ファイトカード

高田総統劇場

「はしゃぐな、三バカ!」
 ハッスル軍、そしてHGの勝利の余韻を切り裂くような高田総統の声が鳴り響いた。
「モンスター軍信望者の諸君、ご機嫌いかがかな? 思う存分、私に声援を送るがいい。我こそが高田モンスター軍総統、高田だ!」
 途端に湧き上がるブーイング。今日ばかりは、「そーとー、そーとー!」のコールもない。
「ちょっと聞いてくれ。またこの不便でへんぴな横浜アリーナへ来てしまった!」と後悔してしまう高田総統だったが、川田に抱きかかえられてすでに息もなさそうなインリン様へ語りかける。
「インリン! お前はここまで存分に役目を果たした。そしてインリンよ! お前はこの私が、必ず再生させる」と、インリンの再生を約束。川田にインリンを休ませる事を命じると、川田はベッドにゆっくりとインリン様の亡骸を寝かせた。スモークの中に消えていくインリン様…。黄泉の世界へ旅立ったのだ。
 高田総統はリングに向き直ると、「おい、そこで腰を振ってるおかま!」とHGに矛先を向けた。
「おい、デビュー戦にしてはなかなかいい動きをするじゃないか。私の想像以上の出来だ。褒めてやる」と、HGにお褒めの言葉。
「セイセイセイ!」とその言葉を遮ったHGは、「おかまじゃありませんよ、どっからどう見てもハードゲイです! 今夜はゴリゴリの男子二人に助けられて、ハッスル軍が見事勝利、フゥー!」と勝利の雄叫び。「高田総統こそ、そんなところに突っ立ってないで、早くパンツ一丁で上がって来てください。私はあなたのパンツ一丁の姿を想像しただけで、夜もよくよく寝られませんよ。夢精、フゥー!」と、小川とは別の意味で高田総統のリングインを即した。
「相変わらず下ネタばかりだな。今日はちびっ子もたくさん来てるんだぞ! 場所をわきまえろ!」と大人の態度を見せる高田総統。
 しかし、HGはそんな事はお構いなしに「そっちこそ、私の実力がこんなもんだと思われたら困ります。SEXに例えるなら、前戯フゥー!」と下ネタを続ける。だが、これにはさすがのハッスル軍もちびっ子たちの事を思い止めに入った。
「ますます面白いヤツだな。いまキミはにわか人気が凄いらしいな。そんな事でプロレス活動に専念できるのか? 舐めた真似すると、その腰を振れないようにしてやるぞ!」と凄む高田総統だったが、HGは「セイセイセイ! 私から腰をとったら何が残るんですか。いま舐めるとおっしゃいましたね? どうぞ、舐めてください! ここへ来て舐めてくれるんだったら、そのサングラスが曇るくらい腰を振りますよ!」とさらに下ネタ連発のHG!
 これにはさすがの高田総統も、「おい、俺、ちょっと今日は負けてるぞ」と圧倒された。気を取り直し、「今からもう一度、告ぐ! まあ、こんな日もあるだろうよ。おい、おかま! よく聞け。ひとつ良い事を教えてやろう。キミの隣でボーーーーーーーーーーーッと突っ立ってるぎょろ目の兄ちゃんがいるだろう」と小川を指差すが、当の小川は「誰?」とばかりにキョロキョロと周りを見渡す。
「お前だ、チキン君! 彼は去年、芸能生活にセコセコとアルバイトに精を出して、プロレスをおろそかにした。そのため、もう取り返しのつかないことになってしまったんだ。キミも本業を大事にするのなら、芸能界で生きていくには腰振りの次の芸を考えた方が良いんじゃないか」と、HGになぜかアドバイスを送る高田総統。
 そこで割って入ったのが、小川だった。「まるで勝ったような言い草だな! 俺たちはナンバー2のインリンに勝ったんだぞ? おめぇもそろそろ出ないと、気まずいんじゃないのか?」と挑発。しかし、その問いに答えたのは川田だった。「勘違いするな、チキン! 俺がモンスター軍のナンバー2なんだよ。俺を倒してから言え!」。
 そのやり取りを聞いていた高田総統が、口を開いた。「チキン、一つ教えてやる。何を偉そうな事を言ってるんだ。キミが勝ったんじゃないよ! 分かってるのか? 別に私は逃げてるわけじゃない。ふさわしい時が来たら、いつでもリングに上がってやる。時代はどんどん動いているぞ。よく考えてみるんだな。今日はここまでだ。バッドラック!」。
 謎の言葉を残し、スモークの向こう側へと消えていく高田総統。今回もリング上に引っ張り出す事は出来なかったが、“ふさわしい時”は確実に近づいているようだ。その後姿に、「言っとくけどな、俺は執念深いぞ。高田、お前を必ずリングに上げてやるからな。覚えておけ!」と小川が叫ぶ。
 リング上に残された三人。大谷がようやく口を開く。「キャプテン! 今日はHGのデビュー戦、勝利を挙げたところでお祝いをしてやりましょうよ。厳しい練習によく耐えてくれた。忙しい芸能活動で、時間がある限り真剣に取り組んでくれました」と言うと、場内から大きな拍手が沸き起こる。
 HGもそれに応えて、「お二人が道場で、二つの意味でシゴいてくれたお陰です。お礼に、私のお尻にばっちこーい!」と尻を差し出すが、これには小川も大谷もノーサンキューだ。大谷が「今日は勘弁してくれ」と言うと、ならばとHGは「じゃあキャプテン、こっちばっちこーい!」と誘うが、小川も「今日は勘弁してくれ」と苦笑い。
 小川は「ハッスル軍が勝ちました!」と改めて勝利宣言すると、「今日の主役はお前だ! お前がバシッと締めろ」と、HGをトリに指名した。
「いいんですか? ハードゲイですよ?」と、このビッグイベントのトリに指名されたHGは戸惑い気味。しかし、場内のHGコールに背中を押され、マイクを握った。
「では皆さん、ご勃起、いやご起立をお願いします」と即し、「それでは、まず準備体操で3分間腰を振ってください」と無理な要求だ!
 腰振り3分間は割愛し、「スリー・ツー・ワン、ハッスル!ハッスル!! フォー!」とハッスルポーズHGバージョンを決め、大盛り上がりの内にハッスル・マニアは幕を閉じた。
 しかし、ひとつの終わりは新たなる闘いの幕開けでもある。昨年に続き、『ハッスル・クリスマス』の開催も決定し、ハッスルは第2章を迎える。高田モンスター軍の逆襲は、そして高田総統が宣言したインリン様の再生は? デビル夫人とジャガーYの因縁の行方は? 和泉元弥とHGの今後は? 今後のハッスルにますます注目だ!!

