ハッスル通信

HG、2006年プロレス大賞で「新人賞」を受賞
来年はメカHGでスペルマンサーにリベンジ!?

2006年12月25日

 12月25日(月)、東京・赤坂プリンスホテルにて、東京スポーツ新聞社主催「2006年度プロレス大賞授賞式」が行われ、HGが「新人賞」を受賞した。11・23『KYORAKU presents ハッスル・マニア2006』でザ・エスペランサーに完膚なきまでに叩きのめされて以来、久々に公の場に登場したHGは、リベンジに向けてある秘策を思いついた。その秘策とは一体!?


 本年度プロレス界で最も活躍し、評価を得た鈴木みのるがプロレス大賞MVP(最優秀選手賞)を受賞。また、『ハッスル20』(2006.10.9愛知県体育館)でプロレスデビューした\(^o^)/チエの相手を務めたり、ヒールに徹したファイトでプロレス界を盛り上げた極悪ヒールユニット「ブードゥーマーダース(VM)」のTARU&“brother”YASSHIが最優秀タッグ賞を受賞し、続々と選ばれたレスラーが壇上に上がっていく中、「新人賞」を受賞したHGが姿を見せた。 
 HGは『ハッスル・マニア2006』(2006.11.23横浜アリーナ)で念願だったザ・エスペランサーと対戦するも、ボコボコにやられてしまっている。その後、ファイティングED(勃起不全)略してFEDにかかってしまい入院。
 久々に公の場に姿を見せたHGはすっかり元気になった様子で、対スペルマンサーで装着した白いコスチュームで登場すると、壇上に立つなり腰フリ。それは絶好調のときと比べて遥かに腰フリ回数も速度も遅い感は否めないものの、「どうも〜HGで〜す!」と笑顔であいさつした。
 授賞式という厳粛な行事だけに、集まったのは正装姿のお偉いさんばかり。空気の違いを感じたHGは萎縮して「凄い雰囲気ですね〜」とポツリ。
「新人賞」をHGが獲得したのは、ハッスルリングでの激しい腰フリファイトがこれまでのプロレスの常識をひっくり返し、芸人さんや学生プロレスの希望の光となったことを評価されてのもの。
 受賞の喜びを語ろうとしたHGは、渡されたトロフィーを股間に押し付けながらマイクを握ったところ、「ひとこと言いたいんですか?」と司会者が冷たい反応を示す。
 お呼びでない“セイ!”の空気を感じとったHGは、“フォーッ”の決め台詞が不発のまま自分の席につくことに……。
 言いたいことが言えない消化不良状態のHGは不満そうではあったが、学生プロレス時代に一緒に凌ぎを削りあった棚橋弘至などのプロレスラーとコミュニケーションを図り、機嫌を良くしていった。

以下は、授賞式を終えたHGとマスコミ陣との質疑応答。
 
――改めて受賞の喜びの声をどうぞ。

 着席させられたのは「セイ!」でしたけどね。お笑い界では、箸にも棒にも掛からなかった新人賞を、プロレスラーとして頂けたというのは、芸人になる時は思いもしなかったことなんで。私は今ED(勃起不全)なんですけども、精神的には回復出来るようなきっかけをもらえたかな、という気がしますね。

――壇上に立った時のマイクアピールを何か考えてた?

 コメントを考えてて言おうとしたら何か「セイ」されて、「後ほどありますんで」っていうことだったんですけどね〜。大賞の鈴木みのる選手と内舘牧子さんの2人で終わっちゃったっていう。セイされた感じだったんで消化不良でした。先ほどデーモン小暮さんからも「何でフォー! を言わないの?」って言われて「えっ?」みたいな感じになっちゃったんですけど。

――棚橋(弘至)選手ともお話されてましたが、久々の再会?

 棚橋選手とはRGとの3人でお食事会みたいなものをやって2、3カ月ぶりですね。

――色々団体間のしがらみ等がありますけど、棚橋選手とは一回手をあわせてみたい?

