ハッスル通信

衝撃!! 突然のインリン様の引退発表!!
5・24『ハッスル・エイド2008』でラストM字!!

2008年4月18日

4月18日(金)、東京・赤坂の株式会社ペイ・パー・ビュー・ジャパンにて、「インリン・オブ・ジョイトイ重大発表記者会見」が行われた。

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ハッスルに激震!! 4月18日(金)、東京・赤坂の株式会社ペイ・パー・ビュー・ジャパンにて、「インリン・オブ・ジョイトイ重大発表記者会見」が行われた。会見にはタレントのインリン・オブ・ジョイトイさん、ハッスルエンターテインメント株式会社・山口日昇代表取締役が出席。会見では、インリン・オブ・ジョイトイさんから、インリンさんの親友である高田モンスター軍のインリン様が、なんと5月24日(土)有明コロシアムで開催される『KYORAKU presents ハッスル・エイド2008』をもって活動を休止することが発表された。


以下は、インリン・オブ・ジョイトイさんによるコメントの全文。

【インリン・オブ・ジョイトイ】
「今日は、ファンの皆様、そしてマスコミの皆様に大事な報告をさせていただきます。私、インリン・オブ・ジョイトイは、5月24日、有明コロシアムで開催される『ハッスル・エイド2008』をもちまして、ハッスルでの活動をお休みさせていただくことにしました。
3年半、インリン様としてリングで闘ってきましたが、一度、リングを離れ、ハッスル、そしてインリン様を見つめ直す時間が欲しいかなと思います。ハッスルに関わった3年半は、私自身、芸能生活の中で最も充実した時間でした。ファンの皆さま、そしてたくさんのスタッフの方々に支えてもらいながら、いろんなことを学び、成長させていただくことができました。本当に感謝しております。
ファンの皆さまにお会いすることができなくなるのは、とても辛いことでですが、ハッスル、そしてインリン様を愛するからこそ、一度、区切りをつけたいと思いました。二人三脚でハッスルをしてきたインリン様に、3年半、お疲れ様でしたと言ってあげたいです。
先日、あたかも私が結婚したかのような事実無根の報道がなされましたが、今回の活動休止とその件とは全く関係ございません。あくまでも、インリン・オブ・ジョイトイという一人のタレントとして、新たなステージを目指すための区切りです。
そして、揺るぎない思想と哲学を持つインリン様は、闘いの場にプライベートは絶対に持ち込まないということをここではっきりと申し上げておきます」

そして、このインリンさんの発表を受けて、山口代表もコメントを発表。

【山口日昇代表取締役】
「いま真横で、インリン・オブ・ジョイトイさんから今度の『ハッスル・エイド2008』をもって活動休止という言葉を現実的に聞きまして、少なからずショックを受けているんですが。ご存じの方も多いとは思いますけども、ハッスルの歴史は、インリン様が柔道銀メダリストの小川直也をフォールしてから始まったと言っても過言ではないと思います。いまこうやって、あらためて資料を見ていますと、なんとインリン様は2回も小川直也にフォール勝ちをしてまして、小川直也は1回もインリン様に勝っていないという事実もあります。
そういった、いままでの日本にあった従来のプロレスの枠を超えたファイティング・オペラという未知なるジャンルの礎を築いたことを、そういった未知なるジャンルの扉を開いて、地上波放送、それから大みそかのイベント、そういったものに繋がったのは、すべてはインリン様の活躍が発端だったんじゃないかと、あらためて思っております。
ですから、インリン様が消えてしまうのは、ハッスルサイドとしては非常にショックなんですけど、今回は会社としてあらためて言っておきますけど、新たなキャラクターとしての復活や、あるいは充電期間を置いての復活というのは、非常に可能性が低いんじゃないかと、インリン・オブ・ジョイトイさんと話しているうちになんとなく感じています。
奇しくも、今度のインリン様としての試合は、10試合目になります。おそらくこの10試合目というのが、インリン様、あるいはインリン・オブ・ジョイトイさんの気持ちの中で、ひとつの区切りを迎えるにあたっての節目、あるいはきっかけになったんではないかと思います。
我々としては、今回の活動休止について、M字パワーの充電期間と捉えてはいるんですけど、先ほども言いました通り、インリン様というのは非常に魔性の力を持っていますので、そんじょそこらの充電期間ではおそらくM字パワーも充電しきれないんではないかと。我々も覚悟を決めて、今度の『ハッスル・エイド2008』の有明コロシアムで、より盛大に、そして華やかにインリン様を送り出したいと。そういう腹を決めました。
ですから、インリン様を見られるのは、今度の5月24日、有明コロシアムの『ハッスル・エイド2008』が最後です。M字フォール、あるいはM字ビターンが見られるかどうか分かりませんが、それが見られたとしても、今度の有明が見納めとなりますので、ぜひこれをお見逃しなく、インリン様の最後の勇姿をファンの皆様には脳裏に焼きつけていただければなと思っております。
プライベートでは、諸々あるようですけど、先ほどインリン様からも……インリン様じゃないですね(笑)。インリン・オブ・ジョイトイさんも言った通り、揺るぎなきインリン様を有明コロシアムで見せて欲しいなと、そう思っております」