メインハッスル

13分00秒 掟やぶりの逆M字固め

 場内にはHGのハッスル初登場からプロレスデビューまでの軌跡をまとめてVTRが流れる。そしてそのVTRはハッスル軍と高田モンスター軍の抗争の軌跡へと切り替わり、小川直也と高田総統の顔がスクリーンに、そして「最終戦争」の文字が映し出された。
 両軍の選手が交互に登場する入場シーン。ハッスルあちち、アン・ジョー司令長官、小川直也、川田利明の順で選手たちが花道に姿を見せる。そしてハッスル軍のトリを締めくくったHGだ。「ゴールドフィンガー」のテーマに乗って、花道に現れると大HGコールが巻き起こる。強くなるHGコールに合わせて、より一層激しく腰を振るHG。股間をロープにこすりつけながら、リングへ上がった。そして高田モンスター軍のトリを務めるインリン様が登場。真っ赤なコスチュームでニューバージョンの鞭を振り回しながらリングイン。ハッスル軍の存亡がかかった戦いの幕が切って落とされる!

閉じる ゴング直後、インリンがいきなり小川にローブロー。川田とアン・ジョーが大谷を場外に落とし、リング上はいきなりHG一人になってしまう。すると会場からは大HGコール。HGは腰を振りながら、インリン様に「出て来い」とアピールする。しかしアン・ジョーがHGを後ろから蹴り飛ばし、倒れこむHGにインリン様が鞭攻撃。ただ叩くだけでなく、インリン様はHGの首を鞭で絞め上げる。
 ここでアン・ジョーがリングイン。ヘッドロックでHGを締め上げるのだが、逆にHGがアン・ジョー司令長官をロープに振って強烈なソバット! さらに華麗なフォームのドロップキックを見せて、腰を振ると場内は大盛り上がり。そんなHGを見て、インリン様もちょっと切れ気味だ。
 さらにアン・ジョー司令長官のチョップを受けて腰を振るHG。アン・ジョー司令長官の攻撃に対して、「聞いてないよ」と言わんばかりに腰を振り続けるHGに、会場の歓声は大きくなる一方だ。
 しかしここで遂に川田が登場。始めは腰振りで挑発し、エルボーを叩き込んでいったHGだったが、さすがに川田のチョップは耐えれず。HGは大谷とタッチ。
 大谷と川田のマッチアップになると、逆水平、ミドルキック、そしてフロントキックを打ち合って、互いに一歩も引かない。一度は川田のスピンキックでマットに倒れた大谷だったが、握りこぶしを作り自らを鼓舞すると、カウンターの二ールキックを叩き込み、形勢を逆転する。そしてコーナーポストに倒れこむ川田に対し、「俺もおいしいことやるぞ」と顔面ウォッシュを川田の顔面を蹴り飛ばした。
 ここまで劣勢のモンスター軍を見て、思わずインリン様がリングイン。しかしここですかさずインリン様の動きをHGが止めて、コーナーに投げ飛ばす。そしてインリン様がコーナー下で座り込むと、HGは腰を振って自分の股間をインリン様の顔面に押し付ける! さらにコーナーに登って腰を振って客席にアピールすると、そのまま掟破りのM字開脚で自分の股間をインリン様に押し付けた。これぞ公開練習では見せることが出来なかった秘技PWだ。
 しかしインリン様に対するこの無礼をモンスター軍が黙っておくわけがない。川田が後ろからHGに強烈なミドルキック。怒り狂うインリン様が鞭でHGの体を叩き、さらにM字スタナーと足を極めるM字ロックでHGを痛めつける。
 そしてここで遂に川田と小川の因縁の対決に。互いにエルボーを打ち合うと、この攻防で優った小川がコーナーの川田の顔面を踏み付け。さらに巴投げ、ミドルキック、バックドロップと怒涛の攻めを見せる。さすがの川田も小川の攻撃に耐え切れず、アン・ジョー司令長官にタッチを求めた。
 タッチを受けたアン・ジョーに対して、ハッスル軍からはHGが登場。アン。ジョー司令長官に攻め込まれるHGだったが、コーナーに振られると飛び込むアン・ジョーをHG三角絞めに捕獲! 腰を振って精神的苦痛を与えると、そこからフランケンシュタイナーで投げ捨てる。
 そして再び小川がリングに上がったのだが、タッチ際を狙ってアン・ジョー司令長官&川田が大谷とHGを場外に落とし、リング上は小川対アン・ジョー司令長官&川田のハンディキャップ状態になる。序盤こそ何とか互角に戦っていた小川だったが、徐々にモンスター軍に押されて、二人のミドルキックの餌食となってしまう。ここを勝負所だと踏んだ川田がフロントキックを叩き込み、アン・ジョー司令長官が飛び膝蹴り。そして川田が垂直落下DDTと、痛めつけるだけ痛めつけて、遂にインリン様がリングイン! 川田のエスコートを受けてM字固めでフォールを狙ったのだが…
 ハッスル軍の解散がかかった大一番で小川が簡単にそれを許すわけがない。何とか肩を上げてそれを阻止する。インリン様は小川の腕を取って肘関節を決めるM字バー。小川は自分の足を伸ばしてロープエスケープするものの、かなり危ない場面だった。インリン様は小川がタップしたと抗議するものの、レフェリーはそれを認めない。
 しかしこれでモンスター軍に一瞬の隙が生まれてしまった。小川がSTOボンバーで川田を、大谷がアン・ジョー司令長官を場外に落とし、リング上をHGとインリン様の二人にすることに成功する。
 運命はこの二人に託された。インリン様の鞭攻撃に対してHGは腰振りで挑発。「調子に乗ってんじゃないわよ」とさらに強く鞭を打つインリン様だったが、HGがインリン様の腕を取り鞭攻撃を遮断する。そしてそのままインリン様の体を高々と持ち上げて69ドライバー。しかしインリン様がすかさずスモールパッケージで切り返し、逆転の3カウントかと思いきや、ここでHGがカウンターのHG三角絞め! HGの足がガッチリとインリン様の首を捉え、股間のふくらみと共にグイグイと締め上げる。もはや脱出不可能となったインリン様はグッタリ。完全に動きの止まったインリン様を見て技を解いたHGが掟破りのM字固めでインリン様から3カウントを奪い、ハッスル軍解散の危機を阻止した。


セミハッスル

10分9秒 55歳→片エビ固め

 金村と田中は、なんと猫ひろしを引き連れて入場! 14,573人(満員=超満員札止めまであと少し)の観客が一気にヒートアップする! ブリフラダンスに合わせて、猫ひろしはらっせらーらっせらーを披露する。
 続いて『サンダーストーム』の入場テーマが鳴り響き、天龍と安田が入場。ついに天龍がハッスルのリングに足を踏み入れた!
 草間GMよりハッスル・スーパータッグ初代王座決定戦の認定宣言が行われ、いよいよ試合開始のゴングが鳴る。

