ハッスル通信

“ハッスル伝道師”TAJIRI、ECWから凱旋帰国
「ニューリン戦では小細工を用意している!」

2006年6月14日

 6月14日(水)都内某所にて、6月15日(木)東京・後楽園ホールで開催される『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.16』及び、6月17日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『KYORAKU presents ハッスル・エイド2006 〜ハッスルで地球を救え!〜』出場を目前に控えた、ハッスル軍・TAJIRIが囲み会見を行った。

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 ECW参戦で昨日帰国したばかりのTAJIRI。久々の渡米となったわけだが、WWEを懐かしむためやこれからECWを舞台にやっていきたい、という目的で行ったのではない。“ハッスル伝道師”として海外のマットに上がったのだ。時差ボケで眠そうなTAJIRIだが、収穫のあったことを嬉しそうに語ってくれた。
「試合ではスペル・クレイジーと組んで対戦しました。入場時に2人でハッスルポーズを決めて大盛り上がりしたんですよ。リング上ではウェルカムコールでファンの視線が集まった時にもポーズを決めました。さらに2人で対戦相手を逆さ吊りにして、(リング)中央で背中合わせになってハッスルポーズをしてからスライディングキックを決めましたね」とECWのマットをハッスル色に染めたTAJIRI。
 また、ハッスルポーズを舞台裏にまで浸透させてきたことも打ち明ける。
「テリー・ファンクやサブーなどのレジェンドクラスの選手に、ハッスルポーズをさせることにも成功しました!」
 そして、ハッスルに興味を持っている選手がたくさんいたことや、ハッスルの大会パンフレットをECWのトップであるポール・ヘイマンに見せたところ、HGに過敏に反応していたとか。

 3日後に迫った『ハッスル・エイド2006』。孵化する前から興味津々だったニューリン様との直接対決が迫っている。「とうとうあの子の肌に触れる日がきたんだな〜。僕はもう、緊張して眠れませんよ」とTAJIRIは興奮を抑えきれない様子だ。
 最終目標である高田総統を引っ張り出すためにも、ニューリン様&川田組には絶対に負けられない闘いとなる。
「そのために色んな小細工を考えている」とTAJIRIはニヤリ。
『ハッスル・エイド2006』のもう一つの注目を浴びているタマアゴは、今どうなっているのか? 順調に成長しているのだろうか?
「中に何が入っているのか、実は僕しか知らないですね。僕がペラペラしゃべらない限り、情報が洩れることはないですし。キャプテン(小川)もHGも副キャプテン(大谷)も知りません。えへへ。『エイド』では必ず孵化します」(TAJIRI)。
 最後に“ハッスル救世主”小島聡の参戦については、「プロレス界のいい流れになればと思います。団体間の小さいことにこだわらず、大変なご時世ですから業界のためにいい機会になれば……」と、TAJIRIは小島に感謝の言葉を述べた。