ハッスル通信

坂田戦直前・越中詩郎単独インタビュー!
「坂田はペラペラな男だって。すっ飛ばしてやりますよ」

2008年8月16日

8・23『ハッスル・ツアー2008〜8.23 in OSAKA〜』(大阪府立体育会館)における『ハッスルGP2008』2回戦で激突する坂田亘と越中詩郎。「G1に出そびれた落ち武者を一刀両断してやる」(坂田)、「カミさんを利用して自分をでっかく見せるのはやめろって!」(越中)などと、戦前から凄絶な舌戦を繰り広げている両者。そこで今回、ハッスルオフィシャル取材班は越中詩郎に単独インタビューを敢行! 本音が出まくりの熱い維震の魂を感じてくれって! それと越中サイン入りTシャツプレゼントもあるって!


「ハッスル? 評価してるよ、ああ」


──先日の7・27『ハッスル・ツアー2008〜7.27 in YOKOHAMA〜』(横浜文化体育館)で、ザ・モンスター℃と『ハッスルGP2008』1回戦を闘ったわけですが、これまで越中さんはさまざまなプロレスのリングに上がられてきたと思うんですが、今回ハッスルのリングに上がった率直なご感想をお聞かせ願えますか?
越中 まあ、べつに俺はどこの団体だろうと、自分のカラーを変えるつもりはないからな、ああ。スタイルを変えるつもりはないけど、たくさんの人が応援してくれて、ありがたいなって感じはしたよな。
──観ている側からすると、各団体のカラーっていうのはいろいろあるわけですけど、やってる側の越中さんのほうからしてみれば、同じリングじゃねえかっていう感覚なわけですか。
越中 ああ。これまでも俺はずっとそういう形でやってきてるからね。やっぱりね、ハッスルはハッスルで、今までこうやって歴史を積み重ねてやってきてるわけだから、それに対しては評価してるよ、ああ。いろんな団体がある中でさ、こうしてこれまでやってきてるわけだから、そこは素直に凄いなって思ってる。プロレスっていろんな形があるけれど、ハッスルなりの形をしっかり作ってるからみんなに支持されてるんだなっていうのは感じるよ。
──ハッスルはスタートしてから4年が経過しているわけですが、ハッスルが始まった頃とか今回越中さんがハッスルに上がる前までのハッスルに対するイメージってどうでした?
越中 いや〜、まあ「おいおい」っていうところがあったよな(笑)。でも、やっぱり山口(日昇=ハッスルエンターテインメント代表)さんなんかと話してるとさ、「そんなのは百も承知だ」って言うわけよ。まわりの団体から色眼鏡で見られたり、従来のプロレスファンからいろいろ言われることも、百も承知でやってると。でも、「いずれは見ておけよ」と。やっぱそこの言葉だよな!
──山口代表にも維震の魂があったってことですかね?(笑)。
越中 やっぱりそこが大きなポイントだよ。それ聞いてこっちも、「ああ、この人なら」っていう。山口さんとは今までお付き合いしたことなかったんだけど、そういうひとつひとつの言葉って大事なわけよ。俺の心に響いたよな、ああ。
──なるほど。これまで上がったリングの中で、ハッスルに一番雰囲気が似てたリングってありました?
越中 いや、ないねえ、ない。
──たとえば、新日本とは全然違いますか?
越中 違わないと困るだろ、って(笑)。どこも同じじゃしょうがねえ。ハッスルだって従来の団体との違いを出すために一生懸命やってるんだろ?

「俺は毎日がハッスルだって」


──話は変わりますが、越中さんが今までの人生のなかで、一番ハッスルした出来事ってなんですか?
越中 ああ? いきなり何がって言われると困っちゃうよな。俺ぁ、毎日ハッスルしてるからな(笑)。
──毎日がハッスル(笑)。
越中 何がひとつとか言われると、なかなか出てこないよ。
──たとえば、越中さんはゴルフがお好きじゃないですか。ゴルフで一番ハッスルしたときの成績ってどれくらいなんですか?
越中 いやあ、80代前半とか出すけどね。でもそれは、あくまでもプライベートの気分転換でやってるわけですからね。
──ゴルフでハッスルしているわけじゃないと?
越中 いや、やっぱり前の日は興奮して眠れないから、当然ハッスルはしてるんだけどな(笑)。
──それと、電車もお好きですよね。乗ってて、一番ハッスルしちゃった電車って何線ですか?(笑)。
越中 そりゃお前、小田急線だろって。小田急線が一番好きだよな、ああ。俺ぁ、物心ついた頃から小田急沿線に住んでたからね。だから好きですよ、小田急は。ああ。
──あれ、ロマンスカーも小田急線でしたっけ?
越中 ロマンスカー、大好きだよな!
──大好きですか(笑)。電車って、なにが一番の魅力なんですか?
越中 やっぱ子供の頃に一番最初に好きになったモノだよな、電車は。まあ、みんなそれぞれだと思うけど。最初にクルマに憧れた人もいるだろうし、怪獣が一番好きだったとかな。でも俺は、おじいさんがいつも俺の手を引っ張ってどこかに連れて行ってくれたんだけど、電車に乗るとかならず一番前に連れて行ってくれるわけですよ。その先頭車両からの景色を見てるうちにすっかりハマちゃったっていうかな。
──じゃあ、いまでも先頭車両に乗られるわけですか?
越中 そりゃそうですよ! 一番先頭だよな。俺ぁ、地下鉄でも一番前に乗るからな。どこまで行っても景色が真っ暗だから、一番前に乗ってもしょうがないんだけどな!(笑)。

