ハッスル通信

『ハッスルオーディション2006』途中経過発表!
青木裕子・マイケル・某老舗団体を退団した長尾ら10名が通過

2006年2月5日

 2月5日(日)東京・竹芝のPRIDE道場で『ハッスルオーディション2006』途中合格者(途中経過)発表記者会見が行われた。会場には榊原信行DSE代表と、オーディション2次通過者10名のうち8名が出席した(2名は欠席)。通過者の中には“元ハッスルマドンナ”こと青木裕子、タレントのマイケル、某老舗団体を退団したばかりの長尾浩志という豪華な顔ぶれが揃った。

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 本日の会見は加藤(A)GM代行の仕切りからスタート。オーディションには420通の応募があり、書類審査の1次、2次を通過したのは10名。これから3次、4次と面接が続き、2・10『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.11』の大会中に最終オーディションが行われる。
「オーディション2次通過者を紹介したいと思います」という加藤(A)GM代行の案内で、通過者10名のうち2名欠席の8名がマスコミの前に姿を現した。
 榊原代表を中心にズラリと並んだ通過者達は、右から順に自己紹介を行った。
 まず一人目。「エアロビクスが得意なので新技を編み出して、パフォーマンスしていければと思います」と19歳の田中未宇(みう)さんは元気よくあいさつした。何でも“ハッスルI”石狩太一のファンで「石狩を支えてあげたい!」という思いでオーディションに応募したという。ヒョードルならぬ「60憶分の1」の女がここに存在した。
 次に「今までダンサーとしてたくさんのお芝居や舞台、ミュージカルに出演してきました。今回はハッスルに舞台を移して、みなさんに最高のエンターテインメントと真剣なファイトを楽しんでいただきたいために頑張っていきます!」と平川麻里子さん(26)が意気込みを語った。
 そして3人目。浩子GMによって解雇通告をうけた“元ハッスルマドンナ”こと青木裕子がマイクを握った。「ハッスルを愛していますので、1からオーディションを受けて、もう一度ハッスルの仲間になりたいな、と思いました」とオーディションに応募したきっかけを話し、「ゆくゆくはハッスルの舞台で歌うことを目標に頑張っていけたらいいなと思います。そのためには何でも挑戦していくつもりなのでよろしくお願いします」と青木は固い決意表明を語った。
 続いて、あの某老舗団体から退団したばかりの長尾浩志(196cm/113kg)があいさつ!「色々考えたんですけども、このオーディションがあるとある人から聞きまして、応募しました。自分には体のデカさと、プロレスをやる前にバレーをやっていたので、それを活かしリングの上で大暴れしたいと思います。ハッスルのリングで眠っている自分の潜在能力を出していきたい」と新しい戦場で頑張ることを力強く語った。
 長尾のあいさつが終わると、「待ってました!」とばかりに勢いよく前に出たのはタレントのマイケル。HGもビックリ!の真っ赤なエナメルのコスチュームで笑顔満開だ。「ハイ!や〜ほ、やほやほ、や〜ほ、やほやほ、マイケル! マイケルマイケルマイケル……(ここでマイケル21連呼!)マイケル!」と会場の窓ガラス全部が割れんばかりの大声を出したマイケルは“マイケルダンス”で通過者を圧倒し、「今日は場違いかも?……気にしない」とマイケルは開き直りあいさつ。「このハッスルはプロレスラーだけでなく、色んなタレントやお笑い芸人が出ています。このマイケルも身体能力があって、そして2月1日に“マイケルンバ2”というCDを出しました! ノリにノッテいる、このマイケルがハッスルを盛り上げていきたいと思い……マイケル」と毎度おなじみの持ちネタで締めくくった。
 次にパントマイム・プロレスラーの長井健太郎さん。「ハッスルのリングで1人プロレスの“パントマイム・プロレスリング”という新しいジャンルを確立していきたいと思います」と自己紹介した。
 続いて漫才コンビ「オール阪神・巨人」のオール巨人さんを父に持つ“漫才のサラブレッド”南出仁寛さん。「いつか親父と対戦出来るように、プロレスの知識に関してはわかりませんが、0から新しいことにチャレンジして頑張っていきたいと思っとります」と元気よく関西弁で意気込みを語る。
 8人目は櫛田雄一郎さん。「僕は中学生の頃から高田道場で総合格闘技の練習をしてきました。昨年メキシコに渡り、ルチャリブレを練習してきました。一日も早くリング上でハッスルを出来るように頑張ります」とあいさつし、将来的には中嶋勝彦(健介オフィス)と闘いたいことをアピールした。

 そして最後に榊原代表があいさつ。「それぞれの2次審査通過した方々のコメントを聞いてると、全くまとまりがないように思えるんですけども(笑)非常に将来を期待出来る。僕らは馬鹿げたことでも、一生懸命に真剣にやってきたことで、ここまでハッスルは成長してきました。通過者にはそれぞれ色んな思いがあると思う。ハッスルを思いっきり活用してもらって、ハッスルという場所とうまくみんなの思いが融合するときに、世間を“あっ”と驚かせるような大きな爆発力を持てるようになる」と通過者の熱い思いをバックアップしていくことを榊原代表は誓った。
 そして、「小学生、中学生、高校生に日本のプロレスやハッスルに夢を持って、『いつの日かハッスルに上がるんだ』という夢となって、ハッスルに対する思いを膨らめていく機会になれば」と語り、ハッスルで大志を抱いてもらえるよう、今後もオーディションを取り入れていくことを発表した。最後に「ハッスルは今年も明るく、前向きに飛躍の年にしたいと思います!」と力強く榊原代表は語った。
 また、榊原代表が期待を寄せるプロレスラー・長尾に関しては「見た目はノホホンとして、おっとりしてるように見えますが、決意してハッスルに来てくれたことを、良かったなと思います」と喜びながら、「たくさんの才能がこのままプロレス界に埋もれてしまうのかなと思うのでとにかく若い人たち、まだ契約更改してない人を含め、2月10日にまだラストチャンスがあるので、その日に足を運んでもらいたいと思います」とプロレスラーに対し広く呼びかけた。以下は記者と通過者との質疑応答。

――青木裕子さんに質問です。浩子GMに対してどういうアピールを考えてますか?

青木 あまりプロレスの知識がなかったので、「解説が中途半端だ」という浩子GMの言葉には納得しております。今後、ハッスルのオーディションに合格して、活躍していくことで浩子GMに認めていただけたらな、と思います。

――マイケルさんに質問です。プロレスの経験はありますか? 闘ってみたい選手はいますか?

マイケル お笑いは言葉の格闘技ですから。マイケルはダンスをやっていて、このダンスを使って「ハッスル」で新しいジャンルを作っていきたいと思います。そして、みなさんの期待するHGさんとぜひやってみたいと思います。

――長尾選手に質問です。ハッスルのリングを選んだ理由は何ですか?

長尾 今まで自分の能力の鍵が見つからなかったので、ハッスルにはそういう鍵が落ちてるかな、という気がしましてこのハッスルを選びました。