ハッスル通信

マグナムTOKYOが明かす、マグナムダンスのウラ側!

2009年5月22日

マグナムTOKYOと言えば、忘れてはならないのが、入場時のマグナムダンス! ということで、ここではマグナム本人が、マグナムダンス復活までの裏話を交えつつ、その魅力を多いに語ってくれたぞ! さあ、みんなもこれを読んだら、会場でマグナムと一緒にレッツ・ダンシング!!


■「ダンスの話の前に、コスチュームについて語らせろ!」

えっ、マグナムダンスについて教えてくれって? そんなもん、勝手にそっちで調べろよ! ったく、相変わらず投げっぱなしなんだよな、ハッスルって(笑)。みなさん、よ〜く覚えておいてください。これが舞台裏の真実ですよ! で、投げっぱなしで思い出したんだけどさ、ダンスのことを話す前に、コスチュームのことを話させてくれよ。

まあ、3月の後楽園大会のときに、その場の勢いで俺がマグナムTOKYOを復活させるって言っちゃったんだけどさ。でも、考えてみたら、俺、マグナムのコスチュームをほとんど持ってないんだよ!(笑)。で、それをスタッフに言ったら、「じゃあ、新しいコスチュームを作るんで相談させてください」って言うから、俺はてっきり向こうがアイデアを出してくれると思ってわけ。そしたら、まったくのノープランなんだよ(笑)。その時点で、もう試合まで2週間切ってるのにさ、「ホント大丈夫かよ!?」って、あのときは目の前が真っ白になったな。

で、慌てて家の中のタンスを片っ端から漁ってみたんだけど、案の定、リストバンドだけとか、パンツだけとか、パターンの違うのがバラバラで見つかるんだけど、一式揃ったのがまったくないわけ。まさか、マグナムが復活するなんて思ってもなかったから、ほとんど処分しちゃったんだろうな。まあ、それすらもよく覚えてないんだけど(笑)。

それで、ようやく見つかったのが、ある撮影で使用したコスチュームなんだけどさ。それが撮影用だからド派手なやつで、しかもショートパンツのタイプなんだよ。マグナムTOKYOのことを知ってる人ならわかるかもしれないけど、前にいたところで俺は、途中からコスチュームをショートタイツからロングパンツに変えてるんだよね。もう4年くらい前のことかな。だってさ、俺だってもういいトシじゃん? ショッキングピンクで、しかもハイレグみたいなショートパンツなんか恥ずかしくて履けねえよ(笑)。

でも、新しくコスチュームを作るのに参考として必要だから、しょうがないから唯一残っていたそのコスチューム一式を持って行ったんだよ。そしたらさ、スタッフが、「あっ、これ、いいですね」だって……もうさ、完全に罰ゲームだよ(笑)。

■「時間もなければ、コスチュームもない、音源もない、ないもの尽くしだよ!」

コスチュームがショートタイツに決まって、完全に俺のテンションが下がりまくってたところで、いよいよマグナムダンスの練習だよ。でも、またまたここでも問題が発生したのさ。っていうのも、俺は、入場曲の『TOKYO GO!』の音源を当然のことながら持ってないわけよ。しかも、『TOKYO GO!』ってリミックスのバージョンがいろいろあるから探すのも大変だしさ、もちろんCDだって廃盤になってるだろうし。時間もなければ、コスチュームもない、音源もない、何から何までないもの尽くしよ。そもそも『TOKYO GO!』で踊ること自体、6年ぶりくらいだからな(笑)。まあ、それでも音源がやっと見つかったときには、少しホッとしたけどさ。でも、そんなのは氷山の一角であって、問題は山積みだよ。ぶっちゃけ、4・23後楽園大会直前まで準備に追われていて、連日徹夜だったからな(笑)。

で、ようやくダンス練習なんだけど、実はこのときにハッスルから「ダンサーは女性で」っていう要望が出てたのさ。でも、ちょっと待てよと。意外だと思うかもしれないけど、マグナムダンスのバックダンサーって、実はずっと男性ダンサーが踊ってたんだよ。だから、ここでまた「マジかよ!?」っていう(笑)。実際に、練習のときとかも、やっぱり男性ダンサーみたいな躍動感やパワフルさが女性の場合はちょっと欠けるから、最初は違和感アリアリだったしさ「これ、大丈夫か?」って頭を抱えちゃったよ。でもさ、本番ではビシッと踊ってくれたからね。それにはホント感謝してるよ。4・23後楽園大会のときも、彼女らのおかげでお客さんがノリノリ状態だったし、俺もあの大歓声を聞いて気持ち良く入場できたからね。

あと、マグナムダンスと言えば、俺の見せ場でもあるコーナートップからのバック宙かな。あれなんかもさ、練習が始まった頃は、怖くてなかなか飛べなかったからね。コーナートップに立ってみるんだけど、「やっぱり明日にしよう!」みたいな感じで、気が付いたら大会まで1週間切っちゃってるしさ。だから、復活したときも違和感なく飛んでるように見えて、実はここだけの話、かなりビビってたんだよ(笑)。

あと、ダンサーの人数が2人だったり、4人だったり、6人だったり大会によって人数が異なるのはさ、単純に会場の大きさによって決めてるんだよ。例えば、後楽園だったらステージもないし、リングまでのストロークも短いからダンサーは2人とか。逆に、横浜文化体育館なんかは、ステージもあって会場も大きいから見栄え良くするために6人とかさ。さっき言い忘れたけど、入場曲も同じことで、会場の大小に合わせて、サビにいくまでの尺が異なるバージョンを使い分けてるんだよね。だから、大会前には会場の図面とにらめっこしながら、「今回はこのバージョンでいこう」とか決めてるわけよ。今回はたまたま大会を追うごとにダンサーの人数が増えていったんだけど、まあ、からくりを明かせばそういうことなんだよな(笑)。

■「マグナムダンスの見どころは……」

マグナムダンスの見どころ? まあ、ぶっちゃけ、俺は決してダンスが上手いわけでもないし、どっちかと言えば下手だからな。敢えて挙げるとすれば、ちょっとサイズの小さいガウンを着てるから、俺が窮屈そうに腕を回してるところに注目してもらいたいね(笑)。

あとは、観てるだけじゃつまんないだろうから、会場で一緒に踊って欲しいよな。まあ、振り付けは全部覚えなくてもいいからさ、ノリで好き勝手踊ってくれればそれでOKよ。だからって、リングに上がってくるのはナシだけどな。その場で、周りの人たちも誘ってさ、踊ってくれよ。

あと、聞いた話だと、ハッスル軍の中でマグナムダンスを踊りたいって言ってる選手がいるみたいだな。まあ、基本的には自由参加なんだけどさ、でも踊るからにはきちんと練習はしてもらうから、それだけはきちんと守るように。当然、ダンスが下手な場合は出さないし、俺より踊りが上手すぎてももちろんダメ! 影でしっかり俺を目立たせてくれるような、さじ加減が必要なんだよ。ってことでいくと、RGなんかは問題外だよな(笑)。

とまあ、気が付けば、ここぞとばかりに言いたい放題言ってやったんだけどさ(笑)。少しはマグナムダンスの裏側をわかっていただけたかな? 俺も、踊るからにはみんなを喜ばせたいし、楽しんでもらいたいからさ。だから、会場では恥ずかしがらずに、一緒に盛り上がって踊ろうぜ! ハッスルするって、そういうことだろ?