「レスラーっていうのはな、背中に全部出てくるんだよ!」


──越中さんはこれまでいろいろな団体に所属されてきましたが、現在はフリーという形で、やっぱりフリーのほうが性に合ってますか?
越中 俺は、フリーだろうが何だろうが、どうでもいいんだよな。自分らしささえ出せれば、誰にも負けないっていうのは常に思ってるから、ああ。だけど、やっぱ団体に所属してる連中とやるときは、こっちは倍、それ以上の力を出さないと生き残れないわけだ。やっぱり心のどこかで、「お前ら、見てろよ。負けねえぞ」って部分はあるよな。
──そして次戦は8・23『ハッスル・ツアー2008〜8.23 in OSAKA〜』(大阪府立体育会館)で坂田亘と激突するわけですが(『ハッスルGP2008』2回戦)、坂田選手が越中さんのことを「あいつはオヤジで熱さだけが取り柄」だと、辛辣なコメントを出してるんですよ。
越中 はあ? あのな、ここ(心)が熱ければ、トシは取らないんだよ。それとな、この世界は自分で道を切り開いていくんですよ。会社がレールを敷いたり、女房がレールを敷いた上に乗って行くわけじゃないんですよ。これ、わかるか?
──それは越中さんの本音の部分ですね。
越中 坂田ってね、そんな奴だよ。ペラペラな奴だよ。
──ペラペラですか!
越中 あんな奴、引き出しゼロですよ。(語気を強めて)あのな、レスラーっていうのはな、背中に全部出てくるんだよ。わかるか? どんなにカッコつけたって、何したって、背中がかっこ悪かったら終わりなんだよ、ああ。あんな引き出しがない薄っぺらい奴、放っといてもどっかに飛んで行っちゃうよ。これ、ホントだから。俺はプロレス30年やってるけどな、俺はこれまで一回たりとも試合で手を抜いたことがないよな。そりゃ当たり前の話なんだけどさ、それが俺の財産ですよ。ジジイ呼ばわり? 全然かまわない。でも、ここ(心)が熱ければトシなんか全然関係ねえから。リングに上がったらな、トシだとか、キャリアだとかは関係ねえって。大阪で叩きのめすよ。あんな坂田なんか軽くすっ飛ばしてやりますよ、ああ。
──越中さんにとって、レスラー坂田亘は心に響くものが何もないですか?
越中 ああ、何もない。ペラペラな奴ですよ。
──壮絶な試合になることを期待しています! それと、このグランプリで優勝した時に叶えてほしい夢が、「高田延彦と闘いたい」ということですが。
越中 あのな、俺がアイツ(高田)を凄いなって思うのは、会ったときにオーラがあるんだよ。俺はな、新日本でもいろいろなレスラーと闘ってきたけどさ、ああいうオーラを感じるのは高田しかいないんだよ。これを口で説明しろって言われると、なかなか難しいんだけどな。なんかこう、ビビビッと感じるんだよな
──ビビビッと。
越中 そのオーラを感じる部分が、彼の凄さだよな。坂田みたいなペラペラな奴とは大違いだよな、ああ。
──高田延彦さんは現役を引退されて久しいですけど、まだオーラを発してますか。
越中 ああ。引退したにもかかわらず俺に響いて来るっていうのは、凄いことだよ。そこの部分に俺自身触ってみたいっていうそこだけだよ。坂田ぁ? 顔じゃねえって! ペラペラだろがって。大阪、かならずすっ飛ばしてやるから、期待してくれていいですよ、これは。ああ。■

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越中詩郎の維震魂溢れるインタビュー、いかがでしたか? そして今回の取材の際、越中選手がサインをしてくれたハッスルTシャツをハッスル・マニア会員様の中から抽選で1名の方にプレゼントをいたします! 締め切りは8月31日(日)。また、当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。ドシドシ応募してくれって!!

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