ハッスル通信

キャプテン・ハッスル&ハッスルK激勝!しかし試合後のハッスルポーズは出来ず…

2004年11月14日

11月13日(土)大阪・大阪ドームで行われた新日本プロレス『闘魂祭り』で、“キャプテン・ハッスル”小川直也&“ハッスルK”川田利明が天山広吉&棚橋弘至とタッグマッチで激突した。


 前夜祭では「小川直也が目標にしているプロレスがハッスルなら、あまりにレベルが低いエンターテインメント」(棚橋)「ハッスルポーズは絶対にさせない」(天山)と罵倒されたキャプテン・ハッスルだったが、『ハッスル』で着用しているいつものコスチュームで登場。笹原GM、中村カントク、藤井軍鶏侍を引き連れて悠々とリングに上がる。さらに小川にコールされ登場した川田も黄色いトラックスーツに『燃えよドラゴン』のテーマと完全にハッスルKモードだ。
 しかしこの姿を見て面白くないのは天山&棚橋組。ハッスル軍の後に入場するとリングに上がるやいなやゴングを待たずに二人に突っかかっていく。思わぬ奇襲をくらったハッスル軍だが、最もキャリアのある川田が流れを引き戻した。当初、対戦が決まっていた天山とのマッチアップになると、お互い気持ちの入ったショルダーアタック、逆水平、エルボーの打ち合いとなるが、腕を極めてのスピンキックで天山の攻めを一旦遮断する。そして強烈なフロントキックを天山の顔面に叩き込むと、ラリアットを決めて小川とタッチした。
 最も天山以上に嫌悪感を抱いていた棚橋はいきなりドロップキックを放つとそのまま両足タックルでテイクダウン。空中で腰を切るように横四方、マウントを取ると顔面に素手でパンチを落していく。しかし小川もすぐにブリッジで体位を入れ替えると立ち上がって棚橋のボディや顔に蹴りを入れる。苦しむ棚橋を無理矢理起こした小川は観客にアピールしながら「3・2・1」とカウントして足払い、そして遂に「ハッスル!ハッスル!」とリング上でハッスルポーズを決めたのだ。勢いづいた小川は再び足払いからのハッスルポーズ。しかしいつもだったら大うけのハッスルポーズなのだが、新日本のリングではヒールの小川&川田。客席からはちらほらブーイングも飛ぶのであった。
 そんなブーイングはお構いなしに、タッチを受けた川田も棚橋に顔面蹴りやストンピング。左の蹴りをボディに打ち込み、ハイキックからブレーンバスターを狙う。しかし棚橋も自分のホームリングでやられてばかりではいられない。逆に川田をブレーンバスターで投げ捨てる。するとリング下には高田モンスター軍の島田参謀長とアン・ジョー司令長官の姿が。ハッスル軍がやられるたびに天山&棚橋に「いいぞ!頑張れ!」と余計な声援を送り続けた。
 しかしこれが逆にハッスル軍を援助することになる。外野の声に集中力を失った天山&棚橋組は攻撃が続かず、初タッグながらタッチワークの冴える小川&川田組に翻弄されてしまう。特に長時間つかまったのは棚橋。小川の払い腰や川田のエルボーでダメージが蓄積していく。
 これまでほとんどリングに上がらなかった天山だったが、棚橋のタッチを受けるとハッスル軍の攻め疲れを狙って攻勢に出る。リング内の川田だけでなくコーナーの小川にもラリアット。そして返す刀で川田にフライングニールキックを決めると、エルボーをくらいながらも川田をリフトアップして水車落し。棚橋と二人がかりでダイヤモンドカッターを敢行し、必殺のアナコンダバイスで川田の首を締め上げる。小川のカットを棚橋が迎撃すると、今度は川田にTTD(テンザン・ツームストン・ドライバー)。ここを勝負どころと踏んだ天山はダイビングヘッドバッド、そしてムーンサルトプレスで試合を決めにかかる。
 しかしこれは川田の罠だった。天山のムーンサルトを誤爆させると、体力を充分に回復させた小川にタッチした。 誤爆のダメージで悶絶する天山に払い腰を二連発。ラリアットをかわすとそのカウンターでSTOを決める。一度は棚橋のジャーマンをくらい、ドラゴンスリーパーに捉えられたものの、川田が絶妙のカットに入る。そのままタッチを受けた川田はフロントキックとローリングソバット。コスチュームはハッスルKではあるものの、ファイトスタイルの激しさはデンジャラスKそのものだ。さらに「小川!押さえてろ!」と指示して二人がかりによるフロントキック、バックドロップを決める。さらに広い大阪ドーム内に響き渡るほど大きな衝撃音の延髄蹴りを、棚橋の後頭部に叩き込んだ。
 しかし二度目の延髄蹴りを棚橋はしっかりとガード。バランスを崩した川田に反撃のシャイニングウィザード。さらに立った状態の小川にもシャイニングウィザードを決めて、そのままジャーマンで投げ捨てた。川田のバックについた棚橋はドラゴンスープレックスを狙うが、川田もこらえる。そして後ろについた棚橋にバックキック!全く予想外の攻撃だった川田の蹴りを、ノーガードでくらってしまった棚橋はガクっと動きが落ちる。
 慌てて救出に入ろうとした天山だったが小川がSTOでそれをカット。リング下で天山を押さえ込み、リング内の勝負を川田に託した。
 それに答えるように川田もエルボー、バックドロップ。そして延髄蹴り。しかし虫の息の棚橋も意地でフォールを返す。さらに川田が再びジャーマンスープレックスを狙ったところで小川がリングイン。川田のジャーマンに合わせてSTOを仕掛け、川田をパートナーに橋本との合体技『俺ごと刈れ』を見せる!そして最後はフォールにいけない川田の体を棚橋に覆いかぶせ3カウントを奪った。
 見事、試合に勝利したハッスル軍。小川がマイクを握り、さあここからハッスル劇場in新日本の始まりかに思われたのだが…
 なんとリングの下には新日本のレスラーがずらりと勢ぞろい。もし小川がハッスルポーズをしようものなら全員で殴りかからんとばかりに小川をにらみつける。しかし小川は「何だよ!お前らケツの穴が小さいな。俺はハッスルをやりに来たんだよ!」と声を荒げる。
 その後も小川のハッスルポーズを阻止しようとする新日勢。絶対に『ハッスルポーズはさせない』という雰囲気がヒシヒシと伝わってくる。しかしハッスル普及のために新日本のリングに上がったキャプテン・ハッスルがこのまま引き下がれるわけにはいかない。解説席の隣や花道に下がってハッスルポーズのチャンスを伺うが、何と新日本勢は全員で小川の周りを取り囲むという行為に出る。それでも何とかハッスルポーズを試みようとするが、周りに諭されるように「ありがとうございます」と小さくお辞儀をして控え室へと戻った。
 どれだけ新日本勢の妨害にあっても最後までハッスルポーズしようとし続けた小川。試合前に宣言していた新日本リングでのハッスルポーズは実現できなかったものの、小川のハッスルへの熱い思いは見ている人間に伝わったはずだ。

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