ハッスル通信

高田モンスター軍入りの天龍が野望を語る!
「総統の帽子をかぶって葉巻をくわえたい」

2006年8月10日

 8月9日(水)後楽園ホールで開催された『ハッスル・ハウスvol.19』にて急遽モンスター軍入りした天龍源一郎が東京・世田谷にある「鮨處しま田」で、これまで一緒にタッグを組んできた坂田亘のこと、モンスター軍の一員としてハッスル軍とどう闘うのか、そして高田総統を脅かす大いなる野望まで語った。はたしてその内容とは・・・。

再生する


「勝って嬉しい花いちもんめ! 負けて悔しい花いちもんめ! ニューリン様が欲しい、天龍が欲しい、相談しましょう、そうしましょう」
 童謡の「花いちもんめ」のように決まったわけではないが、ハッスルに大きな歴史が刻まれることになった。7月大会で高田モンスター軍の重鎮だったニューリン様が反旗を翻しハッスル軍に、昨日行われた『ハッスル・ハウスvol.19』では今まで坂田軍団のおじ貴だった天龍が、高田モンスター軍入りしたのだ。
「3・12『ハッスル15』のときに“坂田軍団に入って、俺のおじ貴になってくれ!”と言われて、その時からずっとサポートしていきたいという気持ちを持っていたのは確かです」と、天龍は坂田軍団入りしていた時のことを振り返る。
 しかし、昨日の後楽園大会でK'とシングルでぶつかった時に、一番最初に坂田亘と闘った時のようなインパクトがあったという天龍は、試合後にK'から「僕たちと一緒に闘いませんか」と聞き取りにくいながらもアプローチを受けて、モンスター軍入りを心に決めたという。
 それ以前にも、高田総統の友人の高田延彦PRIDE統括本部長やアン・ジョー司令長官と一緒に飲む機会があり、高田モンスター軍に心が揺れていったことも語った。

 日本プロレス界をこれまでも背負ってきたレジェンド・レスラーは、モンスター軍で今後どう力を発揮するのか?
「俺はもう我が道を行くだけ。川田のように逆立ちが出来るわけではない」とし、ハッスルでは“異質の闘い”ともいえる肉体と肉体が真正面からぶつかり合う、今までと同じファイトスタイルを貫いていくだけだと宣言した。
 当然、ニューリン様やHGにも容赦はしない。HGの結婚報道のニュースを報道陣から聞かされた天龍は、「オレと試合をすれば子どもを作れない体になる。早く子どもを作っておけ! 一生自分の分身を見られなくなるぞ」と警告ともいえるメッセージを送った。
 
 そして、川田についての話題へ。全日本プロレス時代には師弟コンビを組んできた天龍と川田であるが、確執ができ「今後交わることはない」と周りから見られていた。それが今では二人とも高田モンスター軍の一員である。
「“青天の霹靂”ですよ。川田とこうやって関われるのもプロレスの発想のおかげ。オレにとっては夢のような話。歴史を振り返ると凄いね」と本人も驚きを隠しきれない。
 最後に、高田モンスター軍での野望を聞かれた天龍は、「高田総統の帽子を被ってみたい。後は葉巻きをくわえたいね」と大胆な野望を語り、「俺の時代の人だと馬場さんが葉巻を吸ってたからね、あとは高田総統の友人の友人も葉巻が好きだしね」と、某格闘技団体スーパーバイザーの名前をにおわせた。
 川田総統代行以上のインパクトを持つであろう、天龍総統代行の誕生までカウントダウンはもうすでに始まった。“モンスター大将”天龍がリングに上がった時、それはハッスル軍の壊滅への大ピンチとなることは間違いない。