 それはありますよ。やっぱり向こうのしがらみがデカイので、なかなか「バチコイ!」してもらえないですけど。今はボーダレスなプロレス界ですから、闘う可能性は絶対にあると思います。

――(ゲイキャラの)男色ディーノとの絡みもありました。

 男色ディーノさんは“ふぁっ”と汗かいてましたね。本当にしめってました。僕も学生プロレス出身で男色キャラということで意識はずっとしてたんで、今日会えてよかったですね。試合したいかというと、試合にならないと思うんですよね。お互いに股間の取り合いというか、穴の攻め合いというか。試合自体でいうと全く面白くない試合になるかもしれないんでね。リング上でそういう機会があれば、と思います。

――EDを治すきっかけになったのでは?

 そうですね、触り方があの前田健さんと一緒だったっていう。前田さんとは控え室でよく一緒になるんですけどね。隙があればお尻を狙ってくるあたりは男色ディーノさんやりますね、と。授賞式でいいきっかけがもらえたかなと思います。

――『ハッスル・マニア2006』以来の登場となりますが、今まではどういった過ごし方を?

『ハッスル・マニア2006』でスペルマンサーにしこたま痛めつけられて、昇天しちゃいましたんでFEDという勃起不全にかかってしまいました。今は療養中ですね。つい最近だと草刈正雄さんのところを尋ねて相談したんですけど「俺の手に負えないな」と言われたんで。ブラジルの(サッカー選手の)ペレさんにアポとってオファーをかけてる状態ですね。絶倫で有名なペレさんですよ〜。

――HG選手がいないとハッスル軍は厳しいと思うが、早期回復を狙って色んな手を打っているところだと?

 そうですね、いち早く治さないといけないので。ペレさんとなかなかアポが取れない状況なんですけど、色々多方面に渡って、(米俳優)マイケル・ダグラスさんとかにもオファーかけてますので、絶倫のところで癒しの効果が出ている状態です。ハッスル軍のメンバーは全く相手にしてくれない状況なんで。

――結構イケメンのKENTA選手や丸藤選手も授賞式にはいましたが、少しはリハビリになったのでは?

 壇上に上がった瞬間にゴリゴリの男子がいっぱい座ってたんで、それは確かに受賞の喜びプラス、そういうゴリゴリの男子に囲まれるっていうのは少しリハビリになりましたね〜。

――ゴリゴリの男子に囲まれることがEDにとって一番の治療法になる?

 闘う勃起不全なんで、私はHGだけに股間中心に闘っています。そういう意味でも股間の回復を最優先ということで、そういう意味ではゴリゴリの男子は素晴らしいですよ〜。

――一番惹かれたゴリゴリの男子は誰でしたか?

 メカマミーさんのあの回っているドリルに興奮してしまいましたね。「貸してくれ」っていいそうになりました。

――HGのメカ化はありそうですか?

 スペルマンサーというあの怪物がいるんで、誰かが人を超えないといけないですよね。キャプテンが何とかスペルマンサーに向けて頑張ってるんですけどね。どうしようもない、手が打てない状況なので。改造人間ですよね。

――メカ小川?

 そういった意味でももう一度キャプテンには吹っ切れてもらって、モミアゲを書いていた時代を思い出してもらいたいですね。メカ小川、メカキャプテン、いいですね。私も小川道場に行って交渉したいと思います。

――メカマミーとは仲が良くなったんですか?
 
 控え室が一緒で面識はゼロだったんですけど、パッと会わされました。仲良くというよりは「お互いに大変だね」みたいな話を結構しましたね(苦笑)。

――来年の目標はなんですか?

 取りあえず近い目標としてはFEDを治して、スペルマンサーがまだいるんで、何とか倒す手段を見つけないといけないなと。私のメカ化も考えてますし、その辺はハッスル軍総出で考えていきたいですね。