ハッスル通信

アブドーラ・ザ・ブッチャー初インタビュー(後編)
「親の面倒を見ろ、老人ホームには入れるな!」

2007年5月18日

 5月某日東京都内にて、5・9『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.24』でインリン様の魔法のランプから降臨し、RGとシングルマッチで対戦したアブドーラ・ザ・ブッチャーにオフィシャルサイト取材班がインタビューを行いました。後編では、質問攻めで“悪役レジェンド・レスラー”の素顔に迫る!


――好きな日本食は何ですか?

 寿司だ。

――好きな女性のタイプは?

 何でも大丈夫だ。アメリカ人でも、韓国人でも、メキシコ人でも、日本人でもみんな好きだ。電気消せばみんな一緒だろ?

――確かにそうですね(苦笑)。離れ島に何かを持っていくとしたら何を持っていきますか?

 もちろん女だ。男を連れて行けとでも言うのか? それじゃ逆に聞きたいが、お前は何を持っていくんだ? 猫でも連れて行くのか?

――ブッチャーさんと同じです(笑)。それでは、日本に来たら必ず行く場所はありますか?

 それはプライベートだから言えないな。オマエに後を付けられたくないしな。

――そんなストーカーみたいなことはやらないですよ(笑)。日本に来たら必ずやることはありますか?

 それも教えることは出来ないな。すべてのプライベートがばれてしまう。

――プロレスラーをやっていなかったら、今は何をやっていましたか?

 警察官を育成する学校や何らかのプログラムを実施していただろうな。もし警察官になっていたら、お前を真っ先に逮捕していた。

――そんな僕は悪そうな人間に見えますか(笑)。人を育成することが好きなんですね。

 育成するということは、人を痛めつけることだろ? そこで快感を味わうことが出来るんだ。

――普段お休みの時には何をしていますか?

 不動産の仕事をやったりと、忙しい毎日を送っている。

――アメリカでステーキハウスの事業もやっているんですよね?

 今ステーキショップは4店舗で、一店舗は韓国にある。お店は韓国料理と中華料理とバーベキューがメインだ。日本人もたくさん来るぜ。一人の予算は5,000円以上かな。

――あははは……。それでは最後に、ファンにメッセージをお願いします。

 父親と母親は一人しかいないので、必ず親の面倒を見てあげなさい。老人ホームに入れるようなことを絶対にしてはいけない。自分たちが赤ちゃんの時には、母親がおむつを変えてくれたりと、ずっと面倒をみてくれたんだ。今度は逆の立場になる。それを覚えておけ。お父さんとお母さんの面倒はしっかり見ろよ。今の子供たちには、そういうことをしないやつが多い。歳をとるにつれて、親を追い払う傾向がある。

――ヒールレスラーのブッチャーですが、まさかそういうことが聞けるとは思いませんでした。

 もちろんヒールレスラーに変わりはない。リングに上がれば、一つのビジネスだと捉えている。親の面倒を見ることに関しては別のことだ。リングから離れれば、一人の人間だ。

――また次の試合を期待しています。

 オレも楽しみだ。そしてお前を会場で探し出して叩きのめす(ニヤリ)。