ハッスル通信

ハッスル・キング橋本、脳天唐竹割りとキングコブラツイストでガマ大王を「燃やし尽くす」と宣言!
その一方でハッスル軍に一抹の不安を残す。

2004年7月21日

原宿QCT.でハッスル・キング橋本真也の握手会イベントが行われた。連日の炎天下で客の入りが不安視されたものの、仕事中のサラリーマンがスーツ姿で駆け込むなど、イベントは大盛況のまま終了した。


橋本は小川のチキンTシャツに対抗せんとばかりに、アフロヘアのブタのイラストと「HUSTLE BOO」とロゴが入った真っ赤なTシャツで登場。数日後にガマ大王との一戦を控えているにも関わらず、モンスター軍からの挑発を受け入れる余裕を見せる。記者の一人が持ち込んだガマガエルのパネルを真っ二つに叩き折ってニヤリ。さらにはモンスター軍高田総統の古くからの親友・高田延彦PRIDE統括本部長のフィギュアを見つけると、勝手にマジックで落書きを始めてしまう。精悍な統括本部長の顔に丸メガネとちょび髭を書き足した破壊王は満足した表情で会場を後にした。

しかし気になることが一つある。それは橋本が囲み取材中に言った「モンスター軍と違ってハッスル軍は意思の疎通が出来ているのか? まだ見えない部分がある」という言葉だ。試合当日、内部分裂が起こったりしなければいいのだが…。

――対戦相手がガマ大王に決まりましたが。

橋本 正体不明な相手なんでね。油に負けないように、俺は筋肉で対抗するよ。高田モンスター軍はこうやって正体不明の相手を送り込んでくるけど、俺もハッスル・キングとして謎の駒で勝負しようかな。まあガマの油を燃やし尽くしますよ。
(ここで記者の一人がガマガエルが書かれたパネルを橋本に手渡す)

橋本 こういうことを言うと愛護協会に怒られるけど、昔はよく爆発させていたな…マジックない?
(周りのスタッフからマジックを渡されると大きくバッテンを書く)

橋本 これで終わりです。(背中に丸印を書いて)危ないのはここだけなんで、(頭を黒く塗りつぶして)ここを狙って脳天唐竹割り。

――最後はどんな技で極めたいですか?

橋本 キングコブラツイストかな。俺の体がつっちゃうかもな(笑)。

――当日はどんなコスチュームで登場しますか?

橋本 まあ、俺も将軍とかハシフ・カーンとか色々やったけど、金がかかる衣装を着る。打倒・小林幸子だよ。プロレスは派手な仕事だからな。地味にやってもしょうがない。俺の好きなジュリーのTOKIOみたいに落下傘を背負わせろって言ったんだけど、そこまではいかなかった。猪木さんも昔、ヘリから飛び降りて入場してきたけど、俺はスカイダイビングで降りて来ようかな。ただそれだけの格好するんだったら、それなりの試合をしないとファンに納得してもらえないだろう。俺は、しっかりとしたプロレスを見せるよ。

――ハッスル軍VSモンスター軍の対抗戦ということですが…。

橋本 (遮るように)どこからがハッスル軍なのか分からん。モンスター軍が一つの目標に向かって一致団結しているのに、ハッスル軍に関しては見えない部分がある。この前の『ハッスル・ハウス』で川田と一緒にハッスルしたけど、果たして意思疎通が出来ているのか? 俺と小川に関しては問題ないが、皮一枚、川田一枚でつながっているだけだな。ハハハハ。

――高田総統は、対抗戦に勝てば然るべきものを要求すると言っていますが。

橋本 渡すか渡さないのか。精神的に動揺するようなものじゃないと、「然るべきもの」とは言わないだろう。それよりもモンスター軍から何を奪おうか? あいつらどこがモンスター軍なんだ。心が醜いモンスターじゃねえのか。あいつらがいると、うちの興行にも影響するし、若手を勧誘までしてくる。そうさせないように今度の対抗戦は勝つ。逆に、ハッスル軍がアメリカにまで力を伸ばすようにするよ。

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