ハッスル通信

カイヤ、公開練習で新技STCを披露!
「鈴木家には興味がない。もっと大男とやりたい」

2006年5月9日

 5月9日(火)神奈川・茅ヶ崎の小川道場にて、6月17日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『KYORAKU presents ハッスル・エイド2006 〜ハッスルで地球を救え!〜』で、ハッスルデビューするカイヤが公開練習を行った。“キャプテン・ハッスル”小川直也が見守る中、カイヤは大外刈りに改良を加えた新技“STC”(スペース・トルネード・カイヤ)を初披露し、来るべき日に備えて調整が順調であることをアピールした。

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 カイヤのハッスルデビューまで、あと一カ月少しと迫ってきた。4・23『ハッスル・ハウスvol.14』で“キャプテン・ハッスル”小川が約束したとおり、ハッスル軍が全面的にカイヤをバックアップすることに。それと同時にカイヤのハッスル軍入りが本日正式に決定した。
 普段やっているウェイトトレーニング、ボクシングに加えて今日は柔道の練習だ。柔道衣姿の小川の後に続いたのは、同じく柔道衣を身にまとったカイヤ。頭には髪が乱れないようにバンダナを巻いて、気合十分の表情でマスコミ陣の前へ登場した。
 まず始めにプロレス、柔道の基本である受け身から披露したカイヤ。今朝から練習しただけのはずだが、「かなり飲み込みも早くてビックリしました」と小川が絶賛するだけあって、とても柔道初心者とは思えない受け身を決めて見せた。このあまりの出来の良さにプロレスマスコミ、その他に集まった芸能レポーター陣も驚きの声を挙げる。
 そして、掛け声と共に技を出す大外刈りの打ち込みを披露。「ヤッ!」という男勝りの雄叫びで、華麗に柔道三段の腕前を持つ指導員をマットに投げたのだった。これがカイヤボンバーに次ぐ新必殺技“STC”(スペース・トルネード・カイヤ)! 師匠・小川の必殺技STOに勝るとも劣らない!
 しかし、それだけでは満足のいくはずがないカイヤは、「秘密にしておきたかった」(小川)という大技の巴投げをフライング気味に公開したのだった。
 日々のトレーニングでレベルアップしているカイヤは、鈴木家などもう既に眼中にはない。「出来るだけ大きな男とやりたい」と対戦相手に巨大モンスターを要求する。「健想はカイヤと闘えるレベルではない。誰が見ても『こいつは大男だ』っていうやつとやらせたい」と、小川もカイヤのやる気を買っている。
 果たしてカイヤの相手は誰になるのか? 主婦界に革命を起こしつつある二児の母・カイヤがリングに上がった時、男はビビッてたじろぎ、ひれ伏すしかないのだ。

(以下は記者とカイヤ、小川の質疑応答)
――今日、小川道場でやるのは初めてですか?

カイヤ 初めてです。

――気分はどうですか?

カイヤ 最高! 昨日は嬉しくて眠れなかった。テンションが上がって最高の日!

――柔道を体験したのは初めてですか?

カイヤ 初めてです!

――相手を投げてどういう感覚ですか?

カイヤ めちゃめちゃ楽しい! もっともっと勉強したい。

――家では投げを披露したりしているのですか?

カイヤ 誰が??(怒)何を言ってるんだよ〜、(質問が)おかしいヨネ。(あなたを)投げてあげようか?

――いえいえ、とんでもない(苦笑)。小川さんから見てカイヤさんの素質はどうですか?

小川 飲み込みが早いですよね。一度教えたらすぐに自分で修正するのでビックリした。本当は最後の技(巴投げ)は隠しておきたかったんだけどね。本当に困っちゃった。

――あの巴投げも午前中に少し練習されたのですよね?

小川 そうです、そうです。(試合まで)とっておこうと思ったのですけどね……。うまくコミュニケーションが取れなくて。大外刈りだけで良かったのですけどね。また次に考えなくっちゃいけないな。

カイヤ すみませんでした。

――そこらの普通の男性よりも飲み込みが早いですか?

小川 早いですね。普通はどっかに力が入っちゃってぎこちなくなるのですけど、全然力抜けているし問題ないですね。

――これまでに柔道を見たことありますか?

カイヤ もちろん。

――イメージは出来ていましたか?

カイヤ まあね。

小川 実際に見るのと、テレビで見るのと違いますからね。今日初めてだから。テレビじゃなくて実戦だとかなり勝手が違う。

――今まで他に練習はされてきたのですか?

小川 (カイヤは)体が動いていますもんね。ウェイトとか、筋トレ、ボクシングとかやっていたから。

――1日どのくらい練習されているのですか?

カイヤ ボクシングはだいたい毎日2時間〜4時間。

――ボクシングは柔道とは違いますか? 一番の違いは何でしょうか?

カイヤ (柔道は)難しいよ。

小川 基本的には一緒でしょ? ステップとかね。スムーズに動けるしね。そういうの(ボクシングとか)をやっているから出来る。全くやっていなかったら今日は出来なかったでしょうね。

――体はシェイプアップ出来ていますか?

カイヤ 今はダイエット中ですけど。健康のために、セクシーな洋服を着るために頑張ります!

――今はどのくらい絞れましたか?

カイヤ 結構絞れましたね。毎日運動していますから。

――自分でもだんだん体の動きが良くなった、という感じですか?

