ハッスル通信

笹原初代GM、総選挙に向けて怪気炎!(前編)
「前回の総選挙はおかしい! 次は絶対勝ちます」

2006年5月2日

4・23『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.14』が開催されるもハッスル最高責任者であるRGMが不在という異常事態が発生した。それを受けて笹原初代GMが久々にリング上に登場。GM総選挙を訴えた笹原初代GMが思いを語る。  


――前回の後楽園大会では久しぶりにリングに上がりましたが、感想はいかがですか?

 新しいファンが増えていましたね。私が初代GMだと知っている人もいたと思うのですけど、知らない人もいたかもしれませんね。草間さんのグダグダのしゃべりにはブーイングが起きていましたけれども、全体的には歓迎ムードだったので楽しかったですね。

――観客の反応は、予想通りでした? それとも予想外でしたか?

予想通りでしたね。今のRGMがああいう形でブーイングされているので、当然草間さんや私は支持されるんじゃないかと思ってリングに上がりましたが、その通りでしたね。

――歓迎ムードだったのですが、ますますGMに復帰したいという思いが強まったのでは?

そうですね!(力強く) リング上でも言いましたが、結局RGも(鈴木)浩子さんもGMの仕事を片手間でやっているワケですよ。そういう人にハッスルの未来を託せないじゃないですか。他の仕事で後楽園に来られません、というのは、私からすればありえない! ハッスルよりも上位概念の仕事があるのであれば、GMはやるべきではない!

――GMを解任されて、エージェントのケイ・ササハラとして復活。しかし浩子元GMから解雇通告を受け、流浪の身になるという山あり谷ありの人生を送っている笹原さんですが、今まで何をやられていたのですか?

DSEの広報担当として、普通に仕事をしていました。粛々と。

――GM解任後のハッスルをどう見られていましたか?

GMをやっていた立場から180度変わって離れた位置から見るようになり、初めて感じましたが、ハッスルって素晴らしいですね(しみじみと)。

――GM職をやられていた時と離れてからと素晴らしさはどう違いますか?

ハッスルは選手・スタッフが一丸となって、みんなのチームワークで作り上げているんですけど、解任されて感じたのは、やっぱりどこの団体よりもプロレスに対して一番真剣に、真摯に向き合っていると、強く感じますね。

――草間さんとの久しぶりの再会となりましたが、ご感想はどうでしたか?

別に感想はないですね(きっぱり)。草間さんは元気そうだったので良かったですよ。ハッスルに関わった人はみんなハッピーになって欲しいじゃないですか。「やって良かった」と思ってもらいたいので、「GMをやっていて良かったな」と草間さんもきっと思っているはずですよ。

――RGM不在でGM総選挙をやりたいということでしたが、その意気込みをお願いします。

『ハッスル・ハウスvol.9』(2005.9.8 後楽園ホール)でのGM総選挙で負けているのですが、私の中ではあれは間違いなく疑惑の選挙だった。誰かが仕組んでいたとしか思えない! 私が負けるワケがないですから。もう一度、公正な選挙をやって、民意を問いたいですね。

――負けるワケがないと。今回も自信がありますか?

ありますね。(きっぱり) 前回の選挙も自信はありましたが……。一度は当確になっていたのに、フタを開けてみると落選ってなっていて。ありえないじゃないですか? 投票数が何万票、何十万票という数だったら、そういう票の読み違いはあるかもしれないですけど。……あれ? そもそも当確っていうのがおかしいですよね(笑)。選挙区が分かれているわけでもないのに。そうだ! そもそも当確がおかしいのですよ! 選挙管理委員がどういう人か知らないですけど、おかしいと思いますね。おかしい。(その後も「おかしい」を連発)。今度はおかしい選挙をあらためて公明正大できちんとした選挙をしたいですね。そういう想いもあって、この前の後楽園ではリング上で思いっきり叫んじゃったのです。本当はああいうことを言うつもりはなかったのですけどね。

――GM総選挙に勝つ自信は、100パーセントあると?

100パーセントありますね。はい。

――ところで先日はリング上で、元部下の岸本PRからは部外者呼ばわりされていましたけど……。

ふざけていますよね、部外者なんて。まぁそれは置いておくとしても、私がリングからつまみ出された時にスーツのズボンも破れて、上のボタンが一個引きちぎられたワケです。これはちゃんと書いといてくださいよ(強い口調で)。あの時来ていたスーツは、スーツとしての用をなさなくなってしまったのです。ハッスルには請求書を出そうと思います!

――それは大惨事でしたね……

ちなみにスーツを破られたのは2回目です。1回目は坂田亘に破られました。(2005.7.5 記者会見にて)アルマーニのスーツで一帳羅ですよ! まあ、何であれを着ていったのか? そもそもそれが失敗だったワケですが(苦笑)。この前はグッチのスーツも破られて、しかも部外者呼ばわりされている。ハッスルの功労者である私に対して、そういう敬意を表せない岸本! 私が復帰したらクビですね! 真っ先にクビにします!

――グッチのスーツ!? 気になるお値段は?

あれは確か20万円はすると思いますね。

――……。元GMだけに持つものも高級品ですね?

もちろんです。一流ブランド以外は着ないですから。

――他にもハッスルに関わってきた中で、事件にあったことはありますか?

私の地元の愛知で開催された『ハッスル12』(2005.9.10 愛知県体育館)で草間GMが挨拶している時に、ADに格下げされた私がリング上に割り込んだことがありました。草間さんに追い払われて、「帰れコール」が飛ぶ中、スタッフにつまみ出されたのです。その時たまたま両親が見に来ていたんですよ。その後、会場で母親に挨拶をして「父ちゃんはどこ?」って聞いたら、私の先ほどの醜態を見て「裏で泣いているよ」と(苦笑)、ひどいでしょ! ハッスルに親も泣かされて、ズボンも破かれたのです!

<後編に続きます>