浩子GM 向こうにハンデを与えないといけないわね。

RG そうか、勝ちすぎるか、オレが。じゃあ、オレがダンス5秒、マイケルは5分。これでハンディキャップ。5秒で笑いとれる自信ありますもん。さっき凄くみんな笑ってましたもん。

――浩子GMにお聞きします。RGさん、他のプロレスラーに比べてお腹のあたりがぽっこりなのでカツを入れていただけますか?

浩子GM うちのホープにですか?

(ここでお腹を出すRG)

健想 うっすらとしたこの毛がですね、重要なポイントです。

浩子GM 私が思うに、あなたもうちょっとお腹を大きくした方がいいですよ。中途半端なたるみ具合が……。出すなら出す、しまうならしまう。次に試合に出るまでには、パンツに乗るぐらいに。

RG オッケ〜。今日から豆腐の量を増やします。

――気合のほどをパフォーマンスでもう一度お願いします。

RG 3、2、1、ハッスル、ハッスル、フォフォフォフォーッ! オッケ〜イ、オッケ〜イ!