ハッスル通信

『ハッスル6』小川直也VSタイガー・ジェット・シンが決定!
さらに坂田亘VSアン・ジョー司令長官の一戦は身代わり髪切りデスマッチに
しかも身代わりとなるのは…なんと中村カントクと島田参謀長!

2004年10月10日

都内DSE事務所で『ハッスル6』&『ハッスル・ハウス vol.3』の記者会見が行われた。『ハッスル・ハウス』のサブタイトルそして『ハッスル6』の参加選手のリストを手に会場に現れた中村カントクと島田参謀長&アン・ジョー司令長官。そしてなんとあの男が初めて会見場に乗り込んできた。

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昨日、日本に上陸し猛威を奮った“最強”台風22号の影響なのか?どんよりとよどんだ曇り空の中、会見は行われた。
今回は『ハッスル6』の参加選手&『ハッスル・ハウスvol.3』のサブタイトルの決定記者会見だ。
笹原GMによれば『ハッスル・ハウス vol.3』のチケットの売り上げは好調。当日券を残しすべて完売したという。改めて『ハッスル』人気を再認識させられる。

そしてご陽気なテーマソングに乗って島田参謀長とアン・ジョー司令長官が会見場に姿を現せた。笹原GMが小川直也と共にJミートのCMに出演した事をネタに島田参謀長が「GM! 映画に続いてCMにも出演したそうですね! スター街道まっしぐらじゃないですか。これじゃ顔を出して街も歩けませんよ」とヨイショを続ける。さらに胸元からサングラスを取り出すと強引に笹原GMにかけさせた。その姿はまるで西部警察の大門刑事そっくり。「よっ! 似合いますよ!」と褒め殺し攻撃は止まらない。さすがに呆れ顔の笹原GMは「もういいから、サブタイトル考えてきたんですか?」と問いかける。

 「ワクワクするようなタイトルをカンガエてきました!」とアン・ジョー司令長官が記者陣に見せたフリップに書かれたサブタイトルは

“ワクワクモンスターランド”。

モンスター軍らしからぬ、なかなか可愛い感じのタイトルである。

すると今度はハッスル軍中村カントクの登場だ。やけに上機嫌の中村カントクは「オイッス!」をやたらと連発。そのハッスルぶりは「マスコミのみなさん! オイッス!」と呼びかけてしまうほどだ。
 「何だ! そのタイトルは? 我々も持ってきてやったぞ。ヤドカリ! そしてダボハゼ!」といつも以上にモンスター軍に牙を剥いた中村カントク。自信満々に公開したサブタイトルは

 “ハッスル軍だよ!全員集合!!”。

 いかりや長介を崇拝する中村カントクならではのタイトルだ。しかしこれが島田参謀長&アン・ジョー司令長官に突っ込まれることになってしまうのだった…。

 「何だよ! それ! “全員集合”って全然ハッスル軍は全員集合してねえじゃねえか!」「引きこもりも黒パンツのロートルも他所のリングでバイトしてるんだろ!」と手痛いところをつかれてしまい八方塞りの中村カントクは「みんな他でハッスルを広めようと頑張っているんだよ」と言い返すのが精一杯。さらにあの笹原GMまで「こっちですね」と迷う様子もなくあっさりと“ワクワクモンスターランド”のフリップを手にする。
 思いもかけない笹原GMの行動に思わず「なんでいつもモンスター軍の味方なんですか?」と表情を曇らせる中村カントク。しかし“ハッスル・キング”橋本の欠場、ハッスルK川田のダブルヘッダー、そして長州は未だにハッスルポーズを拒否し続けるなど、笹原GMの「私の目から見てもハッスル軍は全員集合していませんし、一致団結していません」という説明には納得せざるをえないことも確かだ。結局『ハッスル・ハウス vol.3』のサブタイトルは高田モンスター軍の“ワクワクモンスターランド”に決定したのだった。
 続いて行われたのは『ハッスル6』の両軍参戦選手の発表。“ワクワクモンスターランド”の採用で気をよくした高田モンスター軍。「コンカイもビッグなモンスターをヨウイしてマ〜ス!」とアン・ジョー司令長官もご機嫌だ。その一方で島田参謀長はこともあろうに臼杵PRを指差して「オイ! そこのメスオンナ! 早くリストをホワイトボードに貼り付けろ!」とセクハラで訴えられてもおかしくないよう暴言を口にする。

 さすがの臼杵PRもこれにはカチンと来たようで島田参謀長の方を睨みつけながら「バンッ!」と選手リストをホワイトボードに叩きつけた…そのメンバーは以下の通り。

アン・ジョー司令長官
ダン・“ザ・バッファロー”・ボビッシュ
マーク・“ザ・ハンマー”・コールマン
ジャイアント・シルバ
モンスターC
エル・ハテナI&II世
ロシアン・モンスター54
ムッシュ・ド・バルバロッサ
アメイジング・レッド
スペル・ウイルス


 しかし何やらアン・ジョー司令長官の上にテープで隠された名前があるのが不気味だ。

 これを見た中村カントクはこれまでの鬱憤を払うかのような口撃を開始する。「何だ! これ! エル・ハテナって誰だよ! どうせこんなモンスターいないんだろ?」とまくし立てると、なんと「だいたいな、客が入らないのはお前らのせいなんだよ!」と問題発言を口走ったのだ!