カイヤ はい!

――衣装は決まりましたか?

カイヤ 決まってない。

――ランジェリーマッチとかいう話もありましたが?

カイヤ 今回はないかもしれない。いつもやりすぎて、言いすぎちゃう(笑)ゴメンナサイ。

小川 試合前なので、ちょっとずつ出していこう。出しすぎましたね。

――小出しにしていくと?(笑)今日練習した技は試合で出されるのですか? 名前とか考えているのですよね?

小川 もちろんですよ。大外刈りを伝授したので、カイヤの“STC”(スペース・トルネード・カイヤ)ということで。本当は“STC”と見せかけて、最後の巴投げ出したかったのですけどね。出しちゃったので、今日の予定がちょっと狂いましたね。

カイヤ チョット許してよ〜。

――前回言われていました“カイヤボンバー”はどうなりましたか?

カイヤ それは練習中!

――まだ披露は出来ない?

カイヤ 見せたら意味がないでしょ!

――デビューまであと一カ月少しとなりましたが、今の心境はどうですか?

カイヤ 凄く楽しい。昨日は凄く長くレスリングの練習をやったけど、もうだんだん楽しくなる。

小川 集中力が凄い。

――緊張感はないですか?

小川 辛いとかよりも楽しい方が上でしょ?

カイヤ まだ勉強しないといけないことがたくさんあるし、体も(アザで)凄いことになっている。

――夫の(川崎)麻世さんの反応はどうですか?

カイヤ 「アー ユー クレイジー?」以外は何も言ってない(笑)ただそれだけ。

小川 カイヤが投げ技を覚えたら、「麻世さんピンチかな」っていうのはあるよね。絞め技もあるし、関節技もあるし、これからが大変ですよ。

――ちなみに小川さんは、カイヤさんが奥さんだったらどうですか?

小川 柔道を覚えさせたらまずいのじゃないの? うつ伏せに寝られないね。背中も見せられないね。(腕ひしぎがあるから)腕とかも伸ばせない。

――お子さんは何と言っていますか?

カイヤ 今日も一緒に来たのだけど、小川さんと会うということで昨日の夜から凄くワクワクして。「ワ〜! いいの? いいの?」って。

――家族揃ってこれからも柔道をやっていく予定ですか?

カイヤ 柔道は楽しいね〜。

小川 ぜひやって欲しいよね。続けてほしい。

――じゃあ、いずれは段をとってみたいですか?

カイヤ 勉強したいね〜。息子とボクシングもやっているし。子供と一緒にやっているとコミュニケーションが出来るじゃないですか。そういう時間は凄く大事なことね。

小川 最後の技(巴投げ)なんて「ママ、凄い!」ってビックリしていたからね。

――対戦相手の鈴木家にメッセージをお願いします。

カイヤ それは嫌だよ。興味ない。

小川 それはやめましょう。カイヤにはもっと大きな男とやらせたい。カイヤとのレベルが違いますよ。

――闘いたい相手って今はいますか?

カイヤ いっぱいいますよ。川田さんとか。

小川 川田は小さい小さい。あんなの相手にしちゃだめ。

カイヤ そういえばこの前、川田さんを見て小さいと思ったもん。出来るだけ一番大きな男とやりたい。

小川 そうそうそう。誰が見ても「こいつは大男だ」っていうやつとやりましょう。

カイヤ ヤッタ〜。楽しい!

――PRIDEに出るっていう話もありましたが?

カイヤ PRIDEにも出たい!

小川 いやいや、今はハッスルで(笑)

――試合に向けて意気込みをお願いします。

カイヤ やりますよ! 頑張ります!


(ここから小川の囲み取材)
――今日から正式にハッスル軍に加入したカイヤさんですが、これからどういった位置づけになるのでしょうか?

小川 とにかくカイヤの要望が「大きな選手とやりたい」ということだったので、名のある大きい選手とやってもらいたい。要望どおりね。今までにない形で彼女はデビューしてハッスル軍として闘ってもらいたいと思います。「二児のお母さんでも頑張っているぞ」っていうのをアピールして欲しい。

――ゆくゆくはニューリン様に対抗する存在になる?

小川 HGやTAJIRIと共に、ハッスル軍の柱として継続して頑張って欲しい。

――今後も他の技を伝授していく?

小川 そうだね。カイヤも一番“カイヤボンバー”をやりたがっているので、完成が間に合うように頑張るしかないかな。パワーみなぎるレスラーとして、ハッスル軍として練習していくしかない。

――実際にやってみて、2メートル級の選手は投げられそうですか?

小川 不可能ではない。時間かかるかなとは思ったけど、ウチの要望以上にやってくれている。完全にハッスルに入ってもらいたい。

――定期的にこちらの小川道場で練習していくのですか?

小川 ボクシング、プロレスの練習や柔道をやったりとこれからそういうふうになっていく。これから厳しくなっていくと思うんでね。今は厳しいより楽しいが上回っているからいいのじゃないですか。とにかく世のお母さんたちに「出来るのよ」っていうのを証明してほしいですね。尊敬されるお母さんになって欲しい。

――カイヤさんとタッグを組んで試合はありますか?

小川 必要とあらば行く準備は出来ているし。サポートは全面的にやりたいなと思っている。ハッスル軍のメンバーが充実していく中で、さらにいいことなんじゃないのですか