閉じる 先発は金村と天龍。ガッチリ組み合うと、金村は引っ掻き攻撃からタックル&エルボーを見舞うが、天龍は強烈な逆水平とグーパンチで逆襲! しかし、レフェリーから注意を受ける。
 代わって安田と田中、安田が田中をパワーで圧倒すると、カットに入った金村へ相撲チョップを繰り出した。金村と田中は合体攻撃でこの安田のパワーに対抗、安田をコーナーへ釘付けにして、逆水平をしこたま見舞った田中だったが、安田があっという間に逆転。ボディスラムから逆エビ固めだ。カットに入った金村は、場外へ投げ捨てる。
 安田と田中はダブルの相撲タックル、しかし、天龍のラリアットが安田を誤爆。金村と田中は場外へ戦場を移し、田中が天龍へ机を投げつける! 金村は安田を田中は天龍を机の上に寝かせると、田中が天龍にスーパーフライ! 机が真っ二つ!
 さたに机をリング下から取り出すと、田中はリングにセットして安田を叩きつける。机を投げつけ、フォールするがカウントは2。完全にハードコアペアのペースだ。金村は安田の股間めがけて、机の角を一度、二度と突き刺す。
 金村がトップロープへ登ったところで、安田はデッドリードライブで逆襲、天龍にタッチすると、天龍はグーパンチから机の破片を金村から奪い取り、金村、田中へ一撃! さらに金村にラリアット、逆水平を見舞うとコブラツイスト。田中のカットにも動じなかったが、ラリアットでついに安田へのタッチを余儀なくされる。
 金村は安田に急所攻撃、変わった田中はイスで安田に一撃を加えると、イスごとドロップキック! ラリアットを見舞い、スイングDDTと猛攻だ。代わった金村は田中のスーパーフライを誘って二人でフォール。しかし、安田は軽々と返す。ダブルの攻撃は続く。ダブルエルボーからダブルのブレンバスター、しかし安田が逆に投げ返す。
 天龍が入ると、田中が白いギターの一撃! 金村は頭を抱える天龍へラリアットの二連発を繰り出すが、天龍にカウンターのラリアットをもらってダウン! そして必殺の53歳が炸裂だ!! カウントはもちろん3!
 圧倒的な力を発揮した天龍は、ニッコリと微笑み「安田、ベルト獲って俺もホッとしてるよ。これからも二人でこのベルトを守っていこうぜ」と呼びかける。ところが安田は、「おい、ハゲ!」と草間GMに呼びかけると、「貴様、こんなちゃっちいベルトを作りやがって! ちゃっちいじゃねぇか!」と毒づくと、「みなさーん! 次のハッスル・マニアでこのベルトをオークションにかけたいと思います」と、天龍の温かい言葉を踏みにじるような言動に出た。
 これには天龍も呆れ顔。勝手にしろとばかりに安田へベルトを投げつけると、「あっち行け、しっしっ!」とやってさっさと帰ってしまった。安田は愛想笑いを浮かべながら、その後ろに続くのであった。このタッグ王者、今後も大丈夫なのか?


第4ハッスル

11分58秒 セイザースープレックス

 会場にはジャスティライザーのテーマが流れる。高田総統より譲り受けたモンスター・バトルスーツを見にまといジャスティライザーグレンが花道に現れた。続けてハッスル軍のライオセイザーがハッスル仮面を引き連れて登場。二大ヒーローが違うコーナーに立ち、拳を交える時が来た。

閉じる 先発はいきなりライオセイザーとジャスティライザーグレンの対決。プロレスのリングでどんな動きを見せるのかに注目が集まったが、互いにスピーディな攻防を展開し、会場を沸かせる。
 そんな二人の戦いに乗せられるように、ハッスル仮面ブルーとザ・ネオデビル・ピエロ1世、ハッスル仮面レッドとザ・ネオデビル・ピエロ2世も序盤から素晴らしい攻防を見せる。
 再びリング上がライオセイザーとジャスティライザーグレンになると、互いに足を止めあってパンチと蹴りの打ち合い。まるでライオセイザーは「目を覚ましてくれ」と言わんばかりに攻撃を叩き込み、ジャスティライザーグレンの攻撃を受ける。
 しかしそんなライオセイザーの気持ちとは裏腹に、ジャスティライザーグレンがピンチになるとすかさずザ・ネオデビル・ピエロ1世&2世がリングに入り、ライオセイザーに襲い掛かる。ライオセイザーはザ・ネオデビル・ピエロ1世とジャスティライザーにドロップキックを放ち、何とかタッチに成功。
 リングに飛び込んだハッスル仮面レッド&ブルーが、これまでのお返しとばかりにザ・ネオデビル・ピエロ1世&2世にダブルでウラカンラナを決めると、ハッスル仮面レッド&ブルーがザ・ネオデビル・ピエロ1世&2世を場外に落とす。それを見たライオセイザーがジャスティライザーグレンを場外に落とすと、何とライオセイザーが場外にダイブ!これをキッカケにするように、ハッスル仮面レッド&ブルーも場外へと飛び込んでいく。
 リングではハッスル仮面ブルーがザ・ネオデビル・ピエロ1世にミサイルキック。しかしザ・ネオデビル・ピエロ1世はハッスル仮面ブルーのバックドロップをかわすと、そのままハッスル仮面ブルーを持ち上げてバスター。すかさずボディプレスを仕掛けたザ・ネオデビル・ピエロ1世だったが、ハッスル仮面ブルーはそれをよけて丸め込む。
 しかしこれはザ・ネオデビル・ピエロ2世がカット。ここからはザ・ネオデビル・ピエロ2世とハッスル仮面レッドのマッチアップに。先にペースを掴んだのはザ・ネオデビル・ピエロ2世。パワーに任せてハッスル仮面レッドに串刺しラリアットを叩き込み、トップロープからパワースラムを見舞うものの、レッドはそれを2カウントで返してカウンターのフランケンシュタイナー。その後もハッスル仮面レッド&ブルーとザ・ネオデビル・ピエロ1世&2世は互いにフォール&カット、一進一退の攻防を繰り返す。
 そしてハッスル仮面レッド&ブルーは、再びリング上をライオセイザーとジャスティライザーグレンの二人にするために、ザ・ネオデビル・ピエロ1世&2世を場外に引きずりおろす。
 ライオセイザーはジャスティライザーグレンにトラースキックを叩き込み、そしてジャスティライザーグレンの首を捕らえてDDT。そしてハッスル仮面レッド&ブルーのドロップキックのアシストを受けて、ライオセイザーがセイザースープレックスでジャスティライザーグレンが3カウントを奪った。
 ライオセイザーは「みんな、聞いてくれ。 高田総統の洗脳を解くためには声援が必要だ」とマイクアピール。すると客席からは大ジャスティコールが起こる! すると倒れていたジャスティライザーグレンがゆっくりと立ち上がり、ライオセイザーと握手。そしてグレンにつられるように、他のジャスティライザーたちもセイザーXの面々と握手を交わす。会場で巻き起こったジャスティコールによって、ジャスティライザーたちの洗脳が解けてたのだ。
 こうして正義のヒーローに戻ったジャスティライザー。最後はジャスティライザー&セイザーXの2大ヒーローがバッチリポーズを決めた。


