ハッスル大感謝祭2008

海川ひとみが選ぶベスト・ハッスル

ハッスルバックアッパーズとして、当サイトでもハッスラーに突撃インタビューを敢行するなど大活躍中の海川ひとみちゃんが選ぶ“ハッスル・ベストバウト”は、一体どの試合か!? 実際に、ハッスルのリングで闘った経験を持つ、“ファイティング・アイズ”海川ちゃん独自の“ハッスル論”にも要注目です! それでは、ど〜ぞ!  

──さっそくですが、海川さんの“ハッスル・ベストバウト”を教えてください!
海川 私が最も印象に残っているのは、『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31/さいたまスーパーアリーナ)で、ボノちゃんがお父さん(グレート・ムタ)に初めて会えた試合ですね。
──母・インリン様も含めて、親子揃い踏みとなった試合(対戦相手は天龍源一郎&TAJIRI&RG)ですね!
海川 そうです! 印象に残ってる試合って、ほかにもいっぱいあるので悩んだんですけど、そのなかで最も“ハッスルらしい試合”っていうのが、あの試合なんですよ。
──“ハッスルらしい試合”っていうのは、具体的に言いますと?
海川 インリン様から産まれた、まだ1歳にもなっていない大っきなボノちゃんが、初めてお父さんに会えた。そこには、感動もあり、面白さもあり、親子愛もありと、いろんな要素が詰まっていたと思うんですよ。まさに“これぞハッスル”みたいな。
──ハッスルを象徴する試合だったと。
海川 そうですね。それこそ、『大みそかハッスル祭り2007』は、会場にもハッスルファンがいっぱい集まって、さらに大みそかのテレビ中継もあってと、たくさんの人の注目を集めましたよね。そういったところで、あの試合は、初めてハッスルを観る人や、ハッスルをずっと応援し続けてくれている人、いろんな層の人たちに受け入れられた試合だったんじゃないかなって思いますね。
──さきほど、“ハッスルらしい試合”っていうキーワードがあがったんですけど、そのほかに海川さんがハッスルの試合を観るにあたって、注目している部分というのは?
海川 私は、「どれだけの人をハッスルの世界に引き込められているか」っていうところに注目して観てますね。もちろん、試合に至るまでの流れも大事ですし、その流れが試合にどう活きたかっていう部分も気になりますよね。実際に、私は『ハッスル・マニア2006』(2006.11.23/横浜アリーナ)と、『ハッスル21』(2007.3.18/愛知県体育館)、『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25/横浜アリーナ)で試合をして、デビュー戦のときと、3試合目のときのお客さんの反応がまったく違っていたことを目の当たりにしてるので。
──ハッスルでの試合経験があったからこそ、観えてくる部分もあると。
海川 そうですね。実際に試合した選手としての視点と、観客としての客観的な視点、両方の視点で試合を観ちゃいますね。
──ちなみに、海川さんご自身の試合に関してはいかがでしょうか?
海川 私の試合ですか? う〜ん、自分の試合は客観的に観れないんですよ〜。ファンの方に、どうしたら認められるかっていうことばかり考えてたんで。でも、デビュー戦は、賛否両論あってもおかしくないなって、自分でも思います(笑)。
──いまだから言えるけど、それは認めると(笑)。
海川 はい(笑)。でも、デビュー戦のときは鼻を骨折しちゃって、試合後は意識が朦朧としてたんで、そのときのお客さんの反応とかはよく覚えてないんですよ。だけど、その後にDVDで自分の試合を観てみたら、結構ブーイングが飛んでいたことを知って、ビックリしましたね。
──当時は、違うジャンルの方がリングに上がって試合することに、抵抗を持っているプロレスファンも多かったでしょうしね。あと、今回の『ハッスル・アワード2008』では、「2004年の旗揚げから5年間で最も印象に残った大会はどれか?」という“ベスト・ハッスル”を決めるファン投票を行なっているんですが、海川さんの“ベスト・ハッスル”はいかがでしょう?
海川 私が出場していたっていうのもあって思い入れが強いんですけど、『ハッスル・マニア2007』ですね。
──全国ネットで初めて地上波放送された記念すべき大会であり、メインでは坂田亘選手と妖精さんの“LOVE&HUSTLE”という感動のフィナーレもありましたね。
海川 地上波放送が決まって、選手、スタッフ、みんなが一致団結してましたし、最後の坂田さんのコメントも感動的で、終わったあとにはバックステージで「ホントに良かったね」って、私も泣きながら喜びましたもん。あのときの団結した気持ちが、お客さんにも伝わって、いい大会になったと思います。だから私の“ベスト・ハッスル”は、『ハッスル・マニア2007』です!