ハッスル通信

島田参謀長、デビュー戦を前に好調をアピール!みちのく湯浅がハッスル・ハウス出場を直訴!

2004年8月30日

高田モンスター軍秘密道場で島田参謀長の公開練習が行われた。アン・ジョー司令長官の指導の下、トレーニングの成果を見せた島田参謀長だったが、思わぬ乱入者が秘密道場に現れた。


初めて一般公開となった高田モンスター軍秘密道場は、倉庫を改造して作られた道場。大きなトレー二ングマシーンが何台もおいてあるわけではなく、小さな道場にポツリとリングが設置されているだけだ。しかし逆に決して派手とは言えない内装が、“秘密”感や不気味さを醸し出している。

そして記者たちが一通り揃ったところで島田参謀長、アン・ジョー司令長官、マーク・コールマン、ダン・ボビッシュがリングに姿を現した。開口一番、島田参謀長は「モンスター軍の公開練習なんだからでっかく扱えよ! じゃなかったら取材拒否だからな」と威嚇。そのとなりで他のメンバー達も小さくうなづく。さらに、アン・ジョー司令長官のトレー二ングで確実にレベルアップしていると、自信満々の表情で続けた。

するとここで、アン・ジョー司令長官が高田総統からあずかったというコメントを読み上げる。

「島田のパンチやキックが描く放物線は栄光への懸け橋となるだろう」

アテネ五輪・体操男子団体決勝を実況したNHKアナウンサーが、金メダルを目前にした日本チームの演技終盤に叫んだ名言をもじったこのメッセージに、島田参謀長は大感動。道場内に飾られた総統の写真に思わず跪くのであった。

総統の言葉で気合いの入った島田参謀長は、早速練習を開始。まずはボビッシュと組み合うと、叫び声をあげながらそのままロープまで押し込む。続いてコールマンからは、何と片足タックルでテイクダウンを奪ってしまった。いつもは弱気の島田参謀長だが、アン・ジョー司令長官に逆水平チョップの打ち合いをうながされると「オウ!」と力強く言葉を返す。そしてボビッシュ、コールマン、アン・ジョー司令長官を次々と薙ぎ倒していった。こうして好調ぶりをアピ―ルした島田参謀長。すると一人の長髪の若者が鬼のような形相で道場に飛び込んで来た!

その若者はみちのくプロレスの湯浅和也だ。その腕には高田モンスタ―軍の旗がしっかりと握り締められている。

「てめえら、白使の墓を掘り返しやがったな! 絶対に許さねぇ!」

事件が起こったのは8月某日。みちのくプロレス白使(ハクシー)の墓が荒らされ、白使が眠る棺おけが忽然と姿を消し、その代わりに墓には高田モンスター軍の旗が立てられていたのだ。

湯浅は記者陣を押しのけ、リングに上がると無謀にも高田モンスター軍に掴みかかっていった。しかし多勢に無勢とはこのこと。4対1の湯浅は、あっという間に袋叩きに合ってしまう。

さらに高田モンスター軍は、湯浅をリングの外まで連れ出し暴行を続ける。そして湯浅はコールマンにみちのくTシャツを破られ、島田参謀長に背中にマジックで「バーカ! みちのくに帰れ!」と書かれる辱めを受ける。

「とんだ邪魔が入りましたが、仕上がりは順調です。坂田のナルチビをぶっ潰します」島田参謀長は意気揚々と秘密道場へと引き上げていった。

しばらくして意識を取り戻した湯浅は「完全に俺たちはバカにされてます。このままじゃ終われない。みちのく魂を見せてやりますよ。これからGMとキャプテン・ハッスルに頼んで9月2日の『ハッスル・ハウス』に出場します。あいつらを潰す!」と急転直下の『ハッスル・ハウス』出場を宣言したのであった。

現場には笹原GMがいなかったため、湯浅の『ハッスル・ハウス』出場はまだ正式決定ではないが、高田モンスター軍VSみちのくプロレスの新たな遺恨が勃発したことは事実。島田参謀長が「サスケを連れて来い!」と発言するなど、今後の両軍の動向に注目が集まる。

関連人物:島田工作員湯浅和也
関連大会:ハッスル・ハウス vol.2 東京モンスターパーク
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