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コラム
坂井ノブ 
『kamipro』ハッスル担当。ハッスル事情通マスコミとして活動中。kamipro.comでは井上氏とともにポッドキャスト番組「mimipro」に出演中。
井上崇宏
プロレス・格闘技フェチ。クーラー病+事務所引っ越し作業で猛ダウン中。
井上 (か細い声で)生きてるのが辛い……。
ノブ えっ、今回は井上さんが辛い!? どうしたんですか、いったい!
井上 なんか全身が倦怠感というかだるくてだるくて……。思考能力もかなり低下してるし、やっぱり病院に行ったほうがいいんだろうか……?
ノブ それ……、たぶんウツですよ。
井上 え〜。お、俺ってばウツなの……?
ノブ でも最近はウツになる人多いみたいですから、そんなに落ち込まなくて大丈夫ですよ。サクっと病院に行きましょうよ。
井上 ヒ、ヒマでモテないうえに、ウツだとは……。それでもなんとか今日もダマしダマしで収録をしたいと思います。よ、よろしくお願いしますね……(後日、単なるクーラー病だったことが判明)。
ノブ ぶっちゃけ、やりづらいなあ(笑)。
井上 うぅ……で、さっそくですが、高田総統も先日のハウスで「リニューアルしたハッスル」と言ってましたけど。まず目に見えるリニューアルといえば、オフィシャルサイトがリニューアルした、ハッスル・エンターテインメントの事務所もリニューアル(移転)した。それとイベントでは「ハウス」っていうのと「ナンバーシリーズ」が終わりましたね。それらを束ねて今回“ハッスルツアー”っていう名称に統一したのは、どういう意味があるんですか?
ノブ まあ、これはよく言われてることですけど「ハウス」と「ナンバーシリーズ」の内容にあまり差がなくなってきたということですよね。
井上 ズバリ、そのままですか!(笑)。
ノブ ええ。川田は毎回オープニングで歌うわけだし、むしろ「ハウス」のほうが豪華なんじゃないかっていう声もありましたよね。ハッスル初期の頃は、小川直也とかHGは「ハウス」では試合をしないっていう線引きがあったわけですが、もはやそういった線引きが崩れて、小川もいなければ、HGだって試合をしてますから。
井上 昨今は「ハウス」もオールスター総出演でしたからね。
ノブ オープニングで芸能人も必ず出るし。「じゃあナンバーシリーズってなに?」ってところにぶち当たったんでしょう。「ハウス」と比較して、これといったゴージャス感というかお得感がなかったのも事実だと思うんですよ。そこはもう1回フラットに考えて、仕切り直してイベントを作っていこうっていうのが出発点でしょうね。
井上 なるほど。あの〜いわゆるプロレス界の中ではハッスルが一番世間一般に届かせやすいんじゃないか、その可能性を一番秘めているんじゃないかということはずいぶん前から言われていることなんですけど、その到達点に向かうまでにさまざまな紆余曲折があるんだろうなってことは想像に難くないですよね。その「対世間」という意志を形骸化させないためにもリニューアルでもなんでもバンバンやったほうがいいと思うんです。そしてですね、我々もこのハッスルのサイトでいつもこうして対談なんかしてますけど、これってはたして意味あるんですかね……?
ノブ 意味……ですか!?(笑)。ウツ状態だと思考回路が根源的なところに立ち返るんですねぇ。
井上 いやあ、隣のリニューアルは青く見えるじゃないけど、ボクも自分自身をここらでリニューアルしたくなりましたね(笑)。そんな気分を抑えつつ……、今日は長尾銀牙の魅力に迫ってみたいと思ってます。
ノブ 長尾で世間に勝負をうって出ますか!(笑)。
井上 こちとら、長尾もろとも玉砕覚悟じゃい!(笑)。
ノブ まあ、長尾もイケメン俳優に混じって『ここはグリーン・ウッド〜青春男子寮日誌〜』ってテレビドラマに出るみたいですけど。じつはボク、こないだの6・18『ハッスル・ハウスvol.37』(後楽園ホール)で長尾の試合を観られなかったんですよ。広報の岸本さんから、現場でムチャクチャ大急ぎの仕事を頼まれたんで。
井上 あ、そうなんだ?
ノブ 断ったら殺す! ぐらいの凄まじい勢いで頼まれたので「NO」とは言えず、結局見逃してしまいました……。すまん、バボ!
井上 バボじゃなくて長尾ね。あの存在自体がミステイクと言われていたジャイアント・バボがですね、長尾銀牙に変身してからというもの目覚ましい活躍を見せてまして。ようはノーミスなんですよ。
ノブ ノーミスでした? ルチャムーブ炸裂で?
井上 ルチャムーブ炸裂で。で、広背筋とかが異常に盛り上がってて、それを本人に言ったらバボ時代から10キロ以上減量したんだって。
ノブ そんなに!
井上 やっぱルチャムーブをこなすためには肉体改造も必要だったということですね。あれだけタッパもあるし。だから本人、けっこう本気ですよ。
ノブ 池谷先生のところにずっと通ってましたからねぇ。あれは強くなりますよ。あのIGCという施設、相当ヤバいじゃないですか。
井上 えっ、池谷幸雄体操倶楽部のこと? 行ったことないけど、何がヤバいの?