そして最後に、インリンさんは「5月24日『ハッスル・エイド2008』は、インリン様のファイナルマッチです。最後のM字パワーを振り絞ってインリン様と燃え尽きたいと思っていますので、どうか皆さん応援よろしくお願いします」と、ファンに向けてメッセージを贈った。以下は、続けて行われた報道陣との質疑応答。

──活動停止はいつ頃から考えていましたか?
インリン 今年に入ってから、インリン・オブ・ジョイトイとインリン様との心の会話ですかね。なんとなく自分の中で、ひとつの区切りとして、今年がちょうどいいかなと思いました。
──ハッスルの活動を休止しようと思った一番のきっかけは?
インリン 3年半、ハッスルで皆さんと一生懸命頑張ってきたんですけど、自分の中で、タレントのインリン・オブ・ジョイトイとして、新たなものを自分の中で探りながら。もちろん、今までも頑張ってきたんですけど、今年はいろんな意味でハッスルだけではなく、タレントとして新しいことを目指すために、何かしなければいけないかなと思ったので、自分の中では潔い決断だったんですね。
──もう未練はありませんか?
インリン そうですね。だいぶ自分の中でも、いろいろ考えながらの決断ですので、未練はまったく無いです。
──いまのご自身の気持ちとして、復活の可能性というのはどれくらいでしょうか?
インリン いまのところは、正直言って、まったく無いですね。
──今後、新たに挑戦したいことは?
インリン ハッスルで学んだことがいっぱいあったので、それを活かして、新たなインリン・オブ・ジョイトイを作り上げていきたいし、例えばお芝居をしたりとか、グラビアのほうもどんどん新しい自分を皆さんに見せていければなと思っています。
──先ほど、結婚報道とは何ら関係ないとおっしゃっていましたが、交際されている方にはご相談されたんですか?
インリン 意外と相談してないですね(笑)。
──インリンさんが、おひとりで決められたことだと?
インリン そうですね。私自身で考えた結果ですね。
──その気持ちを交際されている方に話されたときの反応はどうでしたか?
インリン もともと私のお仕事の面などでも尊重してくれる方なので。自分が決断したことはそのまま実現してもいいんじゃないのかなと言われたので、止められなかったです。
──3年半のプロレス活動の中で一番得たものは?
インリン 得たものは、やっぱり表現力ですね。お客さまにひとつのことを伝えるのに、カラダと表情で伝えなければいけないので。そういうときの佇まいだったりとか、本当に基本的なものを一から教えてもらったので、すごく勉強になりました。
──山口代表にお聞きします。インリン様を『ハッスル・エイド2008』で盛大に送りたいとおっしゃられてましたが、具体的なプランなどはありますか?
山口 演出プランですか? 演出プランに関しては、演出チームが考えておりますので、現在のところは分かりませんが、プロレス、あるいは芸能、演劇をひっくるめて、皆さんの記憶に残るようなシーンが現出するんじゃないかなと思っています。
──インリンさんに確認ですが、ハッスルの活動を休止して、他団体に上がるということは?
インリン いまのところは、まったく無いです。


そして会見終了後、山口代表の囲み会見が行われた。会見の中で山口代表は、3月にインリンさんからハッスルでの活動休止の意向を告げられ、双方の話し合いによる合意のもと今回の発表に至ったことを明かした。また、5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)が、インリン様のファイナルマッチとなることに関して、「我々サイドとしても、正直考えていなかった」と今回の件が突然の発表であったこと、そして「インリン様の引き際を考えなければいけない時期だったのかな」と苦しい胸の内を明かした。また、「よく、バンドの場合も活動休止といって復活する場合がありますけど、ボクの中では活動休止よりもファイナルマッチの比重が大きい」と、山口代表はインリン様が充電期間を終えてハッスルのリングに復帰する可能性に関しては、否定的見解を示した。

まさに急転直下でハッスルを直撃した、“インリン様、事実上引退”の電撃発表。すでに、5・24『KYORAKU presents ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)で、インリン様は息子であるボノちゃんとのシングルマッチが決定。インリン様が命を賭けて闘う“禁断の親子対決”が、本当のラストマッチとなることで、この闘いからますます目が離せない……!