第3ハッスル

×鈴木健想
with
鈴木浩子

和泉元彌
with セッチー鬼瓦軍団
AKIRA
ミスター鬼瓦

8分54秒 空中元彌チョップ→片エビ固め

 オープニングハッスルの終了後、レポーターが健想&浩子の控え室前へ。しかし、出てきたのはエージェントのケイ・ササハラ。レポーターの姿を見かけると、「取材? 聞いてないよ? ダメダメ、全然無理! 帰って帰って!」とレポーターを追い返してしまった。
 続いて第1ハッスル終了後、レポーターは和泉サイドの控え室へ。最新情報によれば、和泉は会場入りが遅れているという。すると控え室の中から、節子さんが登場。「あ、理事長!」と動揺するレポーター。
「ワイドショー? どの局? 私でよければ何でも答えますよ」となれた様子で応対する節子さん。「もちろん試合はやりますよ。宗家は狂言パワーで必ず倒します」と言う節子さんに、レポーターは「まさか、ダブル・ブッキングでは?」と問いかける。
「ダブル・ブッキングなんてしませんよ。かけもちはあっても、ダブル・ブッキングなんてしません。いま、宗家は相模湾あたりをこちらへ向かっております」と落ち着いて答える節子さん。
 果たして、和泉は試合時間に間に合うのか!?