ノブ 普通に学校の体育館ぐらいの広いスペースなんですけど、そこにもうありとあらゆる体操器具が配備されてるんですよ。もちろん転んでも大丈夫なように床全面にマットが敷いてあって。あそこは凄いですよ。
井上 体操界の虎の穴的な。
ノブ そうです。あんな環境で練習をしてたら確実に世界で通用する子が育ちますよ。ハッスル・エイドで入場のときに一緒に入ってきた女の子たちも、みんな宙返りとか普通にやってて凄い身体能力だったじゃないですか。
井上 そこに長尾はずっと通ってんだ?
ノブ ええ。これはホントに凄いレスラーが誕生してしまうのかもしれないですよ。
井上 そうなったら凄いね、あれだけダメだった男が。ボクが小耳に挟んだ情報だと、長尾銀牙ほどの大男の得意技がムーンサルトプレスっていうことで、選手間では「これ、いつか死人が出るぞ……」と戦々恐々としてるっていう話も聞きましたし(笑)。
ノブ だから『ハッスルGP2008』の一回戦で長尾とぶつかるアン・ジョー司令長官もひょっとしたら喰われちゃうかもしれないですよね。
井上 ええ、長尾もうまくリニューアルに成功してほしいもんですね。あっ、それとニセHGも登場しましたね! 非常に良かったのではないかと思いますが、あの〜はたして彼は本当にニセなんですか? じつはリアルなんですか?
ノブ どういう意味ですか(笑)。彼をよく知るとある人物が、「アイツは気持ちのいいヤツなんですよ」ってしみじみ言ってましたね。
井上 気持ちのいい男! はは〜ん。
ノブ 変な意味じゃないと思いますけどね(笑)。でもホント、ニセHGは良かったですね。
井上 見た目がもうムシキングだもんなー(笑)。前回の活躍が買われたのか、はやくも今度の福岡(7・6『ハッスル・ツアー2008〜7.6 in FUKUOKA〜』)にも再登場するんだよね。
ノブ そうですね、RGとやります。ある意味、RGはHGのギャグとかネタをパクることでここまでノシ上がってきましたけど、おそらくRGはニセHGに完全に喰いますね(笑)。
井上 アハハハハ。そうだよね、RGこそがそもそもニセHGだったんだもんね。
ノブ 本当にダメなヤツだったのが、「あれ? RG、ちょっとできるな」っていう評価になって「RGって凄いじゃん!」ってちょっと認められたりとかしてきて、最近はハッスルのパンフレットでも泣かせる原稿とかを書いてるじゃないですか。
井上 うん。
ノブ あれが鼻につきますよね。
井上 アハハハハ! どこまでいってもムカつきますか(笑)。
ノブ それを思えば、ニセHGはやっぱり気持ちのいい男ですよ。
井上 どないやねん(笑)。そういえば、そんなRGも『ハッスルGP2008』に強制出場させられることになりました。
ノブ なりましたねぇ。まっ、頑張ってください!
井上 冷たいなあ(笑)。
ノブ そうそう、ひとつ気になってるのが、「『ハッスルGP2008』に出たい」って名乗りを挙げた人が全員出れたわけじゃなかったっていう。ボク的にはチエの「小栗旬みたいな彼氏がほしいです」っていう願いを一番叶えてあげてほしいなと思ってたんですけど。
井上 それ、俺も思ってましたよ! あの願いは世間の主婦層にもビンビン届くと思うんだけどなあ(笑)。本当にチエは出ないんですか? KUSHIDAは?
ノブ まあ、まだXの可能性はありますけどねえ。
井上 あの〜Xっていうのは通常プロレスでは「サプライズ」っていう種類のXと、「リアルに決まってません」っていうXの2種類があるんだけど、今回の3つのXはどっちなの?
ノブ おそらく両方でしょうね。
井上 そうなんだ。そして一回戦のカードが発表されてますけど、やっぱりボクの中では坂田vsTAJIRIがかなり興味を惹かれてますが。
ノブ これはおもしろそうですよね。同じハッスル軍でも路線が全然違うじゃないですか。坂田はわりかしハードヒットな人で、一方のTAJIRIはむしろハードヒット否定派とまでは言わないですけど非常に頭脳的な闘いをする人で。あらためて、ハッスルって全然考えかたの違う人たちの集まりだなっていうのを感じますね。
井上 はい。というわけで、まずは7・6福岡! ここでは『ハッスルGP2008』の一回戦3試合、ボノちゃんvs天龍源一郎、タイガー・ジェット・シンvsボブ・サップ、川田利明vsレネ・ボナパルトっていういずれも好カードが出揃いました。リニューアルしたハッスルの一発目のイベントということもあり、大いに注目しましょう。
ノブ 期待しましょう! 福岡で新たな物語が生まれる可能性がプンプンしますしね。
井上 はい! それでは皆様、7月6日(日)、福岡国際センターでお会いしましょう。