ハッスル通信

身から出た錆び!?
島田参謀長、ボビッシュと組んで坂田&崔組と対戦決定!

2004年8月12日

都内DSEで『ハッスル・ハウス vol.2』の記者会見が行われた。当初は大会タイトルと出場選手を発表するための会見だったのだが、中村カントクの乱入によって事態は急展開に…。

再生する


いつものように臼杵PRが会見の前に記者陣に挨拶をし、ホワイトボードに今回の出席者の名前を書こうとするが何と肝心のペンがないではないか! 慌ててペンをデスクに取りに戻る臼杵PR。何やら不吉な予感が漂う。

続いて会見場に現れた笹原GMは、まず『ハッスル・ハウス vol.2』のチケットの売り上げが好調なことを報告。6月28日の『vol.1』に引き続き、ソールドアウトに近い状態でチケットが売れているという。

一通り報告も終わりこれから出場選手を発表というところで、島田参謀長&アン・ジョー司令長官が登場! 「GM! 夏バテしてませんか? うなぎでも食べて元気出してください」と毎度おなじみワイロ攻撃に出る島田参謀長を、笹原GMは「受け取れません。私、うなぎ嫌いですから」と冷たくあしらう。

この日の島田参謀長は左目の眼帯も取れ、首にはコルセットもなく、松葉杖も持っていない。驚異的な回復ぶりに驚いた笹原GMが「もう、目とか足は大丈夫なんですか?」と聞くと、島田参謀長は「いや高田総統は慈悲深い方ですよ。もう完全に治りました」と答える。どうやら高田総統の力で治ったということだけは分かったのだが、これが後々あんなことになろうとは誰も予想だにしていなかった…。

島田参謀長とアン・ジョー司令長官から発表された高田モンスター軍の出場メンバーは以下の10名。

ダン・“ザ・バッファロー”・ボビッシュ
マーク・“ザ・ハンマー”・コールマン
ケビン・“ザ・ドンキーコング”・ランデルマン
サイコ・ザ・デス
ピラニアン・モンスターZ
ザ・モンスターC
“幻の雪山モンスター”ヒマラヤン・ビッグフット
“地獄の道化野郎”ザ・デビル・ピエロ
“膝狩酋長”HIZAKARI
“蠅の帝王”マスクド・ベルゼバブ
「オー! ワンダフル ナ メンバー ネ」自画自賛するアン・ジョー司令長官はさらに大会のサブタイトルを考えてきたと一枚のボードを手にする。「カナラズ GM モ キニイリマスネ!」と自信たっぷりに発表したそのタイトルは…。「東京モンスターパーク」!

某民放の人気番組をもじって付けた名前ではあるが、アン・ジョー司令長官のテンションとは裏腹に、場が静まり返ってしまいややスベリ気味だ。

しかしそんな空気は勢いで乗り切ってしまえとばかりに、島田参謀長&アン・ジョー司令長官は「もうこれでいいでしょ?」とごり押し。「これは私だけでは決めることは出来ません」と公平を保とうとするする笹原GMだが、島田参謀長は「中村カントクはここに来ないんでしょ? あいつはどうせパチンコでもやっているんですよ!」と一気に詰め寄る。「ピッー! ピッー!」するとそこに聞きなれたホイッスルの音が鳴り響いた。

「俺は逃げちゃいねえよ」

無駄にかっこいい(失礼!)登場で、中村カントクが会見場に姿を現したのだ。島田参謀長やアン・ジョー司令長官の「何だあの格好は」という罵声を浴びながらも、堂々と歩み寄ってくる中村カントク。それもそのはず今日は“キャプテン・ハッスル”小川直也から直々に出場メンバーを授かってきたのだ。今回、高田モンスター軍との全面対抗戦にラインナップされた10名のハッスル戦士はこれだ!

