ハッスル通信

世紀の対決が実現!インリン様VSレイザーラモンHG
インリン様がご乱心、HGは新必殺技を公開した

2005年9月22日

 9月22日(木)東京・恵比寿にて記者会見が行われ、インリン様とアン・ジョー司令長官がモンスターKに変貌した川田利明の声明文を発表した。ところが、そこへレイザーラモンHGが乱入! この非礼にキレたインリン様が、11月3日(祝・木)『ハッスル・マニア2005』(横浜アリーナ)での対戦を要求した!

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 今日は単体で現れたアン・ジョー司令長官。島田二等兵はよく分からないが、日曜日に大事な仕事があるとかで来れないらしい。アン・ジョー司令長官によれば、インリン様から重大発表があるという事だ。
 インリン様がセクシーすぎるコスチュームで、鞭を振り振りご降臨。
「暇でうだつの上がらないマスコミ諸君、ご機嫌いかがかしら? 私が高田モンスター軍No.2、インリン様よ。今日はこの前の一件について、モンスターKから手紙を預かっているわ」と、先日の『ハッスル12』で突如、ハッスル軍を裏切った川田利明からの声明文を発表するという。
 あまりにも突然の出来事だった、川田のモンスター軍入り。高田総統はこれが「例の計画」だったと明かしたが、川田は最初からモンスター軍のスパイだったのだろうか? 高田総統の「ビターン!」に洗脳されたとの説もあり、その真相は定かではない。
「ちょっと、そこにいる木更津キャッツアイ! 読みなさい!」インリン様は司会の岸本PRを顎で指図。岸本PRは当然、チッと舌打ちしてムッとした表情で手紙を受け取り、読み上げ始めた。

『この前の名古屋大会を観た連中は、俺がチキンを裏切ったとでも思っていることだろう。
 しかしだ。もし俺が、最初からそのつもりで、お前と仲間になっていたフリをしてたとしたらどうする? 俺がハッスル軍にいた日々のすべてが、高田総統の計画通りだったとしたら、どうする?
 単細胞のチキンに、この意味は到底理解できまい。
 よく聞け、チキン、そしてハッスル軍。お前たちのハッスル軍はもうこの世にないものと同然だ! 来月の後楽園、青森では、生きていても意味が無いお前たちの息の根を止めてやる。次に会う時、俺の真の姿を見せてやろう。
 そして11月3日のハッスル・マニアは、お前たちを一人残らず、ハッスルのリングから追放し、年末には俺たちモンスター軍だけの乗っ取り記念イベントを行う。

高田モンスター軍 
モンスターK・川田利明』

 なんという事だ…本当に悪魔に魂を売ってしまったのか、川田利明! しかも、格闘技イベントで賑わう年末にモンスター軍のイベントをやるだと?
「ハッスル軍はもう終わりだわ。ハッスル・マニアで私たちモンスター軍が天下を獲るわ。アッハッハッ!」高笑いするインリン様。しかし、そこへあのテーマミュージックが鳴り響く!