閉じる 鈴木健想と浩子夫人が先に入場、ゲイシャガール姿の浩子夫人は、巻物を広げるとそこには「小細工はいたしません」の文字が! 続いて、なぜかジュディ・オングの『魅せられて』の入場テーマに載って、和泉元彌とセッチー鬼瓦軍団が登場! 鬼瓦軍団はコーチのAKIRAをはじめ、マスクマンや和泉のお姉さん、なぎなたをもった和泉ガールズが続く。しかし、和泉の姿がそこにはない!
 怒り狂う健想は「和泉はどこにいるんだよ! まさがダブル・ブッキングじゃないだろうな?」と問いかける。浩子も「ハッスル・マニアというこの大きな大会で、試合時間に遅れるなんて…どんな育て方をしたのか母親の顔が見たいわ! 我が夫、世界のエンターテイナー健想をこんなに待たせるなんて、なんて立派なバカ息子なんざんしょ! お母様がどうやって育てたのか、ぜひぜひ、お伺いしたいところですわ。おっほっほっ! あのもやしっ子のマザコンが現れず、私たちの不戦勝なんて許しませんよ。その際にはお母さん、あなたに上がってもらいます!」と、節子さんを挑発する!
 すると節子さん、マイクを握ると「そこの奥様、白塗りでなんとお下品な厚化粧でしょう!」と浩子を挑発、「健想選手、いま宗家はすぐに出てきますから。かけもちはしましたが、ダブル・ブッキングなんてした事はありません」とどこかで聞いたようなセリフ!
 健想は待ちきれず、「誰でもいい、何人でもいいから掛かって来い!」と鬼瓦軍団を挑発すると、節子さんの命によりマスクマンのミスター鬼瓦、コーチのAKIRAが出陣。
 しかし、健想はミスター鬼瓦、そしてAKIRAをダブルのツナミで吹き飛ばし、お尻を出してペンペンだ!
 するとその時、場内に響き渡るヘリコプターの爆音。ついに和泉が天井からはしごに伝って登場だ!「ダブりブッキングなどせぬ。開場前からずっと天井で待っていたのだ!」とやってきた! 小林幸子も真っ青のド派手な衣装を身に纏い、狂言を舞いながら花道をゆっくりと歩いてくる和泉。ついにリングイン!
 和泉は着物を着たまま健想に張り手を見舞っていくが、健想はびくともしない。1対1、激しくにらみ合う両雄。健想が突っかけるが、和泉はヒラリとかわしていく。そして和泉はロープへ飛び、エルボーを見舞うが、健想には全く効かない。健想は和泉を捕まえると、コーナーへ叩きつけて張り手一発! さらに反対側のコーナーへ叩きつけ、もう一発強烈な張り手! ダウンする和泉!
 心配そうな節子さんの目前で、健想はネックハンギングツリー。AKIRAとミスター鬼瓦が救出に入ったが、健想のパワーにあっという間にリング外へ放り出される。
 健想は和泉を高く抱え上げると、風車式のバックブリーカー! 場内には「もとやコール」が大爆発。さんざん背骨を痛めつけて、フォールに入る健想だったが、カウントは2! さらに健想はダブルのニードロップ! 場内は悲鳴に包まれる。和泉大ピンチ!
 健想はトドメとばかりにバックドロップで和泉を高く抱え挙げたが、AKIRAと鬼瓦が救出に入る。二人のアシストを受けて、和泉がダブル・ニードロップのお返しだ!
 コーナーで余裕をかましていた浩子が、ここでついにリングイン。白粉をAKIRAと鬼瓦に叩きつけて戦闘不能に追い込み、和泉にも投げつけたがこれは健想を誤爆。これで目がふさがれた健想。和泉は浩子の前に立ち、声を掛けて健想を誘う。健想は目が見えないままラリアットを繰り出したが、和泉にひらりとかわされて、なんと浩子を誤爆してしまった!
 失神してしまった浩子に動揺する健想。その隙に和泉はトップロープに登り、見栄を切るとトップロープから健想の首に飛び乗り、空中元彌チョップ四連発からそのままフォール! カウントは3! なんと、和泉が華麗なる勝利!!
 ゆっくり、ゆっくりと花道を去っていく和泉。狂言・和泉流宗家は永遠に不滅だ!


第2ハッスル

7分18秒 右ストレート→片エビ固め

 今、ハッスルにおいて見逃すことが出来ない抗争。それが長州力と坂田亘の抗争だ。青森大会でその因縁が最高潮に達し、急遽、今大会での長州&X×坂田&マーク・コールマン組が決定した。しかも長州はタッグパートナーに超大物を連れてくると宣言しているのだが…
 いつも以上に気合の入った表情でリングインする坂田。その後に入場する長州組。長州と共に花道に現れたのは藤原喜明!しかも先発はいきなり長州と坂田だ。

閉じる 感情剥き出しの二人はエルボーと張り手の打ち合い。そして坂田は「何がやりたんだ、コラ!」と長州を挑発する。さらにタッチを受けたコールマンもパワー殺法で長州を追い詰める。しかし長州はコールマンのタックルに膝蹴りを合わせて動きを止めると、ストンピングで踏みつけてスリーパーで締め上げる。
 そして藤原がリングイン。果敢にも藤原の腕関節を極めにかかるコールマンだったが、藤原はコールマンのタックルに対して腹固め。さらに藤原は下からのアームロックでコールマンの腕を絞り上げる。
 カットに入った坂田はそのままコールマンからタッチを受けると、何と「くそじじい」呼ばわりしながらの逆水平。その後も坂田は藤原の顔面かきむしり、場外に落として藤原の頭を鉄柱に叩きつけるなどやりたい放題。この攻撃で藤原の額から血が滴り落ちる。しかし藤原は「効いてないよ」と言わんばかりにニヤリ。さらに流血した頭で頭突きを叩き込み、坂田が思わずリング上でのた打ち回る。
 そしてここで長州がリングイン。いきなりリキラリアット!「くたばれ、てめえ」と叫びながらストンピングを連発し、「来てみろ、こら!」と挑発すると、坂田のチョップを真正面から受けて二度目のリキラリアット。そのまま長州が坂田をサソリ固め、藤原がコールマンを脇固めで捕らえる。
 リング上はコールマンと藤原。藤原が頭突きを連発、コールマンのパンチを取って脇固め。しかしここでコールマンが持ち前のパワーを発揮。腕を捕らえられたまま、藤原の体を高々と持ち上げてそのままマットに叩きつけると、マウントからパンチを落とす。藤原は何とか立ち上がったものの、グロッキー状態。そこにコールマンが強烈な右ストレートを叩き込んで、藤原はそのままリング上で大の字。長州×坂田の遺恨マッチは、コールマンが藤原から3カウントを奪うという結末を迎えた。
 無言でリングを後にする長州に対し、坂田は「長州、どうだ分かっただろ。お前が誰を連れてきても、一緒だよ。このリングは片手間でど真ん中に立てるほど甘くねんだよ。何度やってもいいだよ。現場監督さん」と罵る。しかし長州は全く耳を傾けず、そのまま控え室へと去っていった。
 さらに坂田の暴言の対象は草間GMへ。「おいハゲ! 俺たち最強タッグチームを差し置いて、勝手にベルト作ってんじゃねえよ。その汚い頭で覚えとけ。次は俺たちが挑戦だ」と、ハッスル・スーパータッグ王座への挑戦をぶちあけた。
 最後はここ最近、大活躍のコールマンとビールで乾杯。試合にも勝ってほろ酔い気分のコールマンは「あざす!」と喜びを爆発させた。


第1ハッスル

14分48秒 ダイビングエルボードロップ→片エビ固め

「マーガレット、今日はテンション上げていくわよー。アリシンたちは姉御とかいう人を連れて来るって言ってたけど、おばさまがいれば安心よねー!」と、いちゃいちゃと楽しそうに会話するEricaとマーガレット。しかし、デビル夫人は浮かない顔だ。
「もしも…もしも、私の知っているあの女だったら、簡単にはいかないわ。ジャガーY…」とつぶやくデビル夫人だった。ジャガーYとは、もしやあの女王?

閉じる ハートの描かれた石油缶を持ったErica、花篭を持ったマーガレット、そして浮かない顔のデビル夫人が入場。そして、ブランカとアリシンの後ろから、キャッツ風のメイクとジャガー柄のコスチュームに身を包み、ジャガーYが登場! ジャガーはリングインすると、ねこ科の動きで挑発する。これでアマゾネス軍はX、Y、Zが揃い踏み。
 先発はマーガレットとアリシン、しかし、アリシンはマーガレットを無視してEricaに突進、ビンタを見舞う。さらにEricaへ得意のイス攻撃を見舞うアリシン。ブランカを背負い、ブランカがそのままスイングDDT。すかさずムーンサルトプレスに行くアリシンだが、これはEricaが下からの蹴りでカット。「いいかげんにしなさいよ!」とぶち切れるEricaだったが、アマゾネス軍の三人に蹂躙される。
 ボディアタックでピンチを逃れtらEricaはデビル夫人にタッチ、ブランカとアリシンは二人がかりで攻めるが、デビル夫人に一喝されると直立不動に。
 ここでデビル夫人、コーナーに待機していたジャガーを指名! ニヤリと笑ってジャガーがついにリングへ入り、ねこ科の動きでデビル夫人を幻惑する。「ニャンニャン」と言いながら攻めるジャガーの、猫背をバックブリーカーで真っ直ぐにするデビル夫人。しかし、ジャガーの猫騙しで形勢は逆転。ジャガーは引っ掻き攻撃でデビルとEricaを蹴散らす。
 代わったマーガレットは花をちらつかしてジャガーをじゃらそうとしたが、ジャガーは花を奪い取ると食べてしまい、マーガレットに精神的なダメージを与える。
 アリシンにタッチ、マーガレットを回転エビ固めで丸め込むがカウントは2.アリシンは続いてパワーボムで挙げようとするも、マーガレットのびんたを喰らい、逆にパワーボムをもらう。だが、アリシンはすぐに立ち上がると据わったままのマーガレットの顔面へドロップキック。アリシンがトップロープに登ると、マーガレットがデッドリードライブ。さらにダブルアームスープレックスの体勢から顔面を潰す。
 アリシンはイスも持ち出すが、逆にマーガレットのドロップキックを喰らい、パワーボムでカウント2.9。Ericaが入って合体攻撃を狙うも同士討ち、ブランカがEricaを攻め立てるもデビル夫人が後ろから押さえ込み、Ericaの往復ビンタを喰らってしまう。
 両軍が入り乱れ、乙女軍がトリプルで乙女ボムを繰り出したが、全員がフランケンシュタイナーで返される。
 そして戦場は場外へ。ジャガーはデビルに引っ掻き&噛みつき。アリシンはEricaにプランチャを見舞い、リングに引きずり挙げてブランカがダブルフットスタンプ。カウントは2。ブランカはバックを取って投げようとするも、逆にバックドロップに切り返された。
 トドメとばかりにEricaがトップロープに登ると、アリシンがビンタでカット、ブランカが雪崩式のフランケンシュタイナーを決め、ジャガーが回転しての踵落とし。さらにブランカがジャーマンスープレックスでEricaが大ピンチに!
 ここで救出に入ったのはデビル。息を吹き返したEricaはブランカにラリアットを見舞い、デビルがデビル・マザーボム、さらにマーガレットがフライング・ボディプレス、さらにさらにEricaがダイビング・エルボードロップだ! 超重量級の三連発を喰い、さしものブランカも轟沈!
 勝利を収めた乙女軍だが、デビル夫人とジャガーYは激しい睨み合い。デビルが「やっぱりあんただったのね? ジャガーY!」と問いかけると、ジャガーは「久しぶりだな。まさかここで再会するとは思ってもみなかったニャー」と応える。
 Ericaの「お二人はどういうご関係?」という問いかけも無視し、ジャガーは「今日、あなたたちに言いたい事は唯一つ。ハッスル女子部のリングを制するのは、私たちアマゾネス軍ってことよ! これが何を意味するのか分かるかな? 次のシリーズでこのジャガーY様が完全復帰するんだ! アマゾネス軍のトップとして、お前たちを一人ずつ潰してやるニャー!」と宣言した。
 去っていくジャガーYを、震えながら見つめるデビル夫人。Ericaが「おばさま、二人はどういうご関係なの? Ericaたち、分かんなーい」と言っても見向きもせず、「また無視されたわ…」とEricaはマーガレットと抱き合って泣いてしまった。
「おばさま、私たちもそろそろ帰りましょう」というEricaの言葉に、ようやく頷いて歩き出したデビル夫人。しかし、その顔はやはり浮かない顔であった。次回のシリーズより、デビル夫人VSジャガーY、宿命の対決が幕を開ける!


オープニングハッスル

7分43秒 ヤンタイム→片エビ固め

 今回が初参戦となる石森&飯伏はインディーのイケメンタッグ。花道でアピールしながらのリングインだ。対するジミー・ヤン&カズ・ハヤシ、ヤンはサングラスにスーツ姿。カズはカメラ目線でポーズを決める。

閉じる 先発は飯伏とヤン。互いに腕を取り合うと飯伏がショルダーアタックでヤンを吹っ飛ばし、エルボーを叩き込む。そして石森とタッチし、今度は石森がヤンにフランケンシュタイナーを決める。ここまでペースをつかまれていたヤンだったが、飛びつこうとする石森をそのまま後ろに放り投げて、カズとタッチする。
 カズは石森を高々と上に持ち上げてそのままマットに叩きつける。そして逆水平の打ち合いになると、キャリアの差を見せ付ける。ふらつく石森に直下式DDTを決めて、ハッスルサルトで早くも勝負をつけようとするのだが、石森はそれを膝を立てて迎撃し、合体攻撃でカズを痛めつける。飯伏が掌底の連打と蹴りのコンビネーションからアームロックを極れば、石森がセカンドロープからムーンサルト式のDDTを決める。そしてカズの首を締め上げる。
 完全にペースを掴まれたカズだったが、ロープに振られた反動を使ってニールキック!ここでヤンとタッチすると、ヤンは石森と飯伏をラリアットで蹴散らすと、石森のバッグドロップをかわして、ボディを痛めたフリをして顔面蹴り。カズがリング下で飯伏の動きを制している間に、ヤンが〜を決めて3カウントを奪った。
 ハッスルの先輩タッグとして意地を見せたカズ&ヤン組。コーナーポストに上がって、しっかりとポーズを決めてオープニングハッスルを飾った。


オープニング

 高田総統の古くからの友人であり、現PRIDE統括本部長の高田延彦氏が現役中に入場テーマ曲『トレーニング・モンタージュ』に乗って、ハッスルの歴史を振り返るVTRが場内に流される。
 そして草間GMがリングに登場。草間GMは、光り輝く頭を照らす照明に対し「ちゃんと全身を照らしなさい」とツッコミを入れてから、挨拶を始めた。
「こんにちは。ようこそ、『ハッスルマニア』へ。ハッスル敏腕GMの草間です」と草間GM。始めは会場からハゲコールが巻き起こっていたものの、草間GMが「ファイティングオペラと名づけてから約2年。新しい舞台を創造すべく、選手・スタッフ一同、一丸となって一生懸命、命がけで邁進してきました。新しいプロレスの価値観を見出すためにやってきました」と語れば、ハゲコールはいつの間にか拍手に変わっていた。
 そして草間GMは「今日やっと横浜アリーナに戻ってくることが出来ました。今日は旗揚げから集大成、新たなるドラマの始まりです」と語り、今後のハッスルを占うカードが発表。「ハッスルは今日から新しいスタートを切ります。今まで応援してくれたファンの皆さん、そして初めて会場に足を運んでくれた皆さん。心の底からハッスルして下さい」と、『ハッスルマニア2005』の開催を宣言した。
 するとここで「ハッスルマニアだヨ、全員集合」とキャプテン・ハッスル小川直也の声が会場に鳴り響き、はっぴ姿のハッスル軍のメンバーが登場。小川が「おいっす!」と四方に声をかけると、客席も「おいっす!」。そして観客を総立ちにさせて、「1年10ヶ月の集大成、はりきって行ってみよう!」と、ドリフターズの「8時だヨ、全員集合」のパロディで大会のオープニングを締めくくった。