 …一瞬凍りついた会見場内。しかしそこはアン・ジョー司令長官が「ナニいきなりシュートなハツゲンするんデスカ!」というツッコミで何とか笑いが起こったものの、中村カントクがキラーな一面を覗かせた瞬間だった。そして中村カントクが発表した参戦選手は

小川直也
長州力
川田利明
坂田亘
ハッスル仮面きん・ぎん
スティーブ・コリーノ
カズ・ハヤシ
レオナルド・スパンキー
田中将斗
金村キンタロー
黒田哲宏
横井宏考
崔リョウジ
石狩太一
Mr.USA


 さらにここで中村カントクは前回『ハッスル5』で勝ち越したことを持ち出し「小川直也をメイン、名古屋出身の坂田亘をシングルマッチで試合をさせてください」と笹原GMに要求したのだ。すると笹原GMはこれを承諾。急遽、高田モンスター軍がこの両選手の対戦相手を選ばなければならなくなったのだ。

 しかしなぜか余裕の笑みを浮かべている島田参謀長&アン・ジョー司令長官。アン・ジョー司令長官は「モンスター軍にはオオモノがイマス!」と胸を張る。そしてそれまで隠されていたシールが剥がされると(ちなみにこの時も臼杵PRは島田参謀長に暴言を吐かれ舌打ちをしていた)、タイガー・ジェット・シンの名前が書かれていた! さらにアン・ジョー司令長官「あんなソルティなナルチビはミーでジュウブンです! キシメンにして食べてやりマース!」と自ら坂田の対戦相手に名乗りを挙げたのだ。

 するとそこに何と坂田亘が登場!「ヤドカリ、また首悪くしてやろうか? それにアン・ジョー司令長官! なんだそのメガネは? 俺とやれんのか?」とモンスター軍顔負けの挑発だ。これに対して島田参謀長はプリンス坂田への嫉妬からか「髪切りマッチでもやってみろ! それともお前の彼女を味噌に漬け込む味噌煮込みマッチなんでどうだ? ハハハハハハ!」と噛み付いた。坂田だけでなくあの超大物女性タレントにまで牙を剥いたのだ。

 これを聞いていた笹原GMは「味噌煮込みマッチもいいですが、髪切りマッチもいいですね」と何やら乗り気な様子。それを見た坂田は中村カントクに「こうなったら何でもやってやりましょう!」と髪切りマッチを承諾する意思を伝えた。

 坂田の男気に中村カントクが応えた。「分かった」と小さくうなづくと笹原GMに「私は試合以外のプレッシャーを与えることはできません。坂田の代わりに私が髪を賭けます」と自らが犠牲になることを志願した。メンバーは揃っていないかもしれないが、ハッスル軍の絆は深い。

 するとなぜか「ミガワリいいですね。敗者身代わりマッチをヤリマショウ!」と中村カントクの行動に賛同するアン・ジョー司令長官。「というわけでミーの身代わりはユーです!」と島田参謀長を指差したのだ!「何言っているんですか!? 本当に最近薄くなってきたんですから止めましょう!」自ら髪を差し出した中村カントクとは対照的にしょっぱさ爆発の島田参謀長である。

 しかし島田参謀長の願いも虚しく笹原GMは「それいいアイディアですね。じゃあ正式に身代わり髪切りデスマッチをやりましょう!」と、アッサリ認めたのだった。

 そして「サカタ! オマエはモミパブで練習してキナサイ! モミモミ!」とこれまた品性下劣な言葉とジェスチャーで島田参謀長とアン・ジョー司令長官は会場を後にした。

 笹原GMに「ありがとうございます」と頭を下げる中村カントク。「心配しなくても大丈夫です」と力強く語る坂田を交え、『ハッスル6』に向けて決意のハッスルポーズを決めた。

 これにより『ハッスル6』メインで小川直也VSタイガー・ジェット・シン、身代わり髪切りデスマッチ坂田亘(身代わり:中村カントク)VSアン・ジョー司令長官(身代わり:島田参謀長)が正式に決定した。なお『ハッスル6』ではハッスル軍とモンスター軍がそれぞれ1試合づつ提供試合が行われる。 

関連人物:アン・ジョー司令長官“キャプテン・ハッスル”小川直也坂田亘タイガー・ジェット・シン
関連大会:ハッスル6