「オッケ〜!」と現れたのは、激しいハッスル普及委員会の会長レイザーラモンHG!「さあ、みなさん! 下半身中心に写真を押さえてくださ〜い。どうぞ、いらっしゃってください! 記者会見、フォー!」と凄まじいハイテンションだ。
「どうも〜、間違いなくハードゲイで〜す」とインリン様に挨拶するHG。
「さっきから聞いてると、言いたい放題言っちゃってますね〜。そんな事するなら、私も腰振りたい放題ですよ〜」と、インリン様を目の前にして腰を振りまくるHGであった。「ちょっと待ちなさい、ユー。高貴なるインリン様の前で、その分別はNGデース!」と注意するアン・ジョー。しかし、HGは「セイセイセイ! 腰に関しては何の指図も受けませんよ〜。あの細木数子でさえ私の腰は止められませんでしたからね〜」と意に介さない。
「そんなことよりも!」とHG。「あのハッスルKが、キャプテンを裏切ったとはまだ信じられません。どうせあなたが色仕掛けでハッスルKをたぶらかしたんでしょ?」とHGはインリン様に迫る。「だったら何だって言うの?」インリン様が反論すると、HGは「ハッスルKがいなくなってキャプテンは酷く落ち込んで、自宅に引き篭もってしまいオ●ニー三昧だって聞いてます。そのため、私の楽しみだったデビューへ向けての道場での“シゴキ合い”が出来なくなっちゃいました。絶対に許しませんよ、あなた!」と、“キャプテン・ハッスル”小川直也との楽しい日々が奪われて、怒っている事を明らかにした。それにしても、今度は小川が引き篭もりとは…。
 HGの怒りは、爆弾発言を呼んだ。「次のハッスル・マニアで私が、あなたの股関節と恥骨をガンガンに苛めて、二度とオープンできないようにしてあげますよ! M字 DON'T OPEN!」最後はなぜか英語になったが、なんとインリン様に対戦要求を突きつけたのだ。
 アン・ジョー司令長官はすぐに「ノーノーノー! 我が高田モンスター軍はユーのようなシロートは相手にしまセーン。今の話は聞かなかった事にしときますんで、とっととゴーホームでーす」とHGの要求を却下したが、収まらないのはインリン様だ。
 ツカツカとHGの前に歩み出て、「アナタ、なかなか面白いじゃない。この私にたてつくなんて、あのチキンより勇気があるんじゃない? よかったら、私の付き人にしてあげてもよくってよぉ」と、お色気たっぷりに迫るが、HGには通用しなかった。なぜなら、彼はハードゲイだからである! 女には全く興味がないのだ。
「セイセイセイ! あなた、なに勘違いしているんですか? 私は見ての通りのハードゲイですよ? そんな事されても、私の海綿体は全く充血しません。いま私の股間は、干ししいたけみたいになっちゃってますよ! あなたの安っぽい色仕掛けに、私が起つと思っているんですか?」と、インリン様に向かって暴言を吐くHG。
「なんですって! この私の魅力を安っぽいとでも言うの?」インリン様の逆鱗に触れたHGだったが、そんなことは気にせず「その通りでございます!」と言うと、インリン様の衣装を眺めて深いため息。「はぁ…、今日のこの格好、ハードゲイの私に言わせれば長袖長ズボンですよ! セクシーさ、ゼロです。残念でございます」と、インリン様に侮辱の限りを尽くしたのである。
「はぁ? それ以上言うと、あなたのその腰を二度と振れないようにしてやるわ!」ブチキレモードのインリン様! HGは火に油を注ぐように、「構いませんよ。私は女に全く興味がありませんから、容赦しませんよ。それでもいいんですか?」と言う。
「分かったわ、ハッスル・マニアのアナタのデビュー戦、私が相手をしてあげるわ!」
 にらみ合う両雄、ここにエロテロリストVSハードゲイ、インリン様VSレイザーラモンHGの“世紀の対決”が決定したのである!
「私をただのハードゲイだと思ってはいけませんよ。それではハッスル・マニアのリングでお会いしましょう! フォー!」と言い残し、レイザーラモンは去っていった。
 怒りが収まらないのは、侮辱されまくったインリン様だ。「インリン様の色気はハリウッド・クラスですよね、エブリバディ?」とアン・ジョーが取り繕うが、インリン様は「おだまりっ!」と絶叫して机を引っ繰り返し、さらに椅子を蹴飛ばす。さらにアン・ジョーには鞭打ちの刑というヒステリック状態に陥ってしまった。「帰るわよ!」憮然とした表情で、インリン様も会見場を後にした。
 ここまでインリン様を怒らせて、HGは大丈夫なのか? ハードゲイにエロテロリストの色気攻撃は本当に通用しないのか? それ以上に、試合が成立するのか? プロレスファンの枠を超えて世間一般にも話題となりそうなインリン様VSレイザーラモンHG。まさに超ド級のスーパーカードが実現となった。

 また、会見後のカコミ取材でレイザーラモンHGは「シングルとは決まってません。ぜひ5対5のタッグマッチにして、男子をいっぱい入れて欲しい」と、女子&男子&ハードゲイによる混合タッグマッチを提案した。「上のほうに直談判する」と、やる気満々だ。
 さらにはキャプテン小川との“シゴキ合い”で、『HG三角固め』という新必殺技を編み出した事を明らかにした。これは正常位ポジションからの通常の三角絞めに加えて、股間を膨張させる事によってさらに面積を狭めるという技だ。「間違いなく心が折れる」とHG。すでに小川をタップさせ、「こんな屈辱は初めてだ。銀メダル以来の屈辱だ」と言わしめたらしい。
 ただし、この技には致命的な欠陥がある。インリン様が相手では、股間が大きくならないのだ。「男子相手じゃないと、この技は決まらない」とHG。苦しい上に気持ち悪く、とてつもなく恥ずかしいHG三角固めだけでなく、ハッスル・マニアへ向けてさらに新必殺技を開発していくという。
 インリン様に会って、「世の男性があんな程度でセクシーと言ってる意味が分からない。本当のセクシーを私が教えてあげます」と闘志を燃やすHG。さらには、「モンスター軍で興味があるのは高田総統だけ。一番股間を大きく出来る。高田総統の前で腰が振りたい」と、高田総統に熱烈なラブコールを送った。

 続いてインリン様のスペシャル・カコミ取材が行われたが、不機嫌さは隠せない。
「悪いけど、私も“腰使い”にはかなり自信があるわ。2度とあの腰が使えないように、メロメロにしてあげるわ。11月3日、覚えてなさい!」と吐き捨て、HG三角固めにはM字固めで対抗する事を宣言。そこまで言うと、「なによ、HG、HGって! 私はもう帰るわ!」と、鞭を振り回してさっさと取材を切り上げてしまった。
 どうやらレイザーラモンHGの侮辱発言だけでなく、自分より目立っているのがインリン様にとっては気に入らないらしい。これは、11・3『ハッスル・マニア2005』では血の雨が降りそうだ!

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