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ハッスル通信

イリミネーションマッチとは何か?
野口レフェリーのハッスル・ルール解説

2009年1月25日

いよいよ開催まで1週間を切った、1・29『KYORAKU puresents ハッスル・ツアー2009〜1.29 in KORAKUEN〜』(後楽園ホール)。2009年ツアー開幕戦となる今年一発目の後楽園大会では、高田モンスター軍とハッスル軍による全面戦争、5vs5イリミネーションマッチが行なわれるぞ! そんななか、今回の試合形式である“イリミネーションマッチ”に関して、「ルールがよく分からない」「いつものタッグマッチとどこが違うの?」と思われている方もきっと多いはず。ということで、ハッスル審判部の野口大輔レフェリーに、「イリミネーションマッチとは何か?」をレクチャーしていただきました。それでは、レッツ解説!


「スリリングな攻防が楽しめます!」

――さて、1・29『ハッスル・ツアー2009〜1.29 in KORAKUEN〜』(後楽園ホール)で行なわれる5vs5イリミネーションマッチに関してなんですが、通常のタッグマッチと、イリミネーションマッチでは、ルール面でどういった部分が異なるのでしょうか?
野口 今回行なわれるイリミネーションマッチは、ハッスルでは初の試みとなるんですけど、まず、試合の決着方法が通常のタッグマッチとは異なります。通常のタッグマッチは、自分のチームの誰かが相手チームの誰かから3カウントなり、ギブアップを奪った時点で勝ちとなるんですけど、イリミネーションマッチは、相手チームが全滅しないと勝ちになりません。
――ということは、相手チームを全滅させるまで、試合は続行されるということですね?
野口 そういうことです。なので、試合展開によっては、5vs1となる状況もあるかもしれませんね。
――でも、逆に言うと、その圧倒的不利な状況においても、その最後のひとりが相手5人を倒して逆転するという可能性もあるわけですよね?
野口 そうですね。現実は厳しいかもしれませんが、逆転の可能性は十分にあると思います。だから、高田総統が、「(イリミネーションマッチは)スリリングだ」と言ったのは、そこにあると思いますね。さらに、試合をよりスリリングにするために、今回は、オーバー・ザ・トップロープルールを採用しているんですよ。
――オーバー・ザ・トップロープ?
野口 過去にハッスルでは、伝説の“モンスター・ロワイヤル”でも採用されていたルールなんですけど(笑)。
――『ハッスル・ハウスvol.4』(2005.2.8/後楽園ホール)ですね。
野口 そうです。この試合が大コケして、ルールディレクターの島田参謀長が、責任を取らされて二等兵に降格したんですよ(笑)。この試合に関しては、オフィシャルサイトで各自調べてもらうとして、オーバー・ザ・トップロープルールの説明しますと、要するに、試合中にトップロープを越えて場外に落下した選手は失格となるんですよ。
――落下というのは、場外に足が付いた時点で失格ですか?
野口 そうですね。片足でも付いたら失格です。ただし、トップロープを越えても、エプロンで踏ん張ってたりとか、ロープにしがみついて場外に足が付かないかぎりは失格となりません。このルールが採用されることによって、格下の選手が、格上の選手を場外に叩き落として大番狂わせ起こすなんていうことも可能となるわけです。
――真っ向勝負では勝ち目がなくても、トップロープを越えて場外に落とせばいいわけですから、格下の選手でもチャンスがあると。
野口 現時点で発表されているメンバーで例えると、モンスター軍の青鬼蜘蛛が、オーバー・ザ・トップロープでハッスル軍のボノくんを場外に落とすシーンなんかが観られる可能性もあるわけですよ。

「モンスター軍に有利な試合形式」

――こうなると、戦略の組み立て方も重要となりますね。
野口 今回のメンバーだと、モンスター軍のほうが、青鬼蜘蛛やアン・ジョー司令長官といった試合巧者が揃っていて、なおかつ百戦錬磨の“モンスターK”川田利明がいますから、この試合形式が有利に働くかもしれませんね。一方、ハッスル軍は、“ハッスル軍の知恵袋”とも言うべきTAJIRI選手がいますけど、ほかの3選手(ボノくん、天龍源一郎、越中詩郎)はどちらかというと猪突猛進タイプの選手なので、ロープ際の攻防とか、インサイドワークという点で、苦戦を強いられる可能性はありますね。
――あとは、どちらも未決定のXが誰なのかというのも、ひとつのポイントになると思うのですが。
野口 確かに、Xを誰にするかは、大きなポイントになるかもしれませんね。単純に強い選手を入れるのか、それともテクニシャンを入れるのか、これは両軍の戦略にもよると思うのですが、この選択も楽しみのひとつですよね(笑)。あと、これは過去に他団体さんで行なわれたイリミネーションマッチを観ていて気付いたことなんですが、失格した選手が、試合終了までリングサイドに残っていて、味方がピンチのときに試合に介入するなんてことがあるんですよ。
――でも、それはすでに失格してるんで、リングサイドから試合に介入することは反則ですよね?
野口 もちろん、歴然とした反則ですね。ですが、やっぱり一度に10人の選手がリングで闘うとなると、どうしてもレフェリーにとって死角となるところで、そういう反則が行なわれる可能性もあるんですよ。しかもその行為が、試合を左右したりなんてこともあるんで、レフェリーとしては頭が痛いところなんですよね(苦笑)。
――やるほうも、観るほうも、そして裁くほうも、まったく気が抜けませんね(笑)。
野口 まあ、僕も厳しくレフェリングはしますけど、この点だけが心配ですね(笑)。


「チームワークの差が勝負を決める!」

――お話を伺っていると、イリミネーションマッチは、通常のタッグマッチ以上にチームワークが重要視されるような気がするんですけど。
野口 そうですね。いままでは、モンスター軍が一枚岩と言われていたんですけど、今回、ハッスル軍にボノくんが加入して、どんなチームワークを見せるのかっていうのは、僕も気になりますね。だから、今年一発目のこの闘いで、とりあえず今年の上半期はどちらにハッスルの中心軸が向くのか、というのが見えてくるのではないでしょうか。
――今年一発目から、早くも上半期の流れを左右する闘いになると。
野口 強固な“鉄の結束”を誇るモンスター軍が引っ張っていくのか、それともボノくんが加入したハッスル軍が新たなチームワークを見せてリードしていくのか。僕個人の予想では、有利なのは、やっぱりモンスター軍だと思いますけど、あとは、オーバー・ザ・トップロープルールがどっちに転ぶのかという点も気になりますね。もしかすると、“心中プレー”もあるかもしれませんから(笑)。
――心中プレー?
野口 つまり、相手チームのポイントゲッターを脱落させるために、自らが犠牲となって一緒にオーバー・ザ・トップロープで失格となる方法もあるわけですよ。
――チームが勝つためには、自己犠牲も辞さないと。

野口 過去の例を挙げると、いまから20年以上前の1986年3月に行なわれた新日本プロレスvsUWFのイリミネーションマッチで、上田馬之助が前田日明を道連れに両者場外転落というのがあったんですよ。僕もあのときはプロレスファンだったんで、観ていて熱狂したんですけど、ああいった名場面が生まれるのもイリミネーションマッチの醍醐味ですよね。そして、こういう自己犠牲を払ってでも、“我がチームを勝たせたい!”という強い意志を持った選手がいるチームのほうが、最終的には勝利に近付くと、僕は思います!
――ありがとうございます! イリミネーションマッチについてよ〜く分かりました。それでは1・29後楽園大会、楽しみにしています!

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