“ハッスルK”川田利明
坂田亘
横井宏考
崔リョウジ
藤井軍鶏侍
石狩太一
ゼブラーマン
ハッスル仮面
佐々木義人
長州力


さらに高田モンスター軍に対抗すべく、中村カントクが発案した大会タイトルは「ハッスル軍 大行進 愛はチキンを救う」。これまたどこかで聞いたようなタイトルをアン・ジョー司令長官は「センス ナイネ」とバッサリ。しかし、中村カントクは前回の『ハッスル・ハウス』で勝ち越したことをいいことに「勝ってんだからこっちのタイトルにすべきだろう!」と反撃する。これをキッカケに、またまた笹原GMを挟んでの罵り合いが始まってしまった。

「シャラーップ!」その場を沈めた笹原GMだが、何度注意しても言うことを聞かない両陣営を「中村! 島田! アン・ジョー! お前らうるさいんだよ!」と遂に呼び捨てに! そしてダチョウ倶楽部の上島竜平ばりに「お見苦しいところを見せてしまいました。すいません」とバツグンのセンスで締めくくった。

ここで中村カントクから笹原GMに、一つの提案がなされた。前回の『ハッスル・ハウス』でダン・“ザ・バッファロー”・ボビッシュにピンフォール負けを喫し、雪辱に燃えている坂田がボビッシュとの再戦を熱望しているというのだ。坂田の熱い思いを代弁するように、中村カントクは熱心に笹原GMに頼み込む。

すると、それを横目に島田参謀長は「坂田なんてただのナルシストのチビだろ!? ボビッシュと対戦するなんて100万年早いよ」と激しく罵倒。「ナルチビ! ナルチビ! ハハハハ!」アン・ジョーと共に鼻で笑い飛ばす。さらに調子に乗った島田参謀長は、自分の体が治ったことを良いことに「あんなナルチビだったら今の俺が闘っても勝てるよ」と叫び散らした。

この一言を中村カントクは聞き逃さなかった。「おい!島田! 今、お前『俺が闘っても勝てる』って言ったな」ここぞとばかりに詰め寄る中村カントク。「いや言ってない。言ってない」慌てて否定する島田参謀長だが、あの場にいた人間なら誰の耳にも届くような大声だったため、言い逃れは出来ない。島田参謀長を追い込むように、笹原GMも「いや言ってましたよ」と鋭くツッコミを入れる。

「だったら島田。お前がボビッシュと組んで、うちの坂田&崔組と闘え!」中村カントクは島田参謀長をボビッシュのタッグパートナーに指名したのだ。

「あれは言葉のあやって言うんだよ! 頭がおかしいんじゃないか!」何としてでも、それだけは阻止しようとする島田参謀長だが、ここで大誤算が。なんと味方のはずのアン・ジョー司令長官が「ソレ ハ グッドアイデア ネ!」と中村カントクの発案にノリノリなのだ。「ワタシ モ 『ハッスル4』 デ タタカイマシタ。コレ ハ ミス ヲ バンカイスル ビッグチャンス デスヨ。コレ デ イキマショウ GM!」とドンドン話を進めてしまう。

これを受けて笹原GMは、公平を記すためにハッスル軍の対戦カードを認めるのであれば、大会タイトルの「東京モンスターパーク」にしてはどうか?と提案。エキサイトした場でも的確な判断を下すGMは、さすがとしか言いようがない。

「ソレ ナラ ソウトウ モ ヨロコビマス!」と島田参謀長に決断を迫るアン・ジョー司令長官。なかなか首を立てに振らないのを見ると「ワタシ ハ アナタ ノ ジョウシ デス」と睨みを利かせる。そしてようやく島田参謀長がこれを承諾した。

してやったりの中村カントクは「それならタイトルは関係ないですよ。ありがとうございます! GM! ヤドカリ、ちゃんとトレーニングしておけよ」と言葉を残し、悠々と会場を後にした。

肩を落とす島田参謀長に、アン・ジョー司令長官は「キョウ カラ トレーニング ヤル! ワタシ グッドトレーナー。アナタ モ スグ ニ グッドシェイプ ネ。ヤドカリ デビュー タノシミネ!」と声を掛ける。最後はいつも通り「ドゥ・ザ・ハッスル!」でその場を占めたものの、やるせない表情の島田参謀長であった…。

これで9月2日の『ハッスル・ハウス vol.2』坂田亘&崔リョウジVSダン・“ザ・バッファロー”・ボビッシュ&島田参謀長の一戦が決定。対抗戦はこれを含めて5試合、全6試合が組まれる予定だ。なお小川直也は今回は欠場。また“ハッスル・キング”橋本慎也は肩の手術のため参戦は見送る。しかし両選手ともに、会場には足を運ぶ予定だ。

関連人物:崔領二坂田亘島田工作員ダン・ボビッシュ
関連大会:ハッスル・ハウス vol.2 東京